時代に翻弄される京劇役者の物語。
4Kデジタルリマスター化されたことで、映画内での人の死がよりダイレクトに伝わってきて初見時よりも心がざわついた。
自分の青春のバンド、サニーデイ・サービス。解散もメンバーの死もあったけど、常に今が一番格好良いという現役のバンドとして在り続けている。
そんなバンドの今と過去とを最高の映像とインタビューとで記録した>>続きを読む
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次のテレビシーズンへの繋ぎエピソード。
時間的に食い足りないけどマリンバを運ぶシーンは良えなあ…と思っていたら、最後の打ち切り漫画の最終回みたいな演出で白けた。
これだけで独立して楽しめる作品という>>続きを読む
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自己言及的で気持ち悪くてとても良かったです。
本当は僕が母親を孕ませたかった
若い頃の母親とデートしたかった
母親にもう一度産み直して欲しかった
拗らせたマザコンの欲望が素直に出ていてとてもよろし>>続きを読む
90年代末の息苦しい空気感が詰まっていて最高。
初コロナに罹ってしまってセルフ隔離期間中に見たけど、高熱出してひたすら寝て起きての合間に見る映画じゃないね。
最近、人から侮られることでする損よりも人から侮られまいとしてする損の方が大きいのではないかと言うことを考えていた自分にジャストタイミングでやってきた映画『漁港の肉子ちゃん』。菊子(母)と喜久子(娘)の>>続きを読む
原作既読。多感な時期に読んでギギのファムファタルっぷりに性癖を歪めた。この劇場版アニメも良かったし再び性癖を歪め直した。
作画的にはガンダムシリーズの中で1番自由に冒険していているように思う。あるシ>>続きを読む
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女が有村架純で男が菅田将暉でなければどこにでもあるサブカル大学生同士のぬるま湯みたいな恋愛で共感生羞恥が刺激されてスクリーンを見る目が泳いだ。
今村夏子『ピクニック』、ゴールデンカムイ、宝石の国、A>>続きを読む
2020年8月初見。
ころころと変わる表情で感情が伝わってくる千尋が可愛い。そして慣れない世界に対する躊躇はあるけどそれを克服してしまえば、作中で一番大人。人間でないものも受け入れる度量の広さといい>>続きを読む
呪いを受けて共同体を離れざるをえなくなったアシタカと、子供の可能性を否定しいつまでも自分の庇護下に置こうとする毒親を持ったサンが自分の生きる場所を見つける物語。
1997年の映画とのことで氷河期世代>>続きを読む
小学生の頃以来の劇場スクリーンで見るナウシカ。中学生になって宮崎アニメの気持ちの良い動きの秘密を知るためビデオで散々コマ送りで見たシーンも大画面で通しで見ると感動。
王蟲の抜け殻から複眼を取り出すた>>続きを読む
ボルダリングする女の子を眺めるだけの漫画の実写映画化。原作は途中まで読んでます。
壁を登るには無限の足場やルートがあるけれど、自分が登るべき道筋をひとつ選んで登っていくというボルダーの世界は人生の比>>続きを読む
未成年モデルを変態オヤジのお偉いさんの枕営業に売り飛ばした広告マンと売り飛ばされたモデルが、色々あって(死んだりして)恋に落ちる映画。
この設定で恋に落ちるというのも無理あるけど、広告マンは(神の目>>続きを読む
雑に言うとドラゴンボールと夜桜四重奏を足して男性向け要素を削除した後、80年代から90年代前半くらいのオタク向けセンスでまとめたアニメ。
中国で大ヒットした作品ということで、中国アニメの最新モードで>>続きを読む
タイムスリップ して子供の頃の自分に見せたい映画。
『母を訪ねて三千里』『十五少年漂流記』など「生きる力」と「冒険」を描いた作品をギラギラした目で見ていた幼稚園〜小学生の頃の自分にドンピシャな作品でし>>続きを読む
『ひまわり』50周年HDレストア版
コロナの自粛を挟んで3ヶ月ぶりに映画館で見る映画はテレビでは何度も見たことがある名画にしてみました。映画館で見るのはお初です。
戦争から帰ってこない男を待つ間に>>続きを読む
アマプラでデジタルリマスター版を視聴
病気の母親が手術をするため祖父母のいる田舎で夏を過ごすことになった兄妹の物語。
80年代の台湾映画だが、田舎に広がる光景は昭和30年代の日本のようで『となりの>>続きを読む
映画館に行けない日々が続くのでアマプラで『恋恋風塵デジタルリマスター版』を鑑賞。
台湾かまだ貧しかった時代、就職して台北に出てきた若者たちを描く青春譚。
若い二人の台詞は少ないけど言葉以上に雄弁な>>続きを読む
テレビ版は名作だしBlu-rayも揃えたファンだけど、劇場版は普通。
期待していたほど面白くはなかったけど、全くつまらなかったわけでもない同窓会に行ってきた気分。
タイトルから予想していたのはリアリティ無視の痛快カーアクションだったけど、実際はそれまで実用車を作ってきたフォードがレースの世界でフェラーリに挑むという実話ベースの話。
レースなんてヤクザな世界に無>>続きを読む
原作ファン、呉市立美術館の原画展にも行き、無印映画は映画館で4度見ているファンです。
原作にあったエピソードを追加しただけだし流石に今回は驚くような出来でもないだろう…と思っていたのが運の尽き。>>続きを読む
全盛期の斉藤由貴の頬のライン!
全盛期の斉藤由貴の下唇!
全盛期の斉藤由貴のポニーテール!
だけで満点。バブル直前だけどバブルっぽい空気も最高!
ちなみに自分が男子中高生だった頃はドラマの中でいじ>>続きを読む
ウズベキスタン×黒沢清×前田敦子
=どんな映画になるのかと身構えてたら、舞台は日本以外の外国ならどこでも良い感じでウズベキスタンである必要は全くなく、無国籍で地に足ついてなくて、思っていた以上にアイ>>続きを読む