あさのひかりさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.1

BSで放送されてたので観賞。平凡な農家のお父さんとその家族が、ある声を聞いてからトウモロコシ畑に野球場を作ってしまうことから始まる話。

もちろん、球場作るってとても大変だから、その深い困難さは感じさ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

「これ韓国映画だけど、なんかさあ、日本の短編小説っぽい映画だな」「いやだから、村上春樹の小説が原作じゃん」「あ、そうだった」みたいな脳内会話的な思考が複数回自分の中で繰り返されるくらいには独自の雰囲気>>続きを読む

ジューン&コピ(2021年製作の映画)

3.7

野良犬ジューンが、ふとしたことから、漫画家の女性の家族になることから始まるお話。っていうか、ジューンは自分を大切にしてくれそうな彼女を自分から選んだ、って感じだったけど。ジューンの存在感じさせつつも、>>続きを読む

メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.7

「フランケンシュタイン」を書いた女性作家のお話。予告面白そうだったけど、映画館で観れなくて配信になった。

予備知識無しでこの映画観た段階では、弱者の痛みとか怒りみたいなのがうまく表現されてて、「いい
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ジャージの二人(2008年製作の映画)

3.8

昔観た好きな映画の再観賞。夏休みが舞台の作品なので、ずっと夏休みに再観賞したいと思ってたけど今年久しぶりに。

避暑のため嬬恋の古びた別荘で過ごすそれぞれ訳ありな親子の物語。この鮎川さんと堺さんのゆる
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カフェ・ソスペーゾ ~優しさがつなぐ一杯~(2017年製作の映画)

3.3

保留コーヒーという、コーヒー飲む人が2杯分最初払って、もう1杯は後で誰かに無償で飲んでもらうシステムの紹介と、コーヒーやコーヒー店を介した人と人とのつながりや助け合いのドキュメンタリー。

保留コーヒ
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

何年も前に観た好きな映画の再観賞。ブルーベリーパイ食べながら観たかったけどないのでブルーベリーヨーグルト飲みながら。

話自体はさらっとしてるけど、ふと深いところついてて、そういうのある、とか思いなが
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ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.5

いつもの配信終了前の駆け込み観賞。前半は笑えるけどちょっとストーリー的にかったるかったんだけど、後半は逆にストーリー的にこのシリーズじゃいちばん面白いツボをつかれた感じ。楽しかったけど、これ以上点数付>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.9

テレビでやってたので観ました、予想してたよりずっと楽しかった。

アクション映画のはず、バディもの、ってくくりになるのかな、と思う。けど、私はそれより何よりヴェノムちゃん(ってちゃん付けで呼びたくなる
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アグネスと幸せのパズル(2018年製作の映画)

4.0

イルファン・カーンが出てるなー、とずっと気になってた作品。いやー、イルファン・カーンはとても素敵でした、後で思えば一歩間違うと胡散臭い人になりそうな役なのに、映画観てるときは「私も一緒にパズルしたい!>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

ミュージカル映画好きな上に、今ラテン音楽がマイブームで、車でずっと聴いてたりもするから、せっかくなのでと、久しぶりのIMAXで。やっぱり体動かしたくなってウズウズしながら観た、別にちゃんと踊れないけど>>続きを読む

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.8

純粋に面白かった。ちょっとだけ腑に落ちないところもあるけど、かなり因果応報な感じいいな。好きかって言ったら違うし、ミュージカル仕立てだから観れたかな、ってところあるけど嫌いじゃない。

大事な小道具で
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

3.8

テレビでタイミング良くやってたので観賞。BSテレ東はスナイパーものを推したいらしい、ということでスナイパーもの。訳あって退役した凄腕スナイパーが、大統領暗殺計画の陰謀に巻き込まれることから始まるお話。>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.2

予告からは、ありがちな「OLが幸せを見つける」みたいなのかな、と思いつつ、面白そうな予感あったから観賞。いい意味で予告の印象裏切ってきた、楽しかった!

映画って、大掛かりなウソをでっち上げるって側面
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若草物語(1994年製作の映画)

4.1

「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」が好きだから、これも関連としていつか観なきゃ・・とか思ってたけど一年以上経っちゃってるよ・・でも、比較で感想書く。

どちらも主役はジョーなんだとしても、「ストーリー
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シターラ: 夢を抱け、少女たち(2019年製作の映画)

3.7

ディズニーアニメみたいなワクワクする楽しい導入からのこの結末・・・でも、めちゃくちゃ事実なのよね、エンディングで希望を描いてるけど、あくまで希望かな、ってまた打ちのめしされてみたり。

関連ドキュメン
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.3

なかなか映画館に行けない日々になりつつあるんだけど、これは映画館で観ることできて良かった。拍手も手拍子もしたい衝動にかられて、なんとか無音拍手、無音手拍子でこらえた。でも、許される場所なら私も立って踊>>続きを読む

狩りの季節(2017年製作の映画)

3.7

序盤は説明足りない!と思って入りづらい感じもあったけど、最後までみたらなかなかいい映画。

主人公の男の子(大人っぽいから男の子呼び違和感あるけど高校生だし、言動子どもだし)の、ザ・反抗期な周りからの
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

4.0

いい作品だなあ。作品が古い分、女性の役割に違和感とかはあるんだけど、それは押し付けられたものじゃなくて、ちゃんと悩んで、リスクも承知で自分自身で選んだ上でのことだからとても共感できる。あんな風に泣いて>>続きを読む

黒い雪(2017年製作の映画)

3.7

これを観て「しあわせな人生の選択」を観て、ネトフリ配信終了前のリカルドダリン祭り(ご本人は全くしらなかったけど、チノダリンパパだから気になってた、どことなく似てるけど目の色違うかな)するつもりだったん>>続きを読む

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.7

出だしのアニメーションはかなり好きな導入!気軽に笑いながら観れたし、下らないかもなだけど意外な展開もあったし楽しかった!コリン・ファース目当てで観たのだけど、結局西洋絵画好きとして気になる映画でした。>>続きを読む

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.8

青年時代を演じた柳楽優弥のあのシーンは、あの有名な絵につながっていくんだと思ってたけど、そうかそういうことか、って最後でなった!


才能はあっても絵師としてのスタイルがまだ確立されてない北斎の青年時
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シネマ歌舞伎 鰯賣戀曳網(2021年製作の映画)

4.4

シネマ歌舞伎に今回は縁があった!観たいと思っても行けなかったりいつの間にか終わったりしてること多くてめったに行けないからうれしい!あと、コロナのせいで非日常感に飢えてるから、非日常感たっぷりの華やかな>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

4.6

今年、雪舟の国宝「山水長巻」っていう巻物を美術館で観る機会がありまして。途切れず連続していく山水画が完璧かつ軽妙な筆捌きで描かれている山水画の中に、旅人や絵の中の住民達の生活もわずかながら生き生きと描>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターだけ見て「なんかこれは観なきゃ」と思い観賞。凄い作品であることに違いないし、これは好きな人は絶対好きだ、と思いながら観たんだけど、話自体には嫌になるくらい乗れなくて、とにかく私には合わなかった>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.4

「12歳のあの頃のような友達はもうできないだろう」ってセリフが、今さらながら刺さってきた。大人になって思えば、他愛もない会話がとっても重要だったのもあの頃あるある。

「トム・ソーヤーの冒険」や「ハ
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老人と海(1958年製作の映画)

3.7

眠れなくてテレビつけたら、ちょうど始まるところだったのでそのまま観賞。原作は学生の頃読もうとして挫折したことあるからちょっとどんな気になってたし。

貧しくも誇り高い漁師の老人の話。今ではあんまりあり
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熱力学の法則(2018年製作の映画)

3.8

恋愛のいろんな側面を熱力学の法則に当てはめて説明する科学者の恋の話。

確かにそういう部分あるかも!って思える説明もある(一般相対性理論を恋に当てはめたのはなんか目から鱗だった!)けれど、果たして本当
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ぼくたちの奉仕活動(2008年製作の映画)

3.7

癖のあるダメ男ふたりが、これまた癖のある少年達の面倒をボランティアでみる羽目になることから始まるお話。

ジャンクなテイストのドタバタコメディで、気軽に観れる分、登場人物やその心情の描写も雑な部分もあ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

映画館ででっかい広告観たときには、自分はまあ、観なくてもいいか、と思ったりしたのだけど、フィルマーさん達の賛も否も激しいので、「これは一体どういうこと!?」とだんだんと気になるようになった作品。滑り込>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.1

これのために「市民ケーン」を観る余裕はなかったから、正直「分かるかなー」と少し不安になりながら観たけど良かった。久しぶりに予告でワクワクしたから映画館で観たけど、期待は裏切られなかったし、むしろ、この>>続きを読む

羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.9

一人っ子政策時代の中国・チベット自治区で暮らす羊飼いの家族の日々を描いた話。チベットの自然を背景にした画面も音楽も美しくも少し幻想的な雰囲気もあって良かった。

伝統的な考え方の中で素朴に生きる家族で
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サミーとシェリー2 僕らの脱出大作戦(2012年製作の映画)

3.5

引き続き続編観賞。すっかりおじいちゃんになり孫世代の成長を気にするウミガメのサミー達の再びの冒険のお話。

今回の話は自然の生き物の話というより、あくまでサミー達のキャラクターを知った上での続編として
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サミーとシェリー 七つの海の大冒険(2010年製作の映画)

3.5

生まれたときから危険にさらされているウミガメのサミーとその仲間たちの冒険と成長のお話。こういう子ども向けの動物冒険ものって映画に限らず基本的に好きで、絵本とかでも未だに読んだりしてるので観賞。

色彩
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点対点(2014年製作の映画)

3.8

これも有名になるような映画じゃないのかもだけど、掘り出し物的に大好きなのだ、観て良かった。香港に働きに来た若い女性が、香港の街に残された点に惹かれるところから始まるお話。

さらっとしてて、少し風変わ
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.7

あんまり予習のつもりなくて、前から地味に気になってただけだけど、結局予習になったかも。この役をティモシー・シャラメがやるのね(全然別物として気になってた)、ぴったりじゃない!SFって感じじゃなくて、コ>>続きを読む