お気に入り映画だけ太郎さんの映画レビュー・感想・評価

お気に入り映画だけ太郎

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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

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我らがbs松竹東急で。

話は押井守だーって感じなんだけど、本筋には関係ない、うる星やつらをうる星やつらたらしめてる部分がたまらなかった。

自分の原点を思い出した。テレビシリーズをもう一回ちゃんと観
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

この監督の映画は人物が無表情、酷いことばかり起こる、と聞いていたので、絶対に自分の嫌いなタイプの監督であろうと思っており、避けていた。名前を聞くと顔をしかめるくらいにはなっていた。しかし、この度スカパ>>続きを読む

抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

茂はさあー。割と初期の作品でもうこのクオリティとは。

シナリオ自体はそんなに難しいものではないけど、映画的にはすごく複雑なことをしているという気がする。

画もきまってる。おそるべき茂。

座頭市血笑旅(1964年製作の映画)

4.9

たぶん4年前くらいに観てたはず。でも今回改めて観て、こんなすごい映画だったのかと。単純に自分の成長もあるし、前よりいい画質で観たというのもある。

構図がいいことは前からなんとなくわかっていたが、照明
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日本侠客伝 血斗神田祭り(1966年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いつもお世話になっておりますbs12で。

色が映えていたし、編集など割と整っていた気がしたものの、なぜだかグッとこなかった。

ダラダラと観続けていたものの、最後のアクションシーンで飛び起きた。あれ
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.8

にごさんもびっくりの芸術映画。

「ションベンライダー」で挫折した私は、この映画が始まって、え、この距離で撮ってくれるんですか、相米さんとなる。

先日、小津映画を鑑賞した際に発見した、運動に注目する
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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なんぼほど手間かかってんねん、と思ってしまいました。

大作の看板に偽りなし。

そして、スケールだけじゃない、確かな演出力。

これが日本のアニメの頂点と思われていることがとてもうれしい。

東京家族(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2023年の発見について。

小津については初めて見た作品が「お茶漬けの味」だったのだが、通ぶったバチが当たったのか、見事に苦手意識を植え付けられてしまった。それ以来、遠ざけていたものの、このところの
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日本侠客伝 関東篇(1965年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

この映画を観る前に観た、ジュリーと田中裕子さんの寅さんで映画熱も再燃した。ほのぼのしていて、いいシーンがたくさんあった。寅さんのとんちんかんなアシストのシーンとかね。それでいて、寅さんにしては珍しく、>>続きを読む

探偵物語(1983年製作の映画)

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画が良くて、結局最後まで観てしまった。

特にカメラと被写体の距離感がポップですごくいいなと感じた。

あと、変にカメラを割ったりしないから観やすかった。ただ、そこが人によっては物足りないというのもわ
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書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

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鑑賞したのは6月の初め頃でした。その後色々とあり、書く機会が無かったので今書いております。

相米特集でションベンライダーにばっちり打ちのめされた私でしたが、こちらはいいと思えました。良すぎて、終映日
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ピストルオペラ(2001年製作の映画)

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初・清順。

ここまでされたら「わかりました」と降伏してしまう。晩年の作品でありながら、懲りないめちゃくちゃ具合であった。カットの繋ぎもめちゃくちゃ。でも、画やシーンは素晴らしい。色も素晴らしい。それ
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ピクニック(1936年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ルノワール監督はお正月に観た「フレンチカンカン」に次いで2作目。

正直なところ、わからなかったのですが、個人的に大事な気づきがあったのでメモとして残しておきます。

わからなかったというのは、この映
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

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観ました。もう一度言います。観ました。

217分。3時間40分弱。この長さは初。鑑賞中にもう終わりだというポイントが4回くらいやってきました。また、尿意との闘いもあった。

が、不思議と思ったより疲
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

テレビでやっており、最初だけ…と思い観ていたが結局全て観てしまった。

というのも、画が撮れていると感じたからだ。撮影を観てみると、ベルイマンさんなどを撮っていた方だった。どうりで。

家を撮るシーン
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

釣りバカ最高。

釣りバカを観る方はレビューなんぞ気にしないであろうということでこっそり愚痴を。

ある監督の作品を2作品みた。

その監督は自分の好きそうな題材で映画をとっていたので、掘るのをとても
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大菩薩峠(1960年製作の映画)

4.8

1/21鑑賞。


初期三隅監督。侮れない。

幽玄。素晴らしい。

カラーだが、影が意識されていた。

三隅監督特有のカット割りは抑えられていたように思えた。また、カメラを動かしたりしていたのも珍し
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祇園囃子(1953年製作の映画)

4.8

久しぶりに溝口健二を観た。構図、床(3D)、日本、嬉しくなってにやつく。

戦前ぽさがあったな。静かで淡々と進んでいく感じ。

そして、そこに日本の伝統的な美しい風景が差し込まれる。たまらん。

長回
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

おうちで一人でチャップリン。

相変わらず活劇だった。そして、最後に物語が動く。感動。メッセージは控えめか。

「街の灯」に比べると、テンポはかなり好みだった。しかし、映画的な感動は少なかった気がした
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

困惑…。

周りの登場人物が悪人ばかりなのは、まあいい。そういう映画はあるし。だが、対比されるような常識人が全く出てこないし、いい人っぽい人はトンチンカンなキャラクターとして描かれ、酷い扱いを受ける。
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街の灯(1931年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながらチャップリンを観たことがなかったので、「街の灯」から。

暖かい気持ちになるんだろうなと勝手に思い込んで観に行ったのだが、それどころではなかった。というのは、映画的なセンスが素晴らしすぎ
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教授と美女(1941年製作の映画)

5.0

怒涛の面白さ。今観ても全然面白い。

古典ハリウッド映画に勝手に求めていたものが全て入っていました。

構図もしっかり決まってる。

ハワードホークス…。

喜劇 女の泣きどころ(1975年製作の映画)

4.9

ロマンポルノよりも松竹お色気喜劇。エロは明るく、カラッとしていてほしいので。

さて、映画ですが、ちょうどいい面白さで、観た後に元気になれる、そういった作品でした。

太地喜和子さんがやはり最高。「資
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

しんちゃんじゃない!ぱーと2。

絵というか、ヤバくないですか、これ。いつも観てるやつ(最近よく使う)と大健闘ですよ。それ以外の要素も相まって、そこら辺のやつよりちゃんと時代劇やってる。映画的な技術も
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8 1/2(1963年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

広い…。いつも見ている映画より空間が広かった。そして、広い空間の撮り方がうまい。また、人物もよく動く(動かし方がうまい)。つまり立体的なタイプの映画でした。ただ、近い感じがした。

あと、カットが変わ
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無頼漢(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いまいちだったものは書かないことにしているのだが、今回はいまいちだったことを書く必要があるので書く。

というのも、個人的にいまいちだと思う映画の特徴が一つわかったからだ。それは、映画内の人物のサイズ
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心中天網島(1969年製作の映画)

5.0

全てが最高。

アナーキーさをびんびん感じた。
篠田監督一気に気になりだす。

情炎(1967年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まだ早すぎたみたい…

うまい監督とそれを褒める観客には別の世界が見えているのだろう。まだ自分はそこには達してない。
久しぶりにああいった映画を観たのもあるでしょうが。


ですが、岡田茉莉子さんのう
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

流行病で感覚が戻らず、映画から離れていましたが、まずはアニメでリハビリ。

さて、映画ですが、素晴らしい。

音楽のシーン最高。芸術。
アニメーターの方に敬礼。そして、権利問題をクリアし、ちゃんとdv
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秋津温泉(1962年製作の映画)

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オ…オトナ。

男とは…、女とは…っていうやつで。
オトナな男と女の世界でしたな。

意外と見やすいというね。

役者と撮り方のおかげで、わざとらしさを感じなかった。

構図に余白があって、ギチギチの
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女系家族(1963年製作の映画)

5.0

これは星5。ひょっとすると大映全体のランキングでも上位かも。

とにかく、宮川一夫。画が素晴らしい。障子ナイス。

大映らしいといえる、ドロドロした世界観。観ながら興醒めしてしまうことがあるが、ここま
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

あんなに短い90分は初めてだった。

泣いたり、興奮したり、映画の流れに操られる装置と化してしまいました。


演出と装置。この映画の肝。

バスのカーチェイスのシーンは演出や装置が凄まじい。それ以外
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

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初・戦後成瀬。

割り切りというか、諦念というか、そんなものを持っている登場人物が嫌な気がしたが、これはバーの話なのでまあ当たり前か。

シナリオがとてもいい。うまい。よくぞ、描ききった。終盤が何個か
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小早川家の秋(1961年製作の映画)

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初めての小津(一応)。

一応というのは、本当に最初に観たのは、「お茶漬の味」だからだ。ただ、こちらは途中でやめてしまった。観る順番を変えようと思い、東宝の勉強も兼ねて「小早川家の秋」から観た。

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歌行燈(1943年製作の映画)

5.0

6/30
この時代の芸道ものをスクリーンで観ていると、今の時代と完全に隔離されているような感じがして、非常に心地よい。
それはそうと、この映画、とても素晴らしい。個人的には、「残菊物語」と並び立てるく
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鶴八鶴次郎(1938年製作の映画)

4.6

6/30

とても見やすかった。だが、ラストは非凡なものを感じた。

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