ハローさんの映画レビュー・感想・評価

ハロー

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

誰にも真実は分からない。誰かが嘘をついているのかもしれない。誰かが誰かをかばっているのかもしれない。自分の都合のいいようにしているだけなのかもしれない。それでも決めなきゃいけない。分からなくても分かり>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.2

田舎暮らしに憧れる人もいると思います。私は電車も走っていないそこそこ田舎に住んでいますが、田舎だからこその息苦しさも感じます。私が田舎生まれじゃないからもあるでしょう。田舎で生まれ育っていれば、近過ぎ>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

成り上がるためならなんだってする。どんな下劣なことだって平気でする。誰だって利用する。近づいてきたのなら取り込んで使えるだけ使い倒す。可哀想なんて思わない。一番可哀想なのはわたし。だからどんなことだっ>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.4

わりとなんの目標とか夢とかなく生きてきました。すっごくやりたいことなんてなく生きてきました。今は映画を観るのが大好きですが、それはやりたいことではなくただ好きなだけです。でも特に不満もなく生きています>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

怖い。なんなんだ。わけがわからない。全くもって理不尽。復讐だとしても、どうしてそうなるの?理解不能。意味不明。どこで間違ったらそうなるの?えっ。間違ってたっけ。何か悪いことしたっけ?あれってどうだった>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.7

こんなん大好きなやつです。こんなお話ですよってのは分かってて観始めて、最初はちょっと戸惑ったのですが、そんなことはどうでもよくなるくらい大好きなやつです。観終わったあとに予告を観直してしまうぐらい大好>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

なんという世界。それに尽きる。監督がヨルゴスランティモスですからどんな世界が描かれていようとも、もう受け入れるの一択しかないのだが、、なんという世界。私ならこの世界で生きていけるのだろうか?でも自分を>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.9

まさかの内容に慄きました。普通の家に生まれて普通に暮らしてきた自分には全く想像も出来ません。自らの意志でもないのにそんな境遇に置かれてしまったとしたらもう自力でどうにかしようなんて考えられないのは当然>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

巡り会うって凄いですよね。身分や育ちが違っても愛しあえる相手に巡り会えるって凄いことです。さらにその相手を死ぬまで愛し続けるって本当に凄い。お互いに愛する気持ちが途切れないのはとてつもなく凄いと思いま>>続きを読む

UDON(2006年製作の映画)

2.5

うどんは美味しいですよね。私も香川県まで行って讃岐うどんのハシゴをしたことがあります。まだまだ小さな子ども連れ時代だったのでハシゴといっても2軒まわっただけですけど。すっかり遠い記憶になってしまったの>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.0

まともな生き方が出来ません。あいつは根っからのクズ野郎でどうしようもありません。期待したら馬鹿見るよって言われてしまいそうな主人公だけど、じゃあまともな生き方ってなんだ?正しい人生ってなんなんだ?どん>>続きを読む

散り椿(2018年製作の映画)

2.0

岡田准一はカッコいいです。間違いなくカッコいいです。たぶんあの事務所でアイドルやっていなかったとしてもカッコいいです。間違いないです。殺陣もさすがとしか言えません。間違いなくカッコいいです。もう岡田准>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

3.4

父親を一番身近な異性だと捉えるようになるのはいつ頃なんだろうか?自分にも娘がいます。だいぶ大きくなりもう一緒に暮らしてもないのですが、割と仲良くはしていると思います。普通の父と娘の関係というのがどうな>>続きを読む

町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.3

真っ直ぐ。なんかそれしか感想が出てこない。どんな人でもいろんな感情を持っていてうまく立ちいかない時をやり過ごしたりしていると思っているから、そんな真っ直ぐでいいのかい?って思ってしまう自分はすっかり曲>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.5

ようやく続編を観ました。いろいろあるのはあるのだけれども、やっぱりライブシーンは楽しい。アキカウリスマキ監督はどんな作品でもライブシーンを挟むくらい音楽が好きな監督だから、ある意味ライブシーンをいくら>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

3.5

原作は随分前に読みました。ドラマも始まって観ています。とても面白いのですが、当然のことながら現在に合わせた内容になっていましたので未鑑賞の映画を観なければとようやく観た次第です。ドラマでは描かれていな>>続きを読む

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

3.5

絵を描く。文章を書く。楽器を弾く。どれも素晴らしい芸術活動です。そのどれかひとつでも秀でていたら素晴らしい芸術家だと思います。手段や方向性が違っていたとしても同じ芸術家同士なら分かり合えるのかもしれま>>続きを読む

劔岳 点の記(2008年製作の映画)

3.2

山登りはしたことはあります。とはいえ自分から積極的にしたことはありません。山登りといっても登山みたいな大層なことはしたことはありません。富士山に一度くらいは登ってみたいなぁなんて思ったこともありました>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

殺されたい。って怖いやろ。いくら自分で死ねないからって殺し屋に頼むなんておかしいやろ。真面目に生きてきたからこそ大真面目に考えてそういうことになるんやろうけど、人生ってなにがあるかわからないし、まさか>>続きを読む

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

2.5

子どもの為だったらなんでもやります。自分のことなんてどうでもいいです。お金なら惜しみなく出します。いくらでもおっしゃってください。お金で解決できるならば、借金してでもお払いします。だから必ず。よろしく>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

かなり救いがありません。本当に可哀想になりました。たしかに敗者三部作なのだからそうでしょうけれども。最後だからなのかちょっと監督やり過ぎじゃないですか?多少は本人にも問題はあるにしてもそこまでしなくた>>続きを読む

東京原発(2002年製作の映画)

3.0

絶対大丈夫です。何があっても大丈夫です。原子力発電所は間違いなく安全です。そんなことはないって日本中どころか世界中が知っているのに止めることができないのは政治家が愚かなだけじゃなく、安全よりも今の豊か>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.1

過去を全て忘れてしまった。ってなったらどんな感情になるんだろうか?やっぱり自分はいったい何者なんだろうって調べようとするのだろうか?それとも思い出せない過去はもう気にせずに生きていこうとするのだろうか>>続きを読む

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

3.8

おそらく十数年ぶりに観たのですが、やっぱり面白かったです。いろいろな事情を抱えたお客様だけではなく、これまたいろいろ抱えまくった従業員の悲喜こもごもが錯綜しまくります。さすが三谷幸喜です。時間の限られ>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

3.9

生きていくのは簡単じゃない。思いもよらないことがおきたりする。誰にだってそんな経験はあると思うけど、負の連鎖が続くと心が折れてしまう。そんな折れそうな心をまだまだ大丈夫だからって優しく励ましてくれる作>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

3.5

どうしてもこんな作品を観たら自分の母のことを思ってしまう。最近久しぶりに会った母は随分と歳をとってしまっていた。でもいつまで経っても母にしたら自分はただの子どもなんだなぁ。うちは幸いまだ認知症にもなっ>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

頑張って働いたんだしちょっとぐらい自分の好きなもの買ったっていいじゃない?って思うのは間違いですか?あまりに理不尽なことが続くともうやけっぱちになってしまうのは仕方がないと思います。どんな事をしても許>>続きを読む

突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

3.8

昭和の大事件的なテレビ番組かなにかで知ってはいましたが、全然詳しいことは知らなかったので勉強になりました。踊る大捜査線じゃないけれど、本店と支店の意地の張り合いだったり軋轢だったりってやっぱりどんな大>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.9

なんかとんでもない映画が始まってしまったなぁ。最後まで辿り着けるのかなぁなんて思わせるオープニングでしたが、そのなんやそれみたいなシーンが綺麗に回収されるのは凄かったです。本筋とは少しズレる感想かもし>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.4

殺してやるって言ったことはないとは思うけれど、死んでしまえばいいのにって思ったことは多分あります。誰かの為なのか、自分自身の怨みなのか?それでも人を殺すって簡単には出来ないと思います。お金をもらったっ>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.1

理不尽で不幸な出来事が立て続けに起きたら誰だってやけになってしまうだろう。全然悪くないのにとらわれの身になってしまったら絶望してしまうだろう。それでもほんのわずかでも光が見えるのならばそれにかけてみる>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

2.0

たまにあります。主演の方はとってもいい演技をしているし、いい役者さんもたくさん出ていらっしゃるのに、、、って作品。もちろん監督としては最高のものを作ったと思って世に出していると思うのですが全く私には刺>>続きを読む

TAXi ダイヤモンド・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

ダニエルとエミリアンなしではもはやタクシーとはいえないのではないかと危惧していましたが、うまい具合に話しをつなぎました。でもタクシーは使ってもタクシーとして使ってるわけでもないタクシーじゃタクシーのフ>>続きを読む

カリスマ(1999年製作の映画)

2.5

森って怖いです。ひとりで森の中に入っていくなんて絶対できないし、そもそも森に行ってみようなんて思ったこともないです。怖がりの私には画面から伝わってくる森の空気感でさえ怖かったです。そんな森で暮らしてい>>続きを読む

TAXi(4)(2007年製作の映画)

3.4

今作でダニエルとエミリアンのコンビが終わりました。このシリーズはとにかくめちゃくちゃ速いタクシーが凄いってのはもちろんだけれども、やっぱりダニエルとエミリアンのコンビだからの面白さがかなりの部分をしめ>>続きを読む

KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

4.3

悪い奴ほど表じゃいい顔してたりします。表でいい顔している奴に限って裏で悪い奴と仲良かったりします。表の顔と裏の顔が180度違う奴もいます。表裏のない奴はいい奴だとは言いますが100%表裏がない人間はい>>続きを読む

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