motyさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

この映画の面白さは単純ではない。

まさに大泉洋のための作品。叶うなら速水のこれまでの編集者人生をTVドラマ化してほしい…。

期待値が高過ぎたため(宣伝が巧妙)少し辛めのスコアですが、気分的には4点
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

人生を再考する「旅」を追体験したかのような179分でした。

没入してしまう重厚な序章(約40分)、三浦透子さんの底知れない魅力、走行シーンのロケーション(広島)、何処かヨーロッパ映画のような世界観を
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.6

まるで薬膳料理のような癒やされる映画です。

フィンランドの自然や文化、そして人って、素敵ですね。アジア人と相性が良いのかも。

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.7

スコットランドの風景が美しい。
旅に出たくなる、切ない作品です。

野球少女(2019年製作の映画)

3.9

常識にとらわれない《挑戦》の物語。熱血スポ根モノにありがちな演出を抑制し、思春期の葛藤や成長を淡々と描く。

主役、コーチ、幼馴染みの深みのある演技がとにかくいい。特に眼が…。

清々しいラストカット
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.7

ポーランドで実際に起った事件に基に描かれた物語。

とにかく、主役の演技が狂気にみちている。ラストカットまで必見。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

我々のこれまでの道のりは美しかった。
あと一歩だった。
- ジュリオ・セザール(2014年W杯ブラジル代表キャプテン)
* * * *

よくある恋愛映画。なのに、何故こうも引きつけられるのだろう。
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.7

7/5にリチャード・ドナー監督が旅立たれました。謹んでお悔やみ申し上げます。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.9

観るまではアイドルオタクの生態に焦点を当てた、やかましめの映画だと思っていた。

だが、それは全くの誤解だった。本作は誰もが少しは共感できる《あの頃》を繊細に描いた青春群像劇。

主演/松坂桃李の役へ
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天外者(2020年製作の映画)

3.4

三浦春馬さんの演技は非常に素晴らしかった。最後の熱弁シーンは特に胸を打った。そして改めて彼のファンになった。また、彼を取り巻くキャストも適材適所でとても印象に残った。

ただ何だろう。。もう一度観たい
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

今よりも討論に一定の礼節があったことに驚き、感銘を受けた。

三島由紀夫以外の登場人物としては、芥正彦氏が一番印象に残った。赤ん坊はある意味反則^ ^

偏見だが少し驚いたのは、登場した全共闘メンバー
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(2020年製作の映画)

3.7

終わり良ければ、すべて良し。

名曲をモチーフにしたオリジナルストーリーって、製作者が思っているほど、観客には響かないことが多い。壮大な企画であればあるほど…。

だが、この作品は、期待以上にグッと来
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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.4

こういう役を演じると、波瑠さんは本当に巧いと思う。

ある意味、波瑠さんが主演だから、映画として成立したような気がする。

正直なところ直木賞原作は関係なく、波瑠👓だから、わたしは観た。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

いやぁ、これは久々に優れた邦画に遭遇。個人的には同監督の『新聞記者』を超えました。

役者、脚本、撮影が本当に秀逸。

磯村勇斗の存在感と演技力は本作勝因のひとつと思われる。

はちどり(2018年製作の映画)

3.5

ウニを演じたパク・ジフ(2003年生まれ)。恐ろしいほどの存在感。

罪の声(2020年製作の映画)

4.1

142分、終始ストーリーに引き込まれた。

脇役の俳優さんたちが、これほど優れた存在感を放った邦画は、近年珍しいと思う。

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.6

録画していたNHK放映版(2020/12/30)を観る。

正直、今日まで観たいという欲求は全く起こらなかった…。

だが今朝、鈴木敏夫×吉岡秀隆×あいみょんの「ボクらの時代」を視聴し、気持ちに変化が
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.4

以前漫画は読んだ。

とにかく配役が良い。
原作の世界観にとても合っている。

漫画でも感じたことだが、設定や各エピソードは面白い。

だが、物語が進むにつれ、だんだんと観ていてしんどくなる。これは原
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.1

Prologue 小石川養生所案内(津川/江原達怡)
Episode01「狂女」(香川京子)
Episode02「六助」(娘/根岸明美)
Episode03「佐八」(山崎努)
Episode04「お
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.3

連続TVドラマの初回2時間スペシャルか?と勘違いしそうなトーン。。何故か映画的ダイナミズムは感じられなかった。

仮にMIU以前の公開ならば、この二人の刑事モノは魅力的だと思うが、どうも既視感を感じ、
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

映像手法の斬新さとしては、大袈裟に言えば、後年の映画史で語り継がれる一作になると感じた。

アニーシュ・チャガンティ監督。現在30歳、インド系アメリカ人、Google出身、恐ろしい才能だ。

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.9

驚くべきストーリーだ。しかも実話がベース。原作はノンフィクション『博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話』。

メル・ギブソンとショーン・ペンが初めて対面するシーンは、台詞が流れるように美しく、深
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.7

サウンドデザインの面白さを知るのに最適の一作かと思う。

映画音響を大きく三つに区分した説明は大変分かりやすかった。

◉VOICE
*PRODUCTION RECORDING
*DIAL
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.3

ディズニー版、続三部作(シークエル・トリロジー)をやっと観終える。

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.7

ラストシーン、とても良いですね。こういうクロージング好きです。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

なんとも清々しい気分です。やっとエヴァから卒業できました。素晴らしい終劇ありがとうございました。

スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)

3.4

シャロン・ストーンの映画デビュー作とのこと。とはいえ登場は、恐らく冒頭シーンの1カットのみ。

撮影監督ゴードン・ウィリスのモノクロ映像や構図は、相変わらず美しい。