モランさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

モラン

モラン

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ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

3.9

サビーナの歌声にロマの音楽に意味がわからない瞬間も震える
大好きなアコーディオンの音色
彼ら彼女らの悲哀を知らずに憧れを身勝手にかさねるのはステファンだけじゃない
踊れない踊りをおどりたいとおもってし
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.0

彼女たちのようにここまで闘えるか。。
法律も頼れないメディアも頼れない、無茶苦茶だ、、と滅入るけど、
こちらの口をとじたらどんどん口をふさいでくる声ばかりが大きくなるのはこの国も同じ
ひどい国だなーと
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キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク(2023年製作の映画)

4.2

キャロル・キングの歌を生で聴いた記憶はわたしにとっての宝物
彼女の歌声と打楽器みたいにひとつの身体みたいにしなやかで強く繊細なピアノ
そして歌詞がとても好きだ!

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

途中から旅映画として観ました
ティルダ・スウィントンと差し向かいのシーンいい〜

遠いところ(2022年製作の映画)

3.9

遠いところから遠いところを思う
私はアオイではないし、
彼女達がいる沖縄、コザで暮らしたことも、
そして知り合いに「アオイ」がいるわけでもない
だから
何がわかる?何ができる?

だけど
私があの街に
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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.8

歌いい〜
彼らのその後をほっこり終わりにしていないのがいい!

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

エリーズの体がバレエの時とコンテンポラリーの時でまるで違った体に見える
本物のプロに対する感動と畏敬の気持ち

オープニングの映像、ばっちばちの音楽と、
ロイックとサブリナの喧嘩とセックスばっかりして
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

モリーの「my color」言葉の強さ心の強さが美しい
二人で嵐を聞くシーンがとても好き
そして最後の音

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.8

ウソという鳥がいます
ウソではありません
ホントです
ホントという鳥はいませんが
悟が語るとき
この詩がぐるぐるうずまいた

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.1

エミの優しさアリの誠実さ
二人がとても好き
一枚一枚絵画でかざっておきたい

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

説明ゼリフの多さと男女の性愛に絡めすぎてるのがちょっときついけど、
善悪はくっきりと線引はできないし、
立場や状況で弱くも強くもなれるし、
私もきっと流される
あの場所であの時代で生きていたらどう動く
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.9

イラン国内では映画を撮ることが禁止されてるパナヒ監督のことを「イランは大変だなあ」とか言えなくなってるくらい日本もやばい

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.8

頭がくらくらする映像体験
すべてが流動的で何を信じていいかわからなくなる
でも間違った教育(洗脳)をされたら誤ったものを信じ依存し、抜け出せなくなるんだろうな
コロニア・ディグニダについて調べずに見て
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

哲学は高尚で、一定の人だけが触れているもの
ではない
子どもたちが体現してくれる
対話することの大切さ、その対話を生活に活かすことのむずかしさ

ほつれる(2023年製作の映画)

3.8

(不倫をしてるしてないではなく)あの不毛な言い合い、経験あるわ〜。。
田村健太郎の声の高さがこの役の気に触る感じにめちゃくちゃあっている・・!
ほつれる、タイトルすごく好き
ほつれて、からまって、こん
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.8

幼い次男がきっと救い
でも長男の代わりにはもちろんならない
父や母の哀しみと怒りと絶望をミュージカルみたいに次男にカメラ目線で語らせるのはすごい

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.9

ポスターで見て切ない淡い爽やかボーイミーツガールを予想してたら、はじまりの水辺の湿気とフィルムのざらつきと不穏な音楽にまみれた画面で、あ、これは、となり、あのエンディング
好き!そして原作もめちゃくち
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東から(1993年製作の映画)

3.6

ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080を見てからシャンタル・アケルマンの他の映画を見る機会を待っていたので、
また劇場で見れてうれしい

シャンタル・アケルマンの映画を見ていると、
普段の生活を
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.4

陽子の父はどういう人だったんだろう
SAで最初に置き去りにされた時、
東京に帰るのではなく、何とか自力で北へ向かおうと陽子を動かしたものはなんだったんだろう
菊地凛子の顔と佇まいと声
主演が彼女じゃな
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.0

母に捨てられた子供の頃に戻って言わば恋敵の菊仙に温め、抱かれる蝶衣の哀しさ
愛を信じていたのに「愛していない」と言われた菊仙の炎にゆらめく表情
衣装を着ず化粧も施さず舞う、蝶衣の麗しさ
大人になって、
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ドキュメント サニーデイ・サービス(2023年製作の映画)

3.8

映画としては、ん〜。。
だけど、ライブ映像、昔のPVも見れて大満足。。
こんなに全部一緒に歌えるかというぐらい知らない間に染み込んでいたサニーディの音楽
続けていくことの積み重ね、記録として素晴らしか
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8

目の演技がすごい
何にも言えない、何も言わないことの重み
鮮やかに背を伸ばす花たちの間を駆け抜けるふたり
収穫がおわってなぎたおされるように土に埋もれた花を機械的に始末していく冬
世界がぐるんとひっく
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

ドロステの時も思ったけど、2分ていう時間って絶妙
その気になれば、想いを伝えたり、こまやかなコミュニケーションもできる、ささやかな瞬間
の積み重ねを皆本当は生きているっていうこと。。
雑に生きてるわ〜
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

この時代に生きてこの時代の「宮崎駿」の新作を観るということ
蛙とか鳥の糞とか、触覚(気持ち悪い方)の描き方やっぱりすごい

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.3

まあそうかと思っちゃったけどエンディングの歌詞と曲!めちゃいい

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.9

予告で見て以来、これは絶対見ると決めてた映画
物語の帰結がどうというより、アンドレア・ライズボローの表現が素晴らしすぎて

お酒が唯一の国公認のドラッグである日本はアル中っていう言葉を軽々しくジョーク
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

そのままのパスタと調理(誰かが手を加えた)パスタで表されるマルチバース👏

自分のうまれたところから考えるけど、あんなふうにすべてが複雑にからみあってると思うと、そもそもの始まりって?ってなる

もう
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.1

グゥエンの世界の色
彼女の悲しみも優しさも怒りも刻一刻と変わってまじりあっている
感情を色で受け取るっていう体験は初めてで、目が離せずにいた

自分のバンドを組んだ彼女の立ち姿、美しい

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

クレジットではじまるオープニング👏👏

クラシックに明るくないので「リディア・ター」が果たしてどれぐらいの才能を持った人物なのか私には知り得ないけれど
おそらく彼女は、自分の能力、現在の地位、すべてを
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怪物(2023年製作の映画)

3.7

音楽室の校長先生と湊のシーン
言葉にできない想いをのせた音
その音は「怪物」の切ない咆哮に聞こえて
でも微笑む校長先生と湊を見て少しは楽になったのかなと

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

何がそんなに良かったかとうまく説明できる気がしない映画がいい映画なのだとしたらこの作品こそがそう

空にうかぶパラグライダーの予測できないのになめらかな動きとカラムの夜のダンス
夏の陽射しに眩しそうに
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.4

レア・セドゥの顔、魅力をただただ堪能しに
でもちょっと予告で期待が上がりすぎていたかも。
クレマンが(行っている行為と選択と道徳感とかは別にして)個人的には魅力的にうつらなくて。
サンドラが彼に惹かれ
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.7

シャルロットもタルラもパスカルオジェも声の可憐さからは想像が難しい力強い内側にとても惹かれる
「満月の夜」をスクリーンでまたみたいな

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

繊細でダイナミックで純粋
まばらな式典を人参のネックレスつけられて見てるEO
何とも平和でまぬけ(人が)
シーンごとに1枚絵みたいで素晴らしいので映画館で見てよかった