グレハニスト森田さんの映画レビュー・感想・評価

グレハニスト森田

グレハニスト森田

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シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

3.5

ビットコインを一躍有名にした史実の映像化。

概要をウィキペディアに記載がある程度の情報しか知らないのでどの程度史実に基づいているのかはわからんが、想像よりも面白くできている。

あくまで”史実”なん
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

個人的にはシリーズ最高傑作。
他人の評価は知らん。笑

ハリウッドもやることがないのか実に20年近く経過した過去の産物を引っ張り出してきた。
一時は社会現象までなったが実のところ結構面白かったのは初代
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.2

マッドマックスくらいしか知らないオーストラリア映画。
界隈で話題らしいのでとりあえず。

今どきに珍しく?古典的な降霊系ホラー。
こっくりさんだのヴィジャ板の亜種だが、儀式のシチュエーション的には一定
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

2.5

できの悪いスターシップ・トゥルーパーズをみたようである。

機械軍団との本格的な戦争が始まるがなぜか形状が昆虫型のためこのような印象に。
ディジーもカルメンもいないスターシップ・トゥルーパーズなど面白
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.0

正直いらなかった続編。
今度は戦争だ、とでも言いたいのか。

初代で用語だけ出てきた”ザイオン”を舞台に現実世界の支配者たる機械軍団との闘争を描く。
”マトリックス”と言いながら現実世界のシークエンス
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.5

世紀末に突如現れた新時代映画。
映像表現を中心にかつてのマスコミが挙って宣伝した有名作品だが、同時に内容が難解と評されたものだが今観るとどうなんだ。

当時こそ斬新であったメタバース的な世界観が今とな
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

5.0

もはや語り尽くされたであろう伝説的企画を振り返るドキュメンタリ映画である。
40年近く経過した今でも語り草になるコンテンツだが、今更新たな発見はあるのだろうか。

さて、「We are the Wor
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

4.0

子供版「ロッキー」の決定版。
なんとジャッキー・チェンまで起用したおっさんホイホイの名配役だが、逆説的に爆死臭がプンプンしてしまう罠。
果たしてその出来や如何に。

オリジナル版はまさに「ロッキー」の
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.5

ありがちパンデミック映画を主演:ブラッド・ピットで装飾した意欲作。
当時はゾンビブームも終焉が近づきつつあったがその出来は。

まぁ結局よくある映画である。
感染源の特定のために全国津々浦々飛び回るの
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.0

前作よりもTooBAD。

前作のウリであった小学生でもついていけるわかり易さを捨てて、派手さに全フリした続編。
やりたいことを詰め込みすぎて2時間半の超大作並の長尺に対して内容が全くついてこない悲惨
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

3.8

今度はイギリスだ。
歴史的建造物破壊映画のイギリス版である。

内容的には前作よりよっぽど良かった。
テロリストの背景が前作より雑になったお陰で、アクション映画として個人的に好みの範疇に収まった感じ。
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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.6

80年代から続く単独系アクション映画の成れの果て。
実在国家を仮想敵にした心配になる設定だがその内容は。

さて内容といえば「ダイ・ハード」や「沈黙の戦艦」とやっていることは変わらない。
テロリストに
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(2023年製作の映画)

3.9

「龍三と七人の子分たち」から事務所騒動やら何やらで随分待った北野映画最新作。
「構想30年」とのことだがその出来や如何に。

まず例の事務所騒動でたけしの事務所がオフィス北野からTNゴンに変わったせい
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

今ホラー映画界で最も勢いのある(?)韓国映画に、我らが國村隼を迎えての超大作。

昨今のホラー映画において、当然ながら邦画とは比べ物にならないほど雰囲気も演出もよろしい。
ホラー演出がどうこうというよ
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ポセイドン(2006年製作の映画)

3.5

当時、某レンタルビデオ店においてスマッシュヒットしていた作品である。
名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクであるのに加えて、題材的に「タイタニック」も連想されてしまう妙なハードルの高さを感じる
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コンティニュー(2021年製作の映画)

3.5

”ループモノ”乱発しすぎ問題。
もはや目新しさのないこの題材だが、その出来や如何に。

コンティニュー(原題:BossLevel)と名乗っているとおり、ビデオゲーム文化に乗っかている作品である。
冒頭
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

ライトなラブコメループ系。
第二の「恋はデジャヴュ」となり得るか。

無難な出来ではあるが、この手のループものでやり尽くされたプロットでしかないのでループ作品を数多く観ている人間にとってはありきたりな
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.0

悪名高い陰鬱映画。

あまりに陰鬱な内容が先行して語られがちだが、後半に映画の構造自体に仕掛けがあることが判明するメタ演出により、あくまでフィクションの範囲であることを強調しているように思えるんで救い
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TAR/ター(2022年製作の映画)

2.4

U-NEXTのジャンル記載のせいでとんだ食わせものを見せつけられた気分。
この内容を『サイコサスペンス』で紹介するのは酷すぎる。笑
しかも長い。

内容以前に冒頭からレズだの全性愛者だの欲張りセットの
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劇場版 CLANNAD -クラナド-(2007年製作の映画)

3.0

出崎統としては「AIR」のリベンジ的作品。
当時のオタクをもってして”人生”とまで言わしめた作品をどのように仕上げたのだろうか。

前作とは対照的に入射光やハーモニーといった出崎演出はかなりバランスが
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劇場版AIR(2004年製作の映画)

3.5

混ぜるな危険。
2000年代を代表するPC恋愛ゲームを巨匠にアニメ化させたらどうなる的な怪作。

ヤケクソの如く出崎ワールド全開。
冒頭から入射光の嵐で笑いが止まらない。
落ち着いたと思えば、三連パン
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ネクロマンティック1[完全版](1987年製作の映画)

3.3

ホラー全盛期に行くところまで行ってしまった問題作。
性と死という犯罪史・ホラー史を考える上でおそらく避けては通れない作品であろう。

内容的にVODで配信される可能性が著しく低そうなのでBlu-ray
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

なぜかみんな大好きサメ映画。
最近人気のアクション俳優を添えて第二の「ディープブルー」となり得るのか。

とにかくメガロドンが姿を表すまでが無駄に冗長。
もったいぶっているが予告でとっくに姿を見せてい
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

四の五の言ってないで、内容に関する情報が大々的に公になっていなうちにとりあえず劇場に観に行くのが良い。
監督以外の作品情報を一切遮断して作品に向き合うという経験は大変貴重で、中盤までジャンル絞りまであ
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.2

NHKで放送された宮崎親子のドキュメンタリーを事前に観ておいたほうが存分に楽しめる。
オープンニングのなんてことはない布団をたたむシーンで既に揉めていることを考えると実に愉快な作品である。

素人目線
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.5

ポニョ~風立ちぬの合間に制作された宮崎・高畑でないジブリというところでなんとも地味なイメージが付きまとう作品であるが...

小人たちの生活を描く前半部の緊張感は中々のものでスリラーとしてかなり楽しめ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

半年前から話題のドールホラー。
「ドールズ」「パペットマスター」「チャイルドプレイ」「ザ・ボーイ」と名作の多い同系列の新しい風となるか?

実のところドールホラーでなくAIスリラー。
リメイク版のチャ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.5

伝説的洒落怖「きさらぎ駅」の忠実な?実写作品。
作品化するのが20年遅い気がするという意味でも爆死臭が漂うが果たして。

やはり、というか当然オリジナルが映画尺に耐えうるボリュームでないため、謎に脚色
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トリプルX(2002年製作の映画)

3.5

当時で言うところの新世代スパイ映画。
いま大人気の車のやつに出てるハゲの出世作?である。

同期のアクションといえばボーンシリーズあたりだったと記憶しているが比較すると内容はかなり軽め、そんなわけある
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御法度(1999年製作の映画)

3.3

みんな大好き801新選組。
先日カンヌで封切りされた「首」とジャンル・キャスティングがかぶっているところから話題にあがっている映画である。

さて強烈な題材からちょっと拍子抜けするくらいに演出がライト
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.2

チャイルドホラーに新しい風を吹かせた佳作の続編。
後付の前日譚は爆死することが多い中、果たして。

前作で少し語られたエスターのオリジンを深掘りする物語である。
良くも悪くも想像の斜め上のストーリィ展
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.0

なんかこれ観たことある映画定期。
あまりにもよくあるSF映画である。

地球文明が高度に発達した結果、資源が枯渇・格差が激化、この手の導入の映画一体いくつ観てきたんだろうか。
あまりのひねりのなさに笑
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レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙/刑事グラハム 凍りついた欲望(1986年製作の映画)

3.5

実は「羊~」以前に制作されていた「レッド・ドラゴン」。
ドラマ版「リング」的なアレ。

原作ありきの作品ということで、後年の「レッド・ドラゴン」と大筋に違いはないと言ってよい。
当然ながらアカデミーま
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

-

流行り?のオンライン系ホラー。
昨今の「デッド・フレンド・リクエスト」等SNS系ホラーの台頭と同時に界隈で話題になった作品である。

わずか60分という尺の短さから映画というよりドラマくらいの感覚であ
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.2

古き良き、空手ならぬ”カラテ”映画。
格闘技を題材にした青春モノである。

主人公が引っ越してきてからミヤギとの交流をかなり丁寧に撮っている反面、肝心のカラテが始まるまで相当に長い。
そもそも内面修行
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グランドピアノ 狙われた黒鍵(2013年製作の映画)

2.8

かつての天才子役枠であるイライジャ主演による怪作。
あらすじから珍妙で不安しかないが、どんな出来なのか。

ハプニングがあったにせよ伴奏者が演奏中に席を立ったり戻ったりするトンデモ展開もさながら、ピア
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