混沌とした時代を、手を取り合い生きていく。映画スターも落ちぶれ者も、ヒッピーも兵隊も、誰かを求め誰かに必要とされながら生きていく。
この人の映画にしては不思議なほどドラマチックに人を掘り下げていくし、>>続きを読む
生き方というのは本来、その権利がある限りは自ら決定し、また変えていくことができる。それなのに未来はおおよそ、先行きの見えない前途多難なものに感じられる。なぜだろう。
未来があるだけ恵まれているという>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「アベンジャーズ」としての潮流を保ちつつもこれまでのスパイダーマン作品が紡いできた歴史も感じさせる作りですごくよかった。ただでさえあの超大作に続く作品であり、フェーズ3の締めくくりを託された責任重大な>>続きを読む
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愛する人の父親がヴィランというサムライミ版スパイダーマンと実に似た設定に好感。かつてはこの境遇が悲劇を招くこととなったが、本作における「親愛なる隣人」は違った結末をもたらした。
大いなる力には大いな>>続きを読む
東洋のヒーローが遠く西洋の悪を打ちのめす。ブルースリーが主演に加えはじめて監督・脚本を務めていることから、何としても自らの手で完成させたかったストーリーなのだということが伝わってくる。
本作のハイラ>>続きを読む
前作に比べカンフーシーンが増加し、ヌンチャク・怪鳥音などの代表的な要素もお披露目されたものの、主人公の魅力やストーリー構成の面白さは正直半減したような印象。
少々無理矢理な世界観も目と耳に馴染むまで時>>続きを読む
ヒロイズムを知りたくて。尋ねるはブルースリーのドラゴンシリーズ第1作。
母との誓いを胸に、冒頭から「暴力反対」の姿勢を示し続ける主人公。そんな中巻き起こる理不尽で凄惨なリンチの数々。次々に殺されゆく>>続きを読む
幼少期何回観たかわからない、ラストだけがとにかく印象的な旧3部作最終章。ジャバザハットのくだりも森の月のくだりも楽しいが、最後なんだからもっとスペースオペラをくれ、そんな最終章。
最後の最後の宴のシー>>続きを読む
あの名曲、そして名言の数々が一挙に押し寄せる、中間作にして見所が多すぎるこれまた伝説的な一本。
ルーク&ベイダーの対峙はもちろんのこと、ソロ&レイアの関係性も物語の中で同時並行的に急展開を見せるため、>>続きを読む
EP3のラスト+ローグワンのラスト、これらを踏まえての冒頭シーンとタトゥイーンの夕日。これだけで感慨深さが閾値に達してしまう。
時代を超えたシリーズの大円環、その繋ぎ目であるところの冒頭シーンを半世紀>>続きを読む
映画としてのクオリティが云々の前に、スターウォーズシリーズの中の1ピースとしての重要性が高すぎる。EP3と4を繋ぐということはそれつまり最重要ストーリーなのでは?と鑑賞後思わずにはいられないほど。エピ>>続きを読む
当時10歳。自身初のスターウォーズ劇場鑑賞はそれはもう衝撃的なものだった。EP4~6で立ちはだかる、悪役美に満ち満ちたダースベイダー。いかにして彼が誕生したのか、その瞬間を目撃するべく家族共々楽しみに>>続きを読む
ルークとカイロレン、彼らの過去であったり其の人たる背景がメインに据えられていたように感じるが、その中身には釈然としない部分が極めて多かった。しかしながらカイロレンというキャラクターの重要性が確立された>>続きを読む
高2の時ぐちゃぐちゃに泣かされた思い出の作品、新作公開を機に再鑑賞。1&2とは明確に異なる展開で帰結していく予想外の出来栄えに、当時は驚きと感動を抑えられなかった。そして改めて観ても、やはりジョシュブ>>続きを読む
多くの人が苦言を呈しそうな、呆れるほどに利己的な人間像はまさしく負の遺産を生み出し続けてきた人類のメタファーであるが故に、その一連だけを見て映画全体を批判するのはあまりにも見当違いと言える。
日本製ゴ>>続きを読む
語り尽くせるはずがない。以下、思い思いのキャラクターレビューです。ネタバレをもろに含みますが、時間のある方だけご覧ください。
アントマン→下馬評通り、今作の最重要キャラの1人となった>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑯】
このシリーズやはり安定感がすごい。マイケルペーニャの磨きがかかった多弁具合は必見。また今作で随一の貫禄を見せつけたローレンスフィッシュバーン、願わくば是非SH>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑮】
マイティソー/ラグナロクのエンド後のシーンからスタート (個人的にラストより衝撃度高くて絶句)。その後GotG、ブラックパンサーなどの世界線を交え、心機一転ア>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑭】
泣いた。このシリーズが爆発的人気を誇る理由がわかった。前半から媚び飛ばしまくりで「おうおう」と思ってたところに怒涛のクライマックスが用意されていて普通にやられ>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑬】
前作にも増してコメディチックな作風、大正解。ソーとロキ、そしてハルクがキャラ変したのかってくらいふざけ倒してる。その何が正解かって、キャプテンアメリカを始めと>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑫】
ゼロからヒーローに変貌を遂げるタイプの作品は間違いない。成長過程を見れるのがやはり楽しい。
今回はストレンジの戦闘力を具体的に量れるような内容ではなかったので>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑪】
勧善懲悪では終わらない、MCUの新たなストーリー。前作からカリスマ的悪役美を放ち続けたクロスボーンズことラムロウの登場に始まるのがいきなり熱い。そしてエージェ>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑩】
リズミカルで癖になる。パッケージやあらすじからは想像もできない、まさに観なければわからない面白さだった。物理世界の複雑さに、小さな可愛いアリさん達が抜け感をも>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑨】
今後へ繋がるであろう出来事ばかりで忙しくなってきた。シビルウォーまでをまとめて観てようやく一悶着にカタが付くであろう、そんな雰囲気。
ホークアイとクイックシル>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑧】
色んな役者が色んな姿で入り乱れる、色んな意味で豪華な作品。中でもレスラー上がりの大男デイヴ・バウティスタが演じるドラックスの人間味に心を惹かれた。特に最後の方>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑦】
泣ける。ここが俺のエンドゲームかもしれない。
物語の展開が異常に早かった印象。その中で伏線を確実に回収しつつ、そして新たな伏線を今後へ残しつつ、一作品としても>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑥】
半分コメディだこれ。兄弟の愛憎を時にコミカルに、時にシリアスに描くくだりはすごく面白く感じた半面、前作から相も変わらずソーとヒロインとの関係性に心が動かされな>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑤】
合えば官軍、合わねば賊軍。歯車が少しでも狂えば一触即発は免れない、そんな超人軍団が始動。
ハルクとソーの基礎戦闘力の高いこと高いこと。ともすればスタークのガッ>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン④】
愛しさと切なさと心強さ、全てが詰まったヒーロー爆誕。MCUだからこそ成せる時代と世界観の組み合わせが面白い。二種類用意されたエンディングも実に良かった。
他の>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン③】
スリラー的作風にエドワードノートンが見事にハマっているため、MCUと関係のない単一作品として観ても十分面白い。ノートンvsティムロスの静かなる対立構造が渋すぎ>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン②】
クリヘムがとにかく初々しい。かっこよさと勢いでなんとかキャラクターを確立してる感が滲んでいるけど全然嫌いじゃない。シンプルにかっこよかった。要所要所で今後輝き>>続きを読む
【エンドゲームに追いつけキャンペーン①】
MCUを2割くらいしか把握していない私が、話題の最新作上映終了までに過去作をおさらいし、万全の状態で劇場鑑賞に臨もうという企画です。果たして間に合うのか。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
FateとDestinyの大きな違い、その狭間でブレブレな筋書き。
「何のために戦うのか」、着地すら不十分。思い返せばロッキー4は最終的にラズベリーまみれだったものの、言葉少なく導きだした結論は見事な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
前半部分の信仰に関する丁寧なストーリーや、漂流生活を彩る驚異的な映像美。本作を独特な雰囲気たらしめるそれらの要素がどんな意味を持っていたのか、そこに思慮がようやく及んだ瞬間、この物語の見方が一変した。>>続きを読む
天国へ行ったポーリー。老眼をかけるロッキー。家に1匹暮らす亀は、あの時のカフか、リンクか。
変わりゆくものと、変わらないもの。古きを温め新しきを知る、新時代の幕開け。
名曲のリミックス、名シーンの再>>続きを読む
他の社会派映画と一緒くたにすることは許さない、そんな強い意志を感じる作品だった。程良いユーモラスをジャブ代わりに牽制しつつ、最後にはとんでもない切れ味のジャックナイフを飛ばすようなバランス感覚。
ある>>続きを読む