enさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.5

ワイスピワールドにありがちな、敵だったやつがファミリーになったり死んだと思われる仲間が物語のキーになってたりと、本作もそんなこんながありました。ローマンの不死身ネタは面白い。X2で初登場の尖っていた自>>続きを読む

Daydreaming(2016年製作の映画)

4.0

ミュージック・ビデオが映像作品としてレビューの対象になると素敵だなと
映像がRadioheadの浮遊感にマッチしてます。

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

2.0

ウケようとして空回りしまくる空気感が作為的なものであれば、天才だと思う。しかしそうは思えない。

ダフト・パンク ドキュメンタリー UNCHAINED(2015年製作の映画)

4.0

Kraftwerk然り、テクノロジーと音楽を突き詰めると表現者の存在は後ろで主役は楽曲とする主義がクールです。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.8

「トゥルーマン・ショー」のラストのドアの先に対して想像する世界と近いものを感じる。一般的な映画のセオリーで悪意とか困難を乗り越えた先の感動があるだろうなとバイアスをかけて観ていたがその実、主人公の周囲>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

集められたダンサーたちのニートtokyoをみせられているような前半と、混入したドラッグを接種したことで全てが最悪になる後半で構成されており、前半の駆け引きとか見え隠れしてた部分が全て露見し崩壊する様が>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.0

VHSで再生して観たい。公開当時観てた人は羨ましい。難解で芸術性が高く、映画自体が作品で扱う謎の映像「ヴィデオドローム」であると解釈すると面白い。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.0

なにかがモチーフにあるんだろうなとは感じつつ、引用や例えが多くて本質をつくには疲れてしまう。グレン・グールドのことを監督はめっちゃ好きなことは伝わった。
シリアルキラーの主人公が日常のように人を殺して
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ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている(2021年製作の映画)

4.0

繊細でささやくような歌声と、センチメンタルで憂鬱さが同居するビリーのドキュメンタリー

和訳された歌詞が字幕に流れているのを観ると、水中で呼吸ができずにもがいているような苦しさみたいな印象がある。ビリ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.5

最近のインターネットとリンクするような悪意が溢れすぎる世界の残酷さがフラットに描かれている。Uの創造主の5人の賢者は登場することなく、自由が魅力的なゆえに、自警するものやさらには支配しようとするものの>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.0

家族、戦友との絆が強く感じられる。ベッタベタのベタでまるで良さのキメラのよう。主要な登場人物にももちろん、名前のありそうな人物にも輝く瞬間があったり、怪物との様々な舞台でのバトルパートのバランス感覚が>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

MCUは多種多様なキャラクターそれぞれにテーマやメッセージがあり、月並みな言葉だけど多様性に富んでるのが好き。
語りたくない過去の端々が見え隠れしていたブラック・ウィドウもその一人。社会的弱者が望まず
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ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

日曜昼間に放映されてたのを観た中学生くらいの当時は、なんか小難しくて理解できないんだけど深いんだろうなくらいの印象だった。

今観ると「人の夢と書いて儚いと読む」のように人の夢とその儚さがスッと心に沁
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ロックンローラ(2008年製作の映画)

3.5

自ら破滅に向かっていきながら、そのスリルを楽しむクレイジーなやつらが交わる瞬間、面白いです
ガイ・リッチーの群像劇物としては、勢力図とかその利害関係が割りとシンプルでワイルドカードみたいなやつらがウジ
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リベリオン(2002年製作の映画)

3.5

2000年代に想像する近未来のちぐはぐなおかしさをベースに、二丁拳銃を乱舞するように撃ちまくる「ガン=カタ」が世界観に浮いているようでシンプルにカッコいい。四方敵に囲まれた状態で、腕をめっちゃめっちゃ>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.5

尻上がりで面白い。神と天使と悪魔の世界の理に介入するコンスタンティンの哲学がかっこ良いな
「法皇が自殺未遂したときに打ち損じた弾丸」とかフロム・ソフトウェアのフレーバーテキストみたいなのが端々にあり、
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.0

二大巨頭が取っ組み合う画の良さと、頑張って割って入ろうとする利権をかけた人間の滑稽さが際立ってた。娯楽映画として最高の出来でした。
人類含めて全てを地球の中にあるシステムの一部として大局を観ているゴジ
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デビルズ・メタル(2015年製作の映画)

3.5

偏見ですが、「みんなは自分のことは理解してくれないし苦しいけど、そんな自分は好き」みたいなメタルのダサさとティーンの爆発力が掛け合わさった青春劇で最高のやつでした。
悪魔に毒された住人たちを躊躇いなく
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

シャーリーのようなマイノリティのする演奏を聴く自分に酔ってる人が多数の事実の中で、トニーの存在は救いになっただろうし、トニー自身も多くの気付きを得ている二人の関係性が素敵

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.0

前作は森でじいさんが大声で叫び化け物にやられるところと、家族の絆で化け物に一矢報いる最高なところくらいしか記憶にないまま観ましたが、それくらいの曖昧さで十分楽しめました。
全体的に「ラストオブアス2」
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.0

トム・ヨークのソロアルバム「ANIMA」を映像で表現した作品
暖かさとか光で希望の象徴と捉えられる朝だが、秩序を保って座る地下鉄でどこかへ向かう姿に憂鬱さを感じる。その先では理解のできないまま人々に合
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.5

高校の独特の閉鎖的な空間で、登場人物それぞれが何かに追われながらも、方向性も分からないまま進むしかない空気感が伝わる。それぞれの立場で必死に生きている、もしくは抜け殻になってる様を演じる、皆上手い。>>続きを読む

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.0

ノルウェーのブラックメタルバンドのメイヘムの真実と虚構を織り交ぜた事実に基づく話

観る側としても相当なカロリーと心の消耗が激しい。R18+指定とはいえ、デッドの自殺シーンは画としての残虐性のみならず
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.8

引退を決めた大麻栽培・販売の元締めの利権を巡って様々な組織のワルたちが抗争を繰り広げる話

ガイ・リッチーの群像劇もの好きとして、これこれ!なハマり具合が多々ある。この手の構造でガイ・リッチーの描くク
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

エリート官僚の道を捨て、政治家として古い体制を一新し、51:49の多数決の結果ばかりの世の中で少数派の想いを汲むことを信念とする小川淳也議員の17年間を観る。権力を求めず、家賃4万円そこらの安アパート>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

フィクションを交えながら、日本に生きるならば人事とは思えない根付く悪しき文化の中で、善人が壊れて悪人が笑う後味の悪さが胸を巣食う。どこまでも広がる闇に目を背けなければ、光なんてものは見えてこない希望の>>続きを読む

拷問男(2012年製作の映画)

4.0

日本で知名度がそこそこあるムカデ人間を意識した邦題とジャケットで、損してるんじゃないかと思う面白さ
拷問はあくまで手段で、主人公が拷問せざる得ないほどの怒りと苦しみが感じられる。人間ってなんでもできる
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.0

アニメ総集編で赤井に出し抜かれる安室を観てからというもの、結局のところ安室は公安、黒の組織、そしてコナンと赤井たちからも孫を見るような目で見られながら、手のひらの上で踊らされて、なおかつそれを滑稽に楽>>続きを読む

おっぱいとお月さま(1994年製作の映画)

3.0

小学生の頃にまちの図書館で目にした映画図鑑に載っててタイトル含めて妙に気になっていた。郷愁漂わせながら、少年の青い日を観るのかなと思ってましたが、わりとどスケベな欲求が全面に出てて肝を抜かれた。
後に
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.0

テーマ的にセリフや説明が多い原作の核となる要素を抜き出して、漫画に対する熱い想いとかを込めて友情、努力、勝利があるこれは良いジャンプ原作映画作品でした。
スポーツウェア着た小松菜奈と会話するシーン良す
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インビジブル2(2006年製作の映画)

3.0

リー・ワネルの透明人間を観て、ケヴィン・ベーコンが出てた透明人間の続編を観る。ほぼ全員過激なやつらで、相対的に主人公の行動が分からんでもなく、みんな倫理観がめちゃめちゃすぎる。そういう目で観ると楽しめ>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.5

リー・ワネルが絡む時点でほぼ面白が約束されてる通りのでき。透明人間になって他人のプライベートを覗き見しまくりスケベなことを楽しむなんてことが可愛く見えてしまうほどのドロドロとしたエゴと迫る魔の手が想像>>続きを読む

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.0

一昔前のホラー映画あるあるが詰め込まれて、くどすぎずちょうど良い塩梅なメタ表現が面白い。エンドロールでメイキングが流れるところまで愛おしいな
主演のタイッサ・ファーミガがどこかで観たことある顔だなと調
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.5

中学生の時に妄想していたリアルモンスターハンターが体現されてるような、ハンターの野蛮さとか残酷さのゲームとのギャップが良さを生んでいる。狩りには命懸けで、モンハンの世界に転生されたらみたいな現実との地>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

3.8

「緋色の弾丸」を観る前のアニメ総集編ということで、赤井ファミリーの活躍シーンがまとまっててありがたい。主要キャラがいかに用意された舞台で、最大限のカッコ良さを見せられるかがコナン作品の醍醐味だし、良い>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.5

「初めましてソニックです」みたいなソニックの内面と特殊能力をとことんフィーチャーしてて、ソニック好きならそれだけで嬉しいな。ソニック・ザ・ムービーなんで当たり前と言えばそれまでですけどね
そして、お馴
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