フリーザ戦の再現。クウラの外道っぷりも清々しいし、ピッコロのさりげない活躍がとてもクール。悟飯が仙豆を届けるシーンもナメック星でのフリーザ軍やベジータに遭遇しないように立ち回る緊張感が表れていて良い。>>続きを読む
『きっと、うまくいく』に近しいテイストとテーマでありながら、本作ならではの優位性が見出せなかった。結果ではなく過程が大切なのは云千回は聞きましたし、努力を謳う割には相手のチームの足を引っ張る小賢しいこ>>続きを読む
ヤンキー青春活劇。エネルギッシュに溢れた一作ではあるが、全体的にキャラも設定も浅く喧嘩の応酬にハマれなかった。イムジン河は素晴らしいのだから淡い恋愛にだけフォーカスしても良作になり得たと思う。これにて>>続きを読む
Zでフリーザ戦の真っ只中で公開された劇場版では瞬間移動やベジータの超サイヤ人の先行公開、原作では圧倒していた超サイヤ人の苦戦とサービスも多い。地味に悟空とベジータの共闘は純粋ブウ戦まで無いのでとても貴>>続きを読む
悟空が崖で頭を打たなければ悪さをしていたかもしれない野蛮な戦闘民族がターレスである。Z戦士は一蹴、10倍界王拳も元気玉も効かない強敵(下級戦士の強さではないが)であるため、他の劇場版より緊張感がある。>>続きを読む
何気ない日常の連続だけで物語を構成して、とある男女の恋愛も変換点ではなく過程の一日を切り取っている。その7月26日から読み取れる情報は多く、元々価値観の違う照夫と葉は夢というフィルターにより繋いでいた>>続きを読む
グロテスクなゴア描写でR18になっただけあって、本当に痛々しくどっと疲れが出る。作り物と分かっていながらもそれらしく見せかける演出は流石の三池監督。物語はあってないようもので各々の狂乱ぶりを楽しむもの>>続きを読む
ディザスタームービーさながらの導入は良かったが、雑魚四天王を従えたボスザルも辟易してきた。サイヤ人編のデータだけではアニオリを作るのは困難になってきたのを感じる。
悟飯のダンスシーンはZ初期映画のお約束となってきた。敵のデザインに魅力はないものの、亀仙流3人のかめはめ波や4べぇ界王拳、ベジータ戦の再現は胸が熱くなるものがある。
高度経済成長期に蔓延る戦後の闇、泥の河は生死の境界線に見えてしかたがない。姉弟を温かく歓迎しようとする板倉家、歓迎される子の役割を全うしようとする姉・銀子と気遣いと思いやりが交錯する中、度々非情な世間>>続きを読む
ハンターに求められているのは完璧な"母親"であり、夫も義理の両親も機能でしか判断していない。そんなハンターを癒してくれるのが冷たく鋭い金属であり、それは孤独を共有できる代物なのかもしれない。飲み込んで>>続きを読む
劇場版は本編にはない展開やドラマがあると好ましいのだが、悟空とピッコロの共闘と悟飯の覚醒とラディッツ戦の再現のよう。チチが悟飯のために武術の構えをしたりと孫家の両親の一面が見られるのは珍しい。「摩訶不>>続きを読む
武闘会の開催や組織と対峙することでコメディ作品からシリアスな片鱗を見せ始めた。劇場版はポッと出の悪役が登場することが多いが、善悪の境で苦悩する天津飯や強敵・桃白白など物語に厚みを持たせている。ウパ関連>>続きを読む
天空競技場の再来とハンター協会の闇は興味深いものの、テーマである表裏一体を描くにしては裏の部分の書き込みが甘い。表立って出来ない任務を担っていた「影」だが、ハンター協会ってそんな活動報告を常に開示して>>続きを読む
脚本が詰め込み過ぎているため展開が早く、感情移入が難しい行き当たりばったりっぷり。出てくる登場人物の感情がデカかったり、脚本に動かされているようなムーブをかますため、時折コントに見えてしまう。深く考え>>続きを読む
『熱戦列戦超激戦』の戦いの一連が酷似しているが、14,15号がそこそこ強くて噛ませ犬ではないのは好印象。ただ、あの悟空のブチギレ顔のカットはなんなんだ。
武闘会の導入は面白いものの、敵キャラの背景をもう少し描けなかったものか。山吹色の胴着を着たSS2の悟飯が観れるのは貴重。
なんともまぁリアルな群像劇。妻を殺された犯人を報いる劇的な解決案が出るわけでもなく、各々の登場人物が一つの点に集約されていくエンタメ性も持ち合わせてはいない。余裕のない姿や高圧的な態度、卑屈な様子と作>>続きを読む
タイムループの傑作が並ぶ中、本作ならではの特筆した点が無いのではないか。悪く言えばテンポが良くないのだが、のどかな雰囲気や会話により長い1日が表れていた。余談だが、アップリンク渋谷が閉館する時に観よう>>続きを読む
相棒クリリンの登場。幼少期のチームは悟空、クリリン、ヤムチャ、ブルマ、亀仙人、ランチ、ウーロン、プーアルと性別、属性バラバラで凄い集団やな…。ラストの集合絵が微笑ましい。
無印の冒頭部分とオリキャラを混ぜて世界名作劇場のような趣がある一作。初期の雰囲気が楽しめて、この頃の悟空は可愛らしい。鬼太郎とキン肉マンとの同時上映で計150分だったのが時代を感じる。
登場人物全員の行動が不可解であるためツッコミどころも多く、邦キチで取り上げられそうな作品だった。知名度の割にはアクションや射殺のシーンなどは見応えがある。
胸を膨らませる世界観と戦闘、敵味方の変身、技の応酬、コメディとシリアスの塩梅、影山ヒロノブの主題歌など、まさしく劇場版ドラゴンボールZの集大成に相応しい一作。公開時期の『Z』ではゴテンクスがSS3にな>>続きを読む
救うことが叶わなかった少年の分、ゴールを守りオーディエンスへと希望と勇気を与える存在になったトラウトマン。シンプルで見やすい作りであったが、トラウトマンや妻・マーガレットの苦悩をさらにフォーカスしても>>続きを読む
罪に対する相応の罰を与えられなかった子供の行方は。大人や親は利己を優先するのではなく、善悪の判別がつかない子供を正当に教え導く使命を果たすべきなのではないか。行き場の分からない絆星が選んだのは母親であ>>続きを読む
千代子が絵描きの青年を、源也が千代子を追いかけたように人生とは誰かの背中を追いかけるものかもしれない。その羨望が生きる原動力となり、縁は何千年と紡いできた人間の特権のように思える。また、ラストの千代子>>続きを読む
既存の医療問題に異議を唱える作品として『薬の神じゃない!』が挙げられるが、こちらは淡々とした作りになっている。展開に単調さはありながらも、生へ渇望と自我執着が感じられるパワプルな作品である。
風光明媚なビーチを舞台にしたスリラー作品は『ロストバケーション』を彷彿とさせて、彩度が明るい空間でのスリラーかつSF要素は斬新である。景色が変わらない中でも時折異様さが垣間見えるわけだが、外科医の存在>>続きを読む
こじんまりとした遊園地のヒーローショー観てるみたい…。みんな解説と雑に感情を言葉にしすぎじゃない?どの要素を切り取ってもハンターハンターの原作と乖離している奇跡的な作品(術式反転の類)。
キャラ崩壊>>続きを読む
統制された人間社会で自由でいられるのは夢の中だけなのだろうか。手段を問わず、解放への欲求がサムを通して描かれていく。
『1984年』にインスパイアされた割には世界観が緩く、コントの印象が拭えない。C>>続きを読む
人間の漲る性と活力をまじまじと描ききった人間活劇。作中では幾度も気持ち悪さが蔓延っており、負の連鎖、親から子に引き継いでいく運命も見ていて気持ちのいいものではない。
1に比べて、子供の奮闘劇、家族もの、ヒーロー要素、笑いどころの全てがパワーダウン。新キャラが物語がいい方向に上手く機能せず、スパイという割にはちぐはぐな印象を受ける。
会話の間を埋めてくれるのがコーヒーと煙草なのではないだろうか。一種のインターバルを設けて、次の話のネタか言い訳を探す時間にしてくれる。この時のコーヒーの残量や煙草の長さがその人の心情心理を表している。
前半部分は淡い恋愛と青春物語で良かったのだが、後半から治安が悪くなっていく学園と壇上での横暴を許す先生などリアリティの欠如が露わになる。本作で度々言及される理解という行いは高慢であり、特定の属性を特別>>続きを読む
各々の伴侶が禁忌を犯した故に残された2人には禁忌を犯してもいいのではないか、という選択肢が与えられた。ただ権利はあれど禁忌であることには違いはなく、その一線を越えない2人の様子はいじらしい。限りなく消>>続きを読む
死ぬことが本望な人間は限りなく0に近い。山内の行動はその生存本能が薄れた自殺願望者に対する制裁、世直しのようなものを感じた(リビドーもあるだろうが)。山内自身、逃走や海岸での食す姿から生存本能の塊のよ>>続きを読む