MOTOさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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麦秋(1951年製作の映画)

3.5

北千住シネマブルースタジオ「35mmフィルムで観る小津安二郎監督特集」、9週連続上映の第2週「麦秋」。

晩春(1949年製作の映画)

4.0

北千住シネマブルースタジオ「35mmフィルムで観る小津安二郎監督特集」、9週連続上映の第1週「晩春」。

笠智衆演じる父親が、社会に求められている家父長的な父親役を義務的に演じてはいるけど、娘とその友
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

映画はとても面白かったんですけど、埼玉レジスタンスが都庁を取り囲むシーンで感極まって劇場ですすり泣いている埼玉県人がいたのが映画よりも面白かったですw

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflixで配信されていて評判の高かった作品で、それほど良い映画ならどうせなら最初は映画館で観たいと思ってずっと我慢していた。無事公開されたのでイオンシネマ浦和美園で鑑賞。

期待に応えて美しい映
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.5

2019年の新宿の街にシティハンターが復活。実在するランドマークや80年代には無かった最新ガジェットの使い方も上手く冴羽獠や槇村香や海坊主が今の新宿に生きているという説得力がある。
これによって確実に
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.5

「ル・アーブルの靴みがき」に続いて難民をテーマにした作品。舞台はフランスからフィンランドに。
ラリーが盛んで幸福度ランキングが世界1位ってことしか知らないフィンランドの冴えない普通の庶民の生活がネオナ
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.0

老いや死、難民問題といった現実的なテーマをドキュメンタリやニューシネマ以降の映画のようなリアル寄りの演出ではなく、あえて映画黄金期のような筆致で描くことで、この世の明と暗とが油絵のように鮮やかに照らし>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

品川IMAX。
正直、中盤までは凡庸な伝記映画だなと肩透かしを食らった気分だったけど、ラスト圧巻のライブエイド再現シーンに号泣した。あの復活劇を知っているものにはホンマもう…。

ライブエイドのシーン
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続・終物語(2018年製作の映画)

3.0

148分。148分を台詞で畳み掛けるテレビ版と同じ演出で押し通しやがった。緩急とかゼロ。映画だからってゆるい場面は作らない。神谷浩史のストレートオンリー。流石に途中から台詞が頭に入ってこなくなるし、劇>>続きを読む

青の稲妻(2002年製作の映画)

4.5

舞台は2001年の中国山西省。高速道路の建設ラッシュが始まっているけど、主人公達若者は失業していたり、住んでいる団地は未舗装の荒地にあって半スラム化していたりで、そんな鬱憤をタバコを吸いまくったりタダ>>続きを読む

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

1.5

人見知りで本にしか興味のないヒロインはどこであの服を買っているのだろう。格好が完全に記号でしかないんだけど、ラノベや漫画ほど記号が立ってなくて、かと言ってあの服を買いに行くシーンが想像できるほど人間も>>続きを読む

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

4.5

女一人に男二人。
たとえ出会ったとしても大して距離は縮まらないのが現代流だし都会流。
音にはかなり拘った映画で、環境音・生活音を採取することから「台湾の今」を描き出し、そこにアンビエント音楽を加えるこ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.5

ヒロインが温泉旅館に来てから使っている部屋を元々は誰が使っていたか、映画では絵と演出で匂わせているからまあそうだろうくらいの説明具合だったけど、映画館から帰ってアマゾンプライムでテレビ版を見たら、台詞>>続きを読む

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

バレエの世界でニジンスキーの再来と呼ばれたヌレエフ以来の天才と呼ばれているらしいポルーニンというダンサーのドキュメント映画。
素材が超一流のドキュメントがつまらないわけはなく、バレエにかけらでも興味が
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

日常芝居、さりげない仕草や台詞、視線の動きまですべてが好みでずっと見ていられる映画。舞台となるボストン近郊マンチェスター=バイ=ザ=シーの自然も美しく137分間退屈することがなかった。

これで主人公
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

品川IMAX。
台詞が最小限に抑えられていることで、観客は極限状況の傍観者になるしかなく見ていて胃がキリキリとする。
ダンケルクの海と空の青が印象的で、戦死者と一緒にその青に吸い込まれそうになるが、登
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.0

吉本芸人が声を当てていて演技自体は上手いが、たい焼きのアンコのように中身がはみ出しているシーンが結構あって、まあファンサービスなんでしょうけど、そもそも吉本に疎い関東人の自分にはそこが余計な情報・ノイ>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.0

作画が劇場版クオリティではなく深夜アニメクオリティ。
シャフト演出控えめの前半が眠たい。ヒロインがシャフ度を決めたあたりからようやくエンジンがかかってくるが、前半の遅れを取り戻すところまでは及ばず。嫌
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劇場版 生徒会役員共(2017年製作の映画)

3.0

深夜アニメのファン向け映画。
5.1chになったことで360度どこからでも浅沼晋太郎のツッコミが入るようになった。

お引越し(1993年製作の映画)

5.0

繰り返し何度も見たって訳でもないのに、台詞や構図が鮮明に記憶されている映画。
走るレンコを撮ったショットがどれも好きです。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.5

映像や演出は素晴らしいけど、韓国の人の感情のままに喚き散らす文化が苦手…などと思っているうちに話に置いていかれた。お前、ホラーじゃなかったんかい。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.0

韓国版大映ドラマ。
どこまでもチープだけどインパクト重視、波乱万丈の衝撃展開、荒唐無稽で大袈裟な話が好きな人向け。
日本統治下の朝鮮半島の話なのに、腕に付けている時計がSEIKO SOLARみたいなリ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

5.0

原作?モチーフ?になった詩は未読。
ヴィム・ヴェンダースのような詩情で日本の今に切り込んだ傑作。

田中哲也演じる(肉体労働後の筋肉痛でズボンのチャックも上げられない)(プライドを捨ててずっと年下の同
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