このレビューはネタバレを含みます
地味ながら秀作。だからこその、惜しい点が……。
目まぐるしい「騙す」「騙されてる？」「と見せかけて騙してた！」応酬が激しすぎて、各家族関係の描写があまりにもあっさり。
ソンイル一家は後半ほとんど出て>>続きを読む
メッセージはいたってシンプルで普遍的。「生き切ろう」。
それが『100万回生きたねこ』を連想させる寓話的な骨組みと緻密なストーリー展開のなかで、死の痛みを疑似体験しながら説得力をもって迫ってくる。>>続きを読む
秀作。目まぐるしい展開だけど、脚本の巧みさと俳優陣の力量で、気持ちが置いてけぼりにならない。ラストの爽快さはこれまでみた韓国ドラマのベスト3に入る。
しかし、主人公通りこして心に残るはキム・ガプス（>>続きを読む
『今私たちの学校は』とシチュエーションが似てるけど、こちとら昭和の団地を思わせるオンボロマンション、訳あり個性豊かな老若男女で、大いに親近感あり。見た目や、最初の印象を裏切る活躍ぶりを見せてくれる人も>>続きを読む
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「客」（ソン）が太古から存在する、人の悪意をエサに寄生するモノなら、それは『It』（S.キング）で、パクイルドはペニーワイズなんだろうか。エサがなければ活きられないのだから、やっぱり怖いのは人。
あの>>続きを読む
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キャストの妙。
シルクハットと長髭でも隠しきれない、繊細さに光る瞳のヒリングヘッド。孤独を自尊心で防御する、悪とも善とも摑めないホワイトマンの色気。ただ立っているだけで“諦めない女”だとわかる、ハサ>>続きを読む
