しのさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

約160分の長さ、BGMも環境音のみ、静かなシーンが多く、プロットも予告編から予想できる通りのシンプルなもの。
それなのに、ここまで惹きつけられるのはやはりプロの技だ。長尺も全く苦にならない。

とに
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仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー(2016年製作の映画)

2.2

MOVIE大戦のウリであるライダー同士の掛け合いの無さが一番のマイナスポイントだ。主役のエグゼイドとゴーストすら中盤のパックマン戦以外共闘らしい共闘をしていない。この監督お得意の「全フォーム連続チェン>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

この映画は3通りの見方がある。そしてその見方によって評価が著しく変動してしまう。こんなに点数を付けづらい映画もなかなかない。

1つ、SW関係なく単体映画として評価する見方。
「そもそもSWシリーズの
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この映画のウリはズバリ「斬新さ」だ

まず一つ。シェルターの中というごく狭い範囲を舞台にしていた作品世界が、終盤で一気に「エイリアンもの」という宇宙をも含む広大な世界観とリンクするその斬新さ。

二つ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

ハリポタの世界観で新シリーズがスタート。前シリーズの知識がなくても全く問題なく、間口の広い作品に仕上がっている。
テイストとしてはハリポタ後半並みのダークさで全体的に画面も暗い。ただ「闇の帝王」は出て
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

打ちのめされた。エンドロール後には拍手が劇場を包んだ。初めての体験だ。

戦時中の広島の姿を、イデオロギーや価値観を絡めずにただ淡々と、時にはコミカルに時にはシリアスに、ひたすら誠実に描く。
その徹底
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クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.7

自分はクレしんかドラえもんかで言うとドラえもん派なのだが、今作は結構楽しめた。

「夢」が題材である時点で絵的な面白さは十分保証されているし、野原一家とカスカベ防衛隊が全員活躍していてその辺のノルマも
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

分析は過去に対してのものだが、人間が直面するのはいつも今この現在なのだ。そこで真に大切になるのは、個々の人間の連携なのだ。
この力強いメッセージと希望には、誰もが心震わすだろう。

音楽を多用せず、役
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何者(2016年製作の映画)

3.9

酷評を気にせず観に行ってよかった。
『聲の形』同様リアルでキツい内容だが、その分大きな希望を提示してくれる。

『聲の形』における「いじめ」や「障がい者」の要素と同じく、「就活」「SNS」は人間心理を
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.5

3DCGの魅力と可能性を存分に示した作品。

『GANTZ』の魅力である「日常の中の非日常」という世界観と、リアルとファンタジーの力加減を操れる3DCGの相性は悪魔的に良い。
例えば、背景には実写さな
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映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

3.7

リメイク作品としてかなり優秀。(詳しい感想 https://kinmokusei15278.amebaownd.com/posts/706506)

君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

現時点における、日本のアニメーションの到達点であることは間違いない。

震災後映画として観ると甘い(これについては https://kinmokusei15278.amebaownd.com/post
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.5

物語の構成の仕方が繊細かつ丁寧で素晴らしい。アニメーションならではの表現も楽しめ、音楽もテーマに沿った気合の入ったもの。

何より、センシティブな要素を色々詰め込んでいるにもかかわらず、監督の持ち前の
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

何より話の展開のさせ方、キャラの動かし方の巧みさに感服する。もうそれだけでかなり高評価。

もちろん映像的な面白さはサラリと確保。

MCUの文脈で捉えずとも、「人間性の違いから生じる善悪のない戦い」
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.7

人種差別を動物モチーフのアニメーションに落とし込むアイデアが面白い。
テーマをブレずに描いていて、そこは評価できるけど、良くも悪くも想像通りの内容。もちろんお話としての面白さはあるけど、驚きはなかった
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劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間(2016年製作の映画)

2.5

ゴーストが好きorまともなゴーストが見てみたい、という人にはウケる映画。それ以上のものではない。(詳しい分析 https://kinmokusei15278.amebaownd.com/posts/1>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

2.0

「どんでん返し」「観客をダマす」に注視しすぎていて話がメチャクチャに。ラストのアレなんて別にマジックでもなんでもない。
マジックを売りにした映画でまともにマジックが出てこない(出て来てもショボい)のは
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

1.0

企画自体は面白い。ただ構成や見せ方が圧倒的に下手だった。「このシーンがあったから観てよかった!」と思えるようなシーンもない。
企画の面白さに星1。

(具体的な問題点については https://kin
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.4

前作より進化したアニメーション。しかし違和感を感じさせないという流石の塩梅。
メッセージもしっかり伝わってくる(詳しい感想 https://
kinmokusei15278.amebaownd.com
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.8

今しか作れない、今でこそ輝くゴジラ映画。

「この国はまだまだやれる」とどこまで信じさせてくれるか。それがこの映画のキモだろう。まさに現実と虚構を上手く混ぜ合わせて、我々に今一度「日本」を信じさせてく
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