散歩さんの映画レビュー・感想・評価

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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.9

ベッタベタなラブコメがまだ劇場用作品として全然通用することを証明した結構すごい作品なのかも。とにかくキュートで、気になる程度にセクシーで、そして最高にハッピーでしたね。もう、シドニー・スウィーニーとグ>>続きを読む

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.8

遂に本格的に始まった猿の惑星、145分もあったとは全然思わなかった。まず冒頭のシーンが世界観の説明含めて最高の映像体験だったし、前半・中盤・後半とそれぞれ違った面白さを味わうことが出来てて良かったです>>続きを読む

人間の境界(2023年製作の映画)

4.2

保守とかリベラルとか関係なく思想やシステムの中で生きているほぼ全ての観客を狙い打っている作品でした。まるでボールのようにという言葉が比喩にならないくらいの難民たちの扱いには言葉が見つからないし、もし自>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.7

オリジナルだと思ってたら台湾に原作があるんですね。大まかな流れは日本のドラマによくある感じでその中にあるやり取りや小ネタは台湾のドラマでよく見られるものって感じで、これと言って目新しいものがある作品で>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

やったぜ、バカ映画だ!っていうかノリが完全にヤンキー漫画のそれでしたw海外だと「人間のドラマが弱い」っていう評価もあったみたいだけど、むしろ人間ドラマちょっと多いかなって思いましたね。怪獣たちにはもち>>続きを読む

REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.5

結局っていうかやっぱりっていうか、俺のSWやりたかったんだろうなぁっていうのは分かるんだけど、それにしても「どっかで見たことあるな」ってシーンばかりで新鮮さが無かったのが残念でした(坂を滑り落ちるのを>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

3.9

結構前半から違和感を感じていて、大体の話が分かった時に「これは文章の方が効果を感じる話なのかな?」とか思ったりもしたんだけど、その違和感を中盤は演出に上手く取り込んでいるように感じたし、違和感の正体が>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.2

子供は大人のいう事なんか分かんないし、大人だって子供が分かるわけじゃない、そもそも他人の事なんか分からないし、大人も子供も誰も彼も完璧な人間じゃない。だから、不完全なままで良いし、ダメな時があったって>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

コナンについては初期しか詳しくないのでキャラクターやほかの作品と比べてどうだったのか、とりわけ何が衝撃的だったのかっていうことについてはあんまり言うことが無いんだけど、金カムだと思って観てたらだんだん>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

ちょっと前に『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』観たら今度は息子がこれってさぁ・・・(歓喜)。
お金で法という枷が外せると分かった途端の狂気の広がりが怖かったですねぇ。「制度が許してんるんだからやっ
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デストラップ/狼狩り(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全体的にスローペースな作品でしたが丁寧に1つ1つ積み上げたものが最後に一気に展開していって面白かったです。衝撃展開になる手前の表情変化が良かったですね。
人間が一番恐ろしい、っていうよりは人間が一番迷
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

素直な構成の作品だった事がちょっと意外だったので序盤こそ少しスローな感じに思いましたが、「なんとももどかしい、でもそれが良い…」って作品でした。個人的にはノラとアーサーがベッドで語らっているシーンが、>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

熱い!プロレス映画を観に来たはずなのに、目の前で展開されていたのは身も凍るようなスリラーでした。「家族という呪い」をこんな形で示されるとは思ってもみなかったのでかなり驚きました。
ザック・エフロンがね
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FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

誰もが誰かを裁きたくて日々ウズウズしている今の世の中への強烈なカウンターでした。安易な復讐や衝撃のラストを期待しながら観ていた自分の心の汚さを神に懺悔したい。劇中を通して描かれる料理がある種のコミュニ>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.0

中盤過ぎるまで全然具体的に展開していかないので多分10年ぶりくらいに鑑賞中に時間を確認しちゃいました。個人的にはすごく退屈な続編でした。フィービーの物語としてもこれだけ時間をかけて結局何の成長があった>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

客層が意外と若めでちょっと驚きました。人間関係が複雑な事に加えて「この辺の歴史は知ってて当然だよね」って事なのかは分かりませんが説明が特にないので、映画の先でも後でも良いので原案小説を読むことをお勧め>>続きを読む

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.6

バッキバキのジェイク・ギレンホールが最高でしたが海上でのいかにもB級アクションな展開を見せられてからちょっと冷めちゃいました。工夫を凝らしたアクションの撮り方も個人的に合わなくて、ドラマもアクションも>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.9

大きな出来事に不謹慎にも何かが変わる予感に胸が震えたりして、でも結局何も変わらなくて徐々に機能不全を起こしていく社会にいつの間にか慣れてしまって…何か分かる。序盤は「なんで今更2010年代の閉塞感をま>>続きを読む

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.7

冒頭の送別会のシーンを見て「今時日本映画でもここまで男ばかりってあんまりないよなぁ」ってちょっと気になっていたら、実はそういう作品だったっていう。「男と女の間にある溝」や「男が事件を起こして男が捜査す>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

映像が更に進化していて序盤の赤褐色の中をスイ~って上がっていくのを見ただけで「観に来てよかった」ってなって、その後はIMAXの劇場が揺れる位の大音響で観たことも手伝って5分に1回クライマックスを観てる>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

序盤で提示される設定が多かったので「これを踏まえながら観るのは自分の記憶力では大変だなぁ」ってちょっと焦ってしまったんですが、エンタメ性を損なわずに上手くそれらが整理されていくのが楽しかったです。いち>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

昔の、みんなに好かれてノリノリだった頃のリュック・ベッソン感があって良かったし個人的には『ニトラム』でやられてしまったケイレブ・ランドリー・ジョーンズにまたしても打ちのめされてしまいました。
檻と神を
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.1

アルトマンみたいな皮肉とアレクサンダー・ペインのような雰囲気が合わさったみたいな印象の作品で個人的にはこういうの好きなので最後まで楽しく観れました。主人公自体がちょっと上からな所があるので一歩間違えた>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

1つ1つのシーンは楽しくて特に後半はマシュー・ヴォーンらしいアイデア満載のシーンの連続で良かったんですが、正直何と何が何について戦っているのかがよく分からない、っていうかめんどくさ過ぎてあまりハマらな>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.7

マイケル・ファスベンダーが喜怒哀楽を出しまくっていて「ファスベンダー可愛い映画」としてはこれほど魅力的な作品もないなって感じで楽しく観れました。チームが出来上がるまでの内なる戦いからW杯予選が始まって>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

最近のD社やヒーロー映画によく見られる「キャラクターが脚本に沿って動かされている感」が凄まじかったんですが、今作の更なる問題はその脚本自体が凄く頭が悪い、っていうか頭を使っている感じが全然しなくて、3>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.8

3作目ともなると最早見どころは拳をふるうマ・ソクトではなく悪役のやられっぷり(っていうか吹っ飛びっぷり)になってしまっている気が。ソクトの存在がもう災害か何かみたいに見えましたね、ホント。まあ悪徳警官>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

え、ホントにガイ・リッチー!?すげえ真面目な作品でホームランダー(役の人)が出てきたときはちょっとくらいふざけるのかなって思ってたんだけどそんな事もなく、ホントに最後までひたすら真面目な作品でビックリ>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

事実と真実、客観と主観に願望を添えたような作品でした。裁判という形でストーリーが提示され、各人がそれを解釈しながら物語が進んでいく・・・ハズなのにお互いの超主観的な発言とその否定の応酬が重なるつれてど>>続きを読む

キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

4.0

昔VHSをレンタルして観た時は全く意味が分からなかったんですが、改めて観たらそんなに複雑な話でもなくて逆にビックリしました。
で、エクソダスですが、まんま続きだったとは。しかも何て始まりだよ!ブラック
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.1

なんかユダヤ的な話っていうのは何となく聞いていたんですが、まあユダヤの事はよく分かんないしアリ・アスター監督の頭の中なんてもっと分かんないしで、つまりよく分かんなかったです。っていうか何て説明したらい>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

青春を盛大に祝って、1つの区切りがついたようなお話。3セット目はホント祝祭って感じで高揚感と終わった後のちょっとした切なさがヤバかったです。黒尾のこれまでと違う一面が見れたのも個人的に好きでした。

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.5

原作ゲームのことは全く知りませんが、映画は主人公兄妹のドラマを結構時間を使って描いていてそっちが中心の作品だったかな。雰囲気はずっとあったんですがホラー映画としてのハッキリとした見どころは中盤に軽くあ>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.8

近親相姦や対白人だけではなく黒人同士にもある暴力や差別や奴隷関係といった地獄のような要素が、スピルバーグ版ですらややマイルドにされていた印象がありましたが、今作はそこら辺が更に(というかセリフを聞き逃>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.1

山添くんと似た症状を持っていたことがあるので前半は所々に「ウッ!」って感じたりもしたんですが、過度に何かを強調する事のない物語と16mmフィルムの輪郭のハッキリしない映像にずっと温かみを感じながら観て>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.1

宣伝の仕方からシチュエーションサスペンスみたいなものを想像していたんですが、観てみると結構本格的な時代劇であり本格的な陰謀劇だったので「あれ?想像してたんと違う」ってなってしまって、序盤のコミカルな感>>続きを読む

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