ピンきりさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ピンきり

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V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

3.3

キタノブルーを継承する韓国ノワール。「新しき世界」の色を抜け出す色気はあったが、ジョンソクのヒール感が目に付いた。

初恋(2020年製作の映画)

3.7

三池監督原点回帰。エグい描写は抑えめだが、暗闇のような一夜を夜明け前までの活写が心地よい余韻を残してくる映画。染谷亮太の役は高橋和也を踏襲。それもまた良いんだなぁ、これが。ベッキーはもっとぶっ壊れた演>>続きを読む

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.9

5年前に舞台で観た時と今回映像化された作品で感じた事は舞台で表現出来ないシーンがふんだんに散りばめられていた。それにしてもキヌ子役の小池栄子さんはスクリーンでもある意味他を寄せつけない演技で安心しまし>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.1

ジェニファーロペスの漢ぶりがキョーレツ過ぎてストーリーはどーでもよくなった。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

去年の12月27日先行上映で鑑賞。
人間の業とは何たるや。圧倒的ポンジュノ映画の極北。貧乏人の高楊枝は権威への回答。素晴らしい!

コンプリシティ/優しい共犯(2018年製作の映画)

4.1

決断を見間違えると自分自身での決断は優柔不断になる。若い血潮が血気している時代。家族の残像を背負って生きている。国境を越えても8月15日の花火は幻にならない。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ジョーカーが煽るポピュリズム。これはヤバすぎ。アーサーの走るフォルムが秀逸。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

「ブラック・クランズマン」鑑賞。
70年代半ばのコロラド州。黒人警察官と白人警察官が身分を入れ替えてKKKに潜入捜査する実話。冒頭「風と共に去りぬ」の映像から後半「國民の創生」終盤にリアル映像に繋ぐ。
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月夜釜合戦(2018年製作の映画)

3.9

落語「釜泥」をモチーフにした釜ヶ崎が舞台の人情喜劇。16ミリで撮影した荒々しくも新鮮さが覆うスクリーン。「(秘)色情めす市場」のオマージュ感も納得の映像。臥煙ぽい2人のおっちゃんの息の合ってる演技も>>続きを読む

サッドヒルを掘り返せ(2017年製作の映画)

3.2

「続 夕陽のガンマン」のスペインのロケ地を当時のセットを復元していくファンの姿を描くドキュメンタリー。50年も草木に埋もれた石畳を掘り返す作業や石を積み上げるなど、ファンの心意気が嫌という程刺さる。映>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.0

「続 夕日のガンマン」鑑賞
善玉 悪玉 卑劣漢。三つ巴欲の活劇。
アップ、長回し、ロングショットの緊張感。
絶句間違いなしの名作。

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

家族を顧みない仕事一筋の男の物語。
家族にも邪険にされ大事にしていた農場もネットの隆盛で抵当にだされ、主人公は運び屋になるのだが…。金が入り家族に、友に、奉仕するが時間は金では買えないと認識する辺りが
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

アウシュビッツ収容所の特殊任務に就くサウル。
彼の視点で物語は終わりまで続く。
唯一、彼の視点から外れるラストシーンの希望と再生が心に刺さった。最近観た「暁に祈れ」も劣悪な地獄絵図の様相な刑務所を主人
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

差別色濃く残る1962年が舞台。
敢えて南部へ行く心意気の勇気。
自分が侮蔑される側から見たステレオタイプとは。見終わった後、無性にケンタッキーフライドチキンとピザとスパゲティを胃袋に押し込めたくなる
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麻薬王(2017年製作の映画)

3.7

金属ブローカーの主人公がヒロポンで一攫千金を現実にする物語。朴正煕大統領下の時代背景と日本との互恵関係が絡み合い、ひとりの男の大河ドラマになっていた。この感じはスコセッシが量産してた作品に相通じる。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.5

ユーロライブで「岬の兄妹」鑑賞。
障碍を持つ2人の兄妹。兄は造船所で働くが辞める事に。妹に売春をさせて貧困から脱出をはかるが
それもつかの間の夢。糞をウェポンにする所など喜劇要素もある。イチャンドン監
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.2

ハンスジマーの軋轢音と戦場の生死をわける緊張感。圧倒的。

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.0

偏屈、頑固、挙句には家系が野生。でも市井の声を聞き諦めない勇気。ゲイリーオールドマンに感服。

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

娯楽映画とはこうあるべきという見本みたいな映画。スリル、サスペンス、愛、憎しみ、笑い、 など全てが詰まっている名作。
鑑賞後、帰路につく道でイマジンが脳内再生されていた…。