moondanceさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.6

原作の個性的なキャラ、迫力の戦闘シーン、杉元とアシリパのコミカルなやり取り、そしてアイヌ文化の解説が、忠実に再現。
鶴見中尉は特に必見!面白かったです。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.6

ジョニ・ミッチェルのboth sides nowをルビーが手話で感情的に歌い上げるシーンに涙した。音楽は耳で聞くものではなく、心で感じるものでもあることを再認識した。手でのど元に触れて聞くシーンはまさ>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

天下布武という大義と目の前の愛する人を幸せにする半径5mの幸福。その狭間で葛藤する信長を木村拓哉が素晴らしい演技で魅せていました。さすが、木村拓哉という演技で新たな信長像を確立したと思います。綾瀬はる>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.3

ただただ、面白かった。1章と2章で早織と保利の印象がガラッと変わり、3章でその二人がわかり合い、さらに親と子、教師と生徒といった与える側と与えられる側の関係ではわかりあえない、対等の友愛に没頭していっ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.9

日本軍の狂気性を人格者であるセリアズやローレンスと対比する事により描いた作品。ローレンスとハラの会話に罪と恥の文化の違いを感じました。

それに加え、各人の善悪の曖昧さが物語に深みを与えます。
善人に
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

映画館で鑑賞。3本の映画を1本に圧縮したような濃い映画。スピーディーな物語展開、迫力のバトルシーン、躍動のダンスシーン、3時間が体感30分に感じました。
真実が明かされるたび揺れ動く、ラーマとビームの
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

メンズデーの月曜日の初回に鑑賞。封切りから4ヶ月ですが、まだまだ人気で三割ほどの席が埋まっていました。

宮城リョータの幼少の沖縄時代の回顧シーンから始まりました。展開は山王戦の現在とリョータの回顧シ
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.0

北斎の人生をダイジェストで堪能できます。

禅 ZEN(2008年製作の映画)

3.9

曹洞宗の開祖として教科書でも学ぶ道元。天才肌の僧であっという間に仏門の真理を体得し、日本で広めたと思っていたら、大違い。中国では正師を探し苦労し、日本に帰ってきたら異端の考えを良く思わない比叡山の門徒>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.7

自分史上、最高の邦画。

本当に他人を見たいなら、自分自身を深くまっすぐに見つめるしかない。

どんなに愛していて、心の奥深くで繋がっていて、大切な人でも、その人のすべてを覗き知ることはできない。覗き
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

3.8

グイドの自分の人生に対し、正直に、積極的に、全てを肯定し、明るく楽しく生きる姿にとても感動しました。

まさに、ライフイズビューティフル!!

ラストの銃を突きつけられながらも、息子を心配させないよう
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ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド(2020年製作の映画)

3.0

ビートルズの映画というよりは、内省中の青年の行き先にたまたまビートルズがいたというドキュメント。
ビートルズを期待していくと少し違うかも。特典のポストカードの写真は最高です!

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.4

小4の息子と映画館で鑑賞。

悪と正義ではなく、信じるもの、守るものをかけた戦いだった。お互い戦わないで!と、思わず言いたくなるような切ないすれ違い。
戦いの終わり方はあれでよかったとホッとしました。
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

ソーの最強で、どこか人間味の感じる愛嬌のある神っぷりが堪能できるあっという間の2時間!アイアンマンとキャプテン・アメリカ無き今、安定感のある存在だなと思いました。

迫力ある戦いシーンだけでなく、ソー
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.1

ノーラン監督の時間の描き方、いつも惚れ惚れします。
メインの時制を逆向きで描いたメメント。時間スケールの異なる4層構造の同時進行ストーリーを展開したインセプション。時間の順行と逆行を1つのスクリーンで
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ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

3.4

ザ・バンドのルーツ志向の土臭い音作り、メンバー間の調和のとれた演奏、素晴らしいヴォーカルハーモニーとメンバーのなんとも楽しく仲のよさそうな写真が楽しめる映画です。

ラストワルツのライブシーンも見られ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.4

2時間半がこんなにも短く感じる映画は初めてでした!4層構造の同時進行ストーリー展開で、深層階に行けば行くほど時間軸が長くなるノーラン監督の時間の描き方に惚れ惚れしました。

精緻な設定、個性豊かなキャ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.4

マーベルファンの小3の息子とステイホームで鑑賞しました。アベンジャーズ でも重要な役割を果たして来たナターシャがついに主役!その隠された過去やバラバラになった家族が一つになる様子が描かれています。>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

-

純愛vs大義のシーンに萌えました。

激しい戦闘シーンはもちもん、しっかりと伏線を使った脳刺激シーンや個性の強いキャラボケに対する冷静な笑えるツッコミシーンなど楽しみポイント満載でした。冗長なシーンは
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

-

因果応報、理不尽な暴力や略奪に対するカウンター。
ジョン・ウィックもそうですが、要因に対する結果やカウンターが、普通の感覚よりもかなりマシマシです。これを痛快!と見るのか、やり過ぎでしょ、と見るのかで
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.5

司馬史観をクオリティー高く再現した映画。予備知識は必要だと思うが、老獪な家康に対し、石田三成の子供心のような純粋さで義を信じ、貫きを通す姿、敗れるものの美学、が存分に楽しめる映画だと思います。

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

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 初めは映画の中身を観てました。
 しかし、エンドロールの声優紹介の最後に町人A カジサックと出た瞬間、感想が180°変わりました。そこには極めてプライベートを感じたからです。

 これは、(元)お笑
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.5

ニコラスケイジとジョントラボルタの顔入れ替わった後の善悪、天使と悪魔の雰囲気を180度入れ替える演技力に脱帽。

ラストの2人の戦いも時代を感じさせぬド派手な演出で、釘付けになりました。面白かったです
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

音楽も、出演者のコメントも、それらの構成も素晴らしく、非常に胸を打つ映画でした。以下3つが主に感じたことです。

1.映画全体→
人種差別や平和などの社会課題に対するPower of Musicの大き
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

誰にでも起きうる状況、ごく普通の家族の話。こんな状況で、自分ならどうするだろう、何ができるだろうと考えさせられました。

家族のために辛い配達も黙々とこなす父。自分達に時間を割かない父に昔が良かったと
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

賛否は分かれると思います。分かれるからこそのいい映画だと思いました。

時間の順行と逆行を同じ画面の中に収めるという前代未聞のチャレンジングな内容。普段何気なく生きている時間、感じている時間軸について
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

イギリスの社会的弱者に焦点を当てフィルムを回した時、こんなに素晴らしい映画を作れるケンローチ。さすが!

弱者に寄り添う視点を持ち、ただし過保護にならず、見る者に感情移入させつつ、余韻を残す。人はパン
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.4

小2の息子と映画館で鑑賞。
早い物語展開、ロバートダウニーjrのコミカルなシーン、動物達のリアリティのある表情や仕草など見応えたっぷりの100分!最初から最後まで飽きることが出来ました!個人的には鯨が
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.5

エルトンジョンの曲や経歴、キャラクターなど予備知識入れておけば良かったと少し後悔。

素晴らしいメロディーの曲が満載で、エルトンジョンを聴いてみようと思いました。紆余曲折からの最後のI'm still
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.7

重低音の響く電子音楽と独特な色彩感の映像美。ストーリーはそのまま受け取ってはいけない気がする。
リンチのインランドエンパイア的な捉え方をするべきな気がする。なんとも不可解な頭の根っこに引っかかる映画で
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

ラスト20分、結末に向け加速するストーリー、美しい映像、何より心揺さぶられる音楽。世界の終わりなんて気にせず、ありのままでいいんだよ、というメッセージが心に響きました。
雲の上に助けに行くシーンの音楽
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

音楽とカースタントと青春恋愛劇が一気に味わえる良作。運転シーンカッコイイ!
罪と報いのバランスも秀逸で、スカッと楽しめる映画でした!!

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

どんな違いがあっても人として、お互いに認め合い、尊敬し合う素晴らしさが描かれた作品でした。この手にありがちな感動シーンが無いところもとても良かった。

健常者と障害者、富裕層と貧困層、黒人と白人と言っ
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