映画泥棒V2さんの映画レビュー・感想・評価

映画泥棒V2

映画泥棒V2

映画(619)
ドラマ(4)
アニメ(0)

かくしごと(2024年製作の映画)

4.0

完成披露試写会鑑賞。

人には、悪魔も神様も住んでいる。
原作「噓」の映画化。タイトルが異なるのはラストも異なるから?

嘘が呼び起こす、歪な家族の行方は必見。
杏さんの娘や母親として苦悩する姿や母性
>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.3

台湾人ジミーと日本人アミの2人が出会った台湾パート、そして18年後に訪れる日本パート。

清原果耶の演技もさることながら、シュー・グァンハン演じる18歳と36歳の違いにもびっくり。

作中登場する、岩
>>続きを読む

わたくしどもは。(2023年製作の映画)

3.3

完成披露試写会鑑賞。
監督と主演キャスト2人が登壇。

小松菜奈と松田龍平のW主演。音楽は野田洋次郎が手掛けている。
佐渡島を舞台とした、現世と来世の狭間という変わったお話。

亡くなってから49日迄
>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

GODZILLA ANNIVERSARY NIGHに参加。
日本語吹替え版のキャスト登壇、日本版主題歌のLIVEと盛り沢山の内容。
まさか「ダダダン~」があんな風になるとは?

本編感想は、走るゴジ
>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

試写会鑑賞。

失踪した娘を探す母親。
被害者なのにバッシングするSNS。スクープに仕立てようとするメディア。もがき苦しみながら、心はズタズタに。
自身の心まで失われてしまうのか。
タイトルに2つの意
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーラン監督の最新作。

「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマーの原爆開発、そしてストローズとの対立(法廷での争い)を描く。

カラーやモノクロとの移り変わりや、体中に響く重低音(あえ
>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.8

オンライン試写会鑑賞。

敵か味方か?
笑顔を振りまく謎の男との追いかけっこ。
遺産相続争いに巻き込まれ、激しいバトルが繰り広げられる!

韓国発ノワールアクションに最後まで痺れっぱなし。
しかも予想
>>続きを読む

ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.3

ムンジョンは訪問介護士として働いている。
盲目の老人と認知症を患ったその妻を介護し、少年院にいる息子との生活を夢見て。

幸せとはいいがたい登場人物たち。

重大な選択ミスが負の連鎖を引き起こしていく
>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.4

春と弥生。かつての彼女と今の彼女。

手紙とフィルムカメラが繋ぐ、ほろ苦いラブストーリー。

ふと「ニュー・シネマ・パラダイス」の兵士と王女の話を思い出した。100日待てば王女への求愛が成就するはずが
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

原作漫画は未読。
幾田りら×あのちゃんの豪華タッグ。
W主演声優としてマッチしていた。

前半、不気味な浮遊物はあるが、ゆるっとした女子高生青春ものかと思いつつ、後半まさかの展開。

イソベやんがキー
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

『ソニーピクチャーズ様ご招待で試写会鑑賞。

未来予知の能力で3人の少女を救えるか。
本格ミステリー?ノンヒーロー?今までのマーベルとは一味違う。

お守りするダコタ・ジョンソンは必見。
3人の少女の
>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

オンライン試写会鑑賞。

リュック・ベッソン監督が回帰した?

女装姿に車椅子、多くの犬を引き連れた男の数奇な半生が語られる。
どこか悟った態度のダグラスの物語に聞きいってしまった。

アクション主体
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

鬼才アリ・アスター監督とホアキン・フェニックスのタッグ作。

ボーが突然亡くなった母の葬儀に向かう旅路を描く本作。
幻覚か現実か、何を見せられているのか、奇妙な3時間であった。

言葉で表現するのは難
>>続きを読む

劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血(2024年製作の映画)

2.8

キャラクター設定と行動指示のみ、後は即興劇という趣向のミステリー。

興味が湧いて鑑賞してみたが…。
意外と上手く出来てしまった弊害か、緊迫感とアドリブが中途半端で、しどろもどろ感が欲しかったかな。
>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.2

朝鮮王朝時代、盲目の天才鍼師ギョンスが宮廷の闇に巻き込まれていく。
彼の秘密によって、窮地に追い込まれていくのだが。

目撃者と真犯人、どちらの真実が勝利に導くのか、両者の駆け引きがスリル満点で見応え
>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.4

廃墟と化したレストランでマスコット達が暴れ出す!
ホラーヒット作品を次々と送り出す、ブラムハウスが製作。

残酷な事件が背景にあるのと対比して、80年代のレトロチックなカワイイオモチャ感がまた怖い雰囲
>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.3

オンライン試写会鑑賞。

絵を描くことが好きなミソとハウン。
絵のタッチも、性格も異なる2人が互いを思い、すれ違ったりの16年を描く。

ノスタルジーを感じる済州島の風景に癒される一方、人生って不幸の
>>続きを読む

ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.2

オンライン試写会鑑賞。

興信所の社長チ・ヒョンスが検事に成りすまして、失踪した依頼人を捜査していくのだが…。
激しいアクションはなく、ストーリー展開で見せていく。

「コンフィ●ンス●ンjp」のよう
>>続きを読む

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

4.0

元々3部作だったものを1つの作品に再構築。

阿羅々木暦とキスショットの出会いから、ああなった経緯が描かれる。
全員が幸せになる結末でなく、不幸になる結末へ。

最初から、1本でもいいのではという出来
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

ヴィム・ヴェンダース監督×役所広司が魅せる、最高の化学反応。

トイレ清掃員である平⼭の日々を描いた作品。

カセットテープを聞いたり、木を撮ったり、古本を読んだりする、彼のルーティンが静かに寄り添う
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

試写会鑑賞。

ヤクザの成田狂児と合唱部部長の岡聡実の交流を描いた、音楽エンターテイメント!

人気漫画の映画化で、期待が高まる。

「紅」を何度聞いただろうか?
2人の奇妙な友情が築かれるまでの過程
>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.9

TVアニメから映画へ、フォージャー家の家族旅行が描かれる。

劇中こんなに💩にフォーカスし、💩したくなってしまうとは…。

スパイ、アクション、コメディと盛り沢山で、さながらインド映画のような面白さが
>>続きを読む

BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)

4.1

試写会鑑賞。

改造人間キサラギは、吸血鬼集団「不滅騎士団」から逃れることは出来るのか?

クラスタと呼ばれる、壁で分断された東京が舞台。

逃亡劇×バトルアクションに、この混沌とした世界が見事にハマ
>>続きを読む

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

4.2

オンライン試写会鑑賞。

謎の犬、雇った記憶のない乳母、幸せな家庭に迷い込んだ悪夢のような映画。

境界線が曖昧で、現実なのか虚実なのか不安をかきむしり、おぞましい呪いを感じるようなホラーであった。
>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.1

ソニーピクチャーズ様ご招待で試写会鑑賞。

スラッシャー映画のお決まりのように、バカ騒ぎした若者たちを制裁していく。

殺し方がエグくグロテスク満載なシーンに、恐怖でアドレナリンMAXの世界に誘われた
>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.1

試写会鑑賞。

集団心理の怖さや人間の業の深さを感じた本作。

一棟のアパートだけが崩壊を免れた世界、まるで「蜘蛛の糸」のように人々が群がってくる。

住民たちが下した選択が正しいのか間違っているのか
>>続きを読む

怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.7

連続殺人鬼VSサイコパス。

何故、脳を奪うのか?
亀梨和也演じる、二宮は最後にどちらを選択するのか?

謎が謎を呼ぶ展開に、最後まで目が離せなかった。

サイコパスと人とを隔てる深淵を少し覗けた気が
>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

4.3

試写会鑑賞。

精神病棟に隔離されたモナ・リザ。
満月の晩、不思議な能力に目覚めるのだが…。

混沌としたニューオリンズを舞台に、ダークな寓話が加速する。

微笑まない彼女が、あの時微笑んだような?
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

数回映画化されているゴジラ、正直ネタ切れと思いつつも、また観てしまう。
ストーリーも王道、パターン通りなのだが…。

終戦後の後遺症を引きずりながら、復興していく日本。
死ぬことが当たり前のことから、
>>続きを読む

火の鳥 エデンの花(2023年製作の映画)

4.0

手塚治虫原作、火の鳥望郷編を映画化。

コールドスリープの故障で目が覚めたら、1,300年後の世界に…。

原作改変もあり、倫理観問われるシーンはなかったな?
手塚治虫のえぐい部分がやや少な目で、綺麗
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.9

東京国際映画祭で鑑賞。

パワハラ過ぎる織田信長は、まさに暴君。
家臣たちに、跡目相続をちらつかせ、戦場へとけしかけていく。
策を巡らしながら、本能寺の変と向かっていくのだが…。

バイオレンスと笑い
>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.2

東京国際映画祭で鑑賞。

殺人犯とその現場を目撃した子供たちとの心理的攻防を描くサスペンス。
悪者同士の駆け引き、畳みかけるラストは見応え充分、これ以上はネタバレ厳禁なので是非2024春に劇場で。
>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

4.3

試写会鑑賞。

公正より、正義を重んじる時代。
したたかな女性たちがピンチを乗り越えていく様は、痛快さを覚える。

女性軽視なジェンダー問題を抱えながら、重くならないブラックユーモアに、クスっと笑って
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.1

試写会鑑賞。

ソーシャル時代の憑依ホラー作品。

憑依体験ゲームで盛り上がるティーンエイジャー。
一種の中毒性のあるゲームで、どこか麻薬を想起させる。

人の弱さにつけこんだり、ラストのやるせない感
>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.9

共に名前を変えて再会した、キリエとイッコ。
出会いと別れを繰り返し、辿り着いた先には…。

キリエを演じたアイナの歌声が、優しく力強く心に響いていく。

汚さと美しさが交じり合う映像美に、リアルにもフ
>>続きを読む

次元大介(2023年製作の映画)

3.4

Amazon Original映画『次元大介』を試写会鑑賞。

飄々としていて、こだわりが強く、渋い男。
そんなキャラクターを玉山鉄二が味わい深く演じている。

帽子を押さえる仕草、相棒のコンバットマ
>>続きを読む

>|