◯リビーの生き方
リビーはおそらく専業主婦のような人物だったのではないかと思う。外で賢明に働く夫を陰ながら家で支えてきた、縁の下の力持ちと呼ばれるような存在だったのだと思う。
それが突然、夫殺しの容疑>>続きを読む
◯神風特別攻撃隊
まず感じるのは、神風特別攻撃隊(通称:特攻隊)がいかに不条理なものだったかということ。
まともな感覚であれば「はい、あなた爆弾を積んで戦艦のところに飛んでいってね」まではわかるとして>>続きを読む
◯メッセージ
この映画のメッセージは「いいから行動を起こせ」だと感じた。
言葉で説明してもどうにもならず、行動で示していくしかないことってたくさんあるよな、と感じた。
映画ではジャッキー・チェンが濡>>続きを読む
◯何がフェイク?
この映画の原題はDonnie Brascoという、登場人物の名前になっているが、邦題は「フェイク」(偽物)となっている。
では、この映画の中では何が偽物なのか?
結論として、何もかも>>続きを読む
◯007
「007」がそれぞれのスパイを呼称するコードネームである以上、006も008もいるだろうし、ボンドが引退すれば新たな007も生まれるだろうけれど、観客はそこに無意識に特別な意味を持っていたの>>続きを読む
◯パーティー
「誰にでも親切にせよ」。これが映画全体のメッセージだと思った。
というのも、映画の中では明らかに誰とでも仲良くするディアナ(メリッサ・マッカーシー)と対立的に描かれているのが、いじめっ子>>続きを読む
◯師弟愛、友情
言わずと知れたビートたけしの自伝小説「浅草キッド」の映画化。
もともとフランス座というストリップ劇場のつなぎでコントをしていた深見に惚れ込んだ北野たけしは、その深見に弟子入りする。
多>>続きを読む
正直言って、評価がとても難しい。
ただ、そんなに面白い部類ではなかったとは思う。
率直な感想として、とりあえず「モンタナの目撃者」というタイトルはダサい。かといって何のタイトルがいいのかはよくわから>>続きを読む
◯主人公
主人公(ニコラス・オートン)は投資銀行の重役。
大金持ちだけれど、主に父から受け継いだ財産ゆえなところもある。
そんな父は48歳で失敗し、自殺の道を選び、ニコラスはその現場を目撃してしまう。>>続きを読む
ただただくだらないギャグ漫画ではあるが、一応ストーリーはある。
飛行機の中で突然食中毒が発生し、パニックに陥る乗客乗員。そんな中、突如操縦を任された元パイロット。彼はトラウマを克服し、無事に飛行機を着>>続きを読む
◯茶道
この話の中における茶道は、変わらないものであると思った。つまり、この移ろいゆく世の中だけれど、変わらないものもあるし、むしろそれを大切にしようという話だと思った。
けれど、やっぱり気になったの>>続きを読む
結論から言って「一体自分は何を見せられているんだ?」と、頭の中に疑問符を浮かべながら鑑賞した。
映画として何を結論づけたかったのか?
何を訴えかけたかったのか?
メッセージはなんだったのか?
よくわ>>続きを読む
◯防衛
まず思ったのは「あれ?これってロシア-ウクライナの構図じゃね?」っていうこと。
この問題は、明らかに日本の中にある自衛隊の認識や防衛の意識を多少なりとも変えた。
この映画の中で起こることは、し>>続きを読む
原題はCowspiracy。Conspiracy(陰謀)とCow(牛)を絡めた造語で、よくできたタイトル。
◯人間と家畜
この映画の主要な主張は「私たちは肉や魚など、動物由来の食品を食べすぎている」>>続きを読む
◯父と娘
おそらくこの映画を見た人の最大の疑問は「で、あの少女は何者なの? あれは実在するの? 妄想なの?」というものだろう。
あれに対する明確な答えはないものの、おそらくは妄想と考えたほうが辻褄が合>>続きを読む
◯主人公(会計士)
原題はThe Accontant(会計士)。それを邦題では「コンサルタント」としているのは、おそらく「アカウンタント」ではわからないし、かといって「会計士」ではダサいからかなと想像>>続きを読む
◯チームスポーツ
しばしば日本の部活動でも言われるのが「勝利至上主義」。プロの世界ではその側面もあるだろうが、これを部活動に持ち込むのはちょっと危険かもしれない。
というのも、この考え方が問題なのは、>>続きを読む
◯追い詰められる主人公
主人公の名前はセシリア。彼女は天才科学者のエイドリアンの元妻であり、エイドリアンは強烈な束縛野郎だったということがのちのちわかってくる。
この映画を見ていて思うのは「あれ?透明>>続きを読む
◯ユダ(裏切り者)とメシア(救世主)
この映画を見始めて比較的早い段階で、だれがユダで、誰がメシアなのかはわかる構造になっている。でも、かなり後半に行くまでは、まさかあんな裏切りをするとは思えない。そ>>続きを読む
◯映画そのものの感想
実はこの映画、「映画が好きです」という人からかなり高い確率で勧められてきた映画だった。
そしてほぼ全員が口を揃えて言うのは「エンドゲームの感動はヤバい」。それ以上のことを聞いても>>続きを読む
◯ネイディーン
主人公のネイディーンは、よくも悪くも真面目。冗談が通じない。そのくせたまにハメを外そうとするととんでもなく外れてしまい、周囲が引いてしまう。
そもそもはお父さんが亡くなってしまい、母親>>続きを読む
◯体制に挑む
この映画、超面白い!
ペーパー・ハウスみたいな、面白い話。というのも、当初私たちは密輸業者こそが悪いと思い込んだまま、映画を見始めた。
ところが映画を見ているうちに「あれ? こいつら本当>>続きを読む
前作「孤狼の血」の3年後を描いた、ガチガチのヤクザ映画。
◯日岡と上林
日岡は大上と同じく、ヤクザのことをコマとしか思っていなかった。けれど、大上と違って日岡は頭が切れた。だから、ヤクザを大上以上に>>続きを読む
◯ルビー・ロッシ
この映画のタイトルであるCODAは、Children Of Deaf Adultsの頭文字を取ったもので、耳の聞こえづらい親を持つ子どもの総称である。
これは、それまで家族を優先して>>続きを読む
◯キャンプについて
この映画の起点となっている障がい者向けのキャンプは、私のような健常者の想像を超えるような場所であった。
どこかで私たちは、障がい者たちはみんな純粋無垢な心を持っていると思っているし>>続きを読む
◯主人公たち
この映画、始まりと終わりの印象が全然違う。
最初は男子高校生がそのまま大人になったような、暑苦しくめんどくさいノリで始まる。
悪ぶっているんだけど、悪ぶりきれない。中途半端なのがまたい>>続きを読む
◯主人公(ファーン)について
ファーン(フランシス・マクドーマンド)は、定住する住宅を持たず、ワゴン車でアメリカ中を転々としながら仕事を探して生活している。こういう生き方はノマド(放牧民)と言うらしい>>続きを読む
〇テレビ局
この話は、テレビ局が覇権を握っていた時代の話であるため、やや時代が古い感が否めない。
つまり、あらゆる人がテレビの情報を信じていた時代の話。
現代ではその役割はインターネットに置き換わった>>続きを読む
◯良いところ・気づき
まず、数学で戦争を止めようっていう設定は面白い。結局、相手に何かをわからせるには、自分から歩み寄って相手の土俵に立って勝負することが一番の近道なんだろう。
櫂(菅田将暉)が非論理>>続きを読む
◯建物
「え? これが図書館?」と思うほど、歴史の重厚感がハンパじゃない。
そして、蔵書の量も質もすごい。およそ日本の図書館のレベルを超えている。
さらに分館の数がすごい。90近い分館があり、最も古い>>続きを読む
◯作品のテーマ
設定はとても現代的で、YouTuber(?)が再生数で金を稼ぐために、心霊スポットから生中継するというもの。
過激なことに走りやすい構図は、どの国でも共通。
そして金に目が眩むと、人間>>続きを読む
◯晴人と美咲
物語は基本的に晴人の目線で進んでいく。
もともと美咲が晴人に怪我をさせてしまったことが原因だが、そもそも晴人がストレートにデートしてほしいと言っていたら美咲は認めていたのか、が気になると>>続きを読む
◯ロレンスについて
まずこの映画はあまりにもあっけない、ロレンスの死から始まる。
そこから、ロレンスがどのような軍人であったかを回想する。
彼はイギリスの軍人であり、アラブ人を率いてトルコを攻める任>>続きを読む
◯母の行為
当初、この映画は息子のためなら何でもやる母親に感動させるように作られている。息子を信じ守ろうとするほどに泥沼にはまっていく母親に、いつしか社会の不条理さを感じずにはいられなくなる。
だが>>続きを読む
◯ウィルとサマーキャンプの仲間たち
ストーリーは、生粋の悪ガキウィルが、サマーキャンプで人との絆を感じて変化していく物語。
いかにもアメリカらしいのは、過去の悪行なんてどうでもいいでしょ、っていうス>>続きを読む
なんとも奇妙なストーリーで、とある探偵事務所が健康そうなおじいさんに対して、老人ホームにスパイとして潜入し、老人ホームの中の悪事をあばくように依頼する話。
◯入居者のこと
映画の中で大きなテーマとし>>続きを読む