サトモリサトルさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

赤い殺意(1964年製作の映画)

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どこからどこまでが創作かわからなくなるシーンが多々あった。
物語終盤で駅前で春川ますみが腹痛で倒れる場面とか、カメラが遠くて高い位置にあってゲリラ撮影っぽさあるけどどうなんだろ。
周りの人の反応とかも
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

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公開時にテレビで取り上げられていて気になってたけど未見だったのやっと観られた。

ひかり役の子がめちゃくちゃハマってて大嫌いだった。
子どもの残忍さって多分大人より厄介で怖い。

土屋太鳳もこういう役
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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アニメ好きの奥さんに誘われて。

新年1発目に映画館で観るのがまさかこれになるとは思ってなかった。
原作未読、アニメを数話見ただけの状態で行ったけどとてつもなく良かった…割と序盤の方から何故か何度も泣
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ひばり捕物帖 かんざし小判(1958年製作の映画)

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数年ぶりに鑑賞。
ひばり×沢島忠の初タッグ作品。
相手役は東千代之介。

とにかく楽しい娯楽時代劇。
ひばりと千代之介が酒場で歌い踊るシーンは何度見ても良いなあ。
クライマックスの弁慶姿での舞いと大立
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八月十五日の動乱(1962年製作の映画)

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今日は終戦の日。
録画していた『八月十五日の動乱』を観る。
かの有名な『日本のいちばん長い日』の逆サイド的作品(製作はこちらの方が5年も前)

戦争もので鶴田浩二って軍人役のイメージが強いけど本作では
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キネマの神様(2021年製作の映画)

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御年89歳の山田洋次監督の89作目の映画。
原作は未読。

元々、志村けんさん主演で動いていた企画ですがジュリーこと沢田研二さんにしっかりその遺志がバトンタッチされていた。
なんというかすっかりダメ親
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ずっとお城で暮らしてる(2018年製作の映画)

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WOWOW放送を録画していたものを観賞。
終始不穏な雰囲気が漂っているけどスリラーというほど怖くはなかった。
絵画のような美しいショットが多い。
音楽の使い方も好きだった。
キッチンの壁紙とタイルが可
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

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このタイトルとビジュアル見た瞬間から絶対面白い!と思ってた。
アップリンク吉祥寺での上映が明日までだったので駆け込み観賞。

今週から始まった連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロイン清原果耶と、先週ま
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くれなずめ(2021年製作の映画)

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今日から都内のいくつかの映画館が営業再開。
公開が延期となっていた本作もめでたく今日から上映開始。
3年半ぶりのテアトル新宿にてくれなずんできました。

元となった舞台版は未見ですが傑作だった!
冒頭
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影裏(2020年製作の映画)

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陰鬱な劇伴が流れる不穏な冒頭からイヤミス系かと思っていたらそんな事はなく、ミステリーとも言い難い捉え所のない作品だった。
「知った気になるなよ」って日浅の台詞にもあるように、理解できない人っていうのは
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殿さま弥次喜多 怪談道中(1958年製作の映画)

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中村嘉葎雄さんの誕生日に。
とにかく楽しくて主演2人のキュートさを存分に楽しめる作品。
重厚な演技からコミカルまで達者にこなすお2人。

幽霊(実際は違う)に驚く悲鳴がいちいち甲高くて面白い。
「モー
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波影(1965年製作の映画)

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3年半ぶりのラピュタ阿佐ヶ谷で観賞。

水上勉原作×若尾文子主演で良くない訳が無い…。
とにかく雛千代が健気で本当に美しい。
だからこそ終盤はそんなに苦しめないでくれ…と観ていて本当に辛かった。
ロケ
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街の上で(2019年製作の映画)

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まだコロナがこの世に存在していなかった2019年の夏の下北沢が閉じ込められた愛おしい作品だった。
長回しで特に大きな起承転結がある作風ではないのに延々と観ていられるのは良い映画。
特に青とイハの恋バナ
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座頭市と用心棒(1970年製作の映画)

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「按摩ァ杖はありますが知恵はありません」

この作品、東宝名作セレクションとしてDVD発売されてるし監督が岡本喜八だからてっきり東宝だと思ってたらいきなり大映株式会社って出てきて面食らった。
三船敏郎
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五泊六日(1966年製作の映画)

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東映で東宝的なライトコメディをと東宝のスターだった池部良のプロダクションで製作された作品。
池部良本人もちょろっと出演している。
昨年、日本映画専門chの蔵出し名画座にて放送された。
2組の新婚カップ
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月は上りぬ(1955年製作の映画)

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今日は女優の田中絹代の命日。
出演作は沢山観ているけど監督作は初めて観た。
小津が脚本を担当(斎藤良輔との共作)しているし、音楽も斎藤高順だし笠智衆が父親役で出ているしでまるで小津作品のよう。
小津が
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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980年製作の映画)

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リリーには南の島がよく似合う。
そして案外寅さんも。

個人的に先日、実質的なシリーズ最終作「寅次郎紅の花」を観たばかりだったのでまだまだ若くて元気な寅さんとリリーの姿が嬉しかった。
水元公園ピクニッ
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

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10数年ぶりに観賞。
高校生の頃、深夜に地上波で放送されたのをビデオテープに撮って繰り返し観たなあ。
公開年の2005年にちょうど高校入学だったから映像から立ち登る当時の空気感みたいなもので胸がいっぱ
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

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シェイクスピアの「マクベス」を日本に舞台を置き換えた作品。

ジャケットにもなっている大量の弓矢に射抜かれるシーンは有名ですね。
あれは演技ではなく本当に恐怖を感じている表情。
エキストラの大学の弓道
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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冒頭のLとRの話やじゃんけんでなんでパーがグーに勝つのかとか、押井守神発言とか、麦と絹の若気の至り、サブカルクソオタク的な言動が最初は五月蝿いなあと思いながら観てた。

明大前に22:30過ぎに着いて
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あの頃。(2021年製作の映画)

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これでもハロヲタの端くれなのでずっと楽しみにしていた映画を観てきました。
今年初映画館!

想像していたよりハロプロが全面に出ているわけではないので知らなくても楽しめると思います。
それにしてもシング
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男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993年製作の映画)

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シリーズ第46作。
今回は泉ちゃんの出番は無し、というか回想でも出てこなくて48作で再登板するまで一旦あの恋は終わったことになってるんだなあ。

それでも満男は恋をする。
今回は就職が上手くいかなくて
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初恋(2020年製作の映画)

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WOWOW放送を録画していたのを朝っぱらから観てしまったけど、朝から観るもんではなかった笑

ヤクザの抗争劇だけど、何度か声出して笑ってしまった。
割とグロいシーンが多いけどこれは観れた。
噂に違わず
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吶喊(とっかん)(1975年製作の映画)

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タイトルは『吶喊(とっかん)』
意味は【鬨の声(士気を上げるために大勢が一緒に叫ぶ声)をあげること】

戊辰戦争の時代の物語。
人がバッタバッタ死ぬけど、お涙頂戴のカタルシスは無し。
絶妙なタイミング
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吸血蛾(1956年製作の映画)

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去年、AXNミステリーの金田一特集の折に録画していてまだ観ていなかったものを消化。
本日誕生日の池部良が金田一役。

池部金田一、顔はものすごく良い。
けど名探偵感ゼロだよ!
人バッタバッタ死んでるし
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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WOWOW放送で観賞。
もう2度と観たくない映画に追加されました。
それは完成度が低いとか、面白くないという意味ではなく単純に自分に合わないというだけ。

まず、例の崖のシーンが本当に無理でした。
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風船(1956年製作の映画)

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川島雄三監督の誕生日に観賞。
あの洲崎パラダイスと同年の昭和31年に発表された作品。
因みにこの年に川島は5本監督している。

一応の主人公は森雅之といったところか。
役名が村上春樹。
その息子がクズ
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はりきり社長(1956年製作の映画)

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お目にかかれないと思っていた社長シリーズ幻の第3作『へそくり社長』。
今月、来月とシリーズ全作品DVD化により観ることが出来た。

シリーズ唯一の一作完結もの。
社長夫人役の久慈あさみは本作から参加だ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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原作未読。
公開当時、映画館で観るべき映画って言われていたと思うけどたしかにそう感じた。
テレビで観ても特にピアノコンチェルトの時の音圧が凄いなって感じられたけど、きっと映画館で観たら別物なんだろうな
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続警察日記(1955年製作の映画)

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まさかこの作品がアマプラで観られるようになるとは…。
最近日活作品が大量投入されて旧作邦画ファンとしては嬉しい悲鳴です。

続とは付いてるけど、前作とは役柄や設定も変わっていて完全に別物として観た方が
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盗まれた恋(1951年製作の映画)

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市川崑初期の作品。
OPから洒落てる!
戦後間も無くで、失業し食うにも困り馴染みの客と結婚をして幸せになろうと企んだ踊り子がふとしたことから貧しい絵描きと出会い真実の愛を見つける…といったお話。

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影を斬る(1963年製作の映画)

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タイトルバックからシリアスな物語が始まるかと思いきや、当時のサラリーマン社会をそのまま江戸時代に移したような通勤(登城)風景から始まるコメディ作品。

雷蔵の女たらし役ってどうしてこんなに嫌味なくハマ
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

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あけましておめでとうございます。
新年の映画初めは録画して未消化だったものからこの作品をチョイス。

何度観ても火祭りのシーンが好き。
映画オリジナルだと思うけど、当時の日本の各地でこういう土俗的な祭
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

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今年の映画納めしてきました。
これを年内に観ることが密かな今年の目標の1だったので無事に観られて良かった!

これは本当に大林監督にしか作れない作品だなと思いました。
今までこんな映画観たことない!!
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

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有名すぎる主題歌だけ知っててちゃんと作品を観たこと今まで無かったんだけど改めて観たらめちゃくちゃ面白かった。
岩井監督の作品って基本2時間超えで見始める前は構えてしまうんだけど、いざ見始めるとグッとそ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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推し作家の山内マリコさん原作。
映画化されると知ってからずっと楽しみにしていました。
当たるとは全く思わず応募したオンライン試写会に当選したので観ました。
オンライン試写会って今の時代ならではだなあ…
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