韓国サスペンス映画全部盛りといわんばかしに、ホラーと、ミステリと、出世競争と、社会的性と、母娘の関係性や子供を殺す親たちといったテーマを詰め込み、それら全てに解決をつけて綺麗にまとめあげた作品。
故に>>続きを読む
前フリの長さと、物語の方向性(目的)が観客に示されるまでが大長編屈指の長さ。
感触としては、近年だと『月面探査記』に近い。
中盤は『ムジカ・ピッコリーノ』。
「音の視覚化」の試み等もあったが、それ以上>>続きを読む
オリジナルの『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』は未鑑賞ながら、イタリアでのリメイク『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』は鑑賞済み、という状態での鑑賞。
【序盤】
本作が韓国版リメイクとは>>続きを読む
何年かぶりかに再鑑賞した作品。
美麗。美術品のごとき作品。
戯曲を映画化したかのような作品。
タイトル程、眠っていない作品。
実は主役は、オーロラ姫でも王子でもなく三人の妖精。視点人物であり、物語全て>>続きを読む
猫泥棒、泥棒猫、招き猫。
猫が来た事で新たな関係が生まれて、猫がいた事で関係が維持されていたけれど、猫が逃げたら逃げたで関係が維持されて、新たな関係が生まれる事もある。事態が動くためには切っ掛けが、マ>>続きを読む
最近映画館で立て続けに観た宮崎駿作品やディズニー映画よりも、よっぽどイマジネーションに満ち溢れていた。一人の人間の成長を描いているのだから、2時間半という長さは頭では感じられるが、体感ではそれを感じな>>続きを読む
子供が観たいというので同伴。
ディズニー作品らしく、意識は高い。登場人物の描かれ方も多彩。
保身のための行き過ぎた管理は、かえって身を滅ぼす。
100周年記念作品という意識に囚われ過ぎた為なのか、主人>>続きを読む
ヒッチコックの『鳥』よりも鳥がでてくる『リトルナイトメア』。描きたいテーマも物語もなく、描きたい画面のイメージだけが先にあり、それを繋いで紡ぎあげたのであろう映画。足りてなかった部分を補って、ジブリパ>>続きを読む
ドラマ『この動画は再生できません』の監督による脚本作品だと知り鑑賞。山下敦弘監督の短編を観て以降、モキュメンタリーは自分にとって偏愛ジャンルなので、はじまった瞬間から楽しかった。
ミサ★ザ・キラーが実>>続きを読む
キモくてグロくてエグいゴア的悪夢的世界。映倫の鑑賞制限を信頼できなくなる、自分的にはPG-12では断じてない、実写じゃ無理だったのでストップモーションにしました、というノリの作品。
ただ、その世界に引>>続きを読む
あつこお姉さんの卒業が、この時点で既に織り込まれていたかのような内容だった。
南北問題、実話ベースという事で、勝手に重い内容を想像していたけれど、両大使館の面々や思惑をコミカルに描き、のっけからその予想を裏切ってくれた。シリアスな場面と、軽妙なタッチのバランスも良く、これぞエン>>続きを読む
パンドラの箱から溢れ出た災いのごとく、大病に、借金に、子供の非行、宗教に、不倫に、依存症、継子、そして虐待。現代家族が抱える問題の9割、そしてその遠因とも言える社会問題を、三姉妹の「今」と「かって」の>>続きを読む
サスペンスと呼ぶには単調過ぎるメロドラマ。
昭和のアイドル映画や、2時間ドラマといったノリだった。
丁寧なフリさえ効いていれば、シチュエーションスリラーはいくらでも、何処にでも作り出せるし、この瞬間に、自分にも起こりうるという好例。
『パニック・ルーム』かと思いきや、『127時間』だったけど、そうい>>続きを読む
3DCGと単調な展開が相まって、家庭用ゲームのプレイ動画を観ているような体験だった。
そのおかげで、わかりやすく、小学生ノリで、子供向けっちゃ子供向けだった。ただ、連れて行った子供たちのうち、小学生組>>続きを読む
「小学生男子」ノリ。
「USJのアトラクション」ノリ。
「プリキュア映画」ノリ。
子供向け特撮映画としては、実はこれが正しい姿なのかもしれない。ただ、同時上映の『キングオージャー』も、同様に「異世界」>>続きを読む
物語の佳境を迎えている「ライダー」と、まだ道半ばの「戦隊」という公開時期の関係や、大河ドラマの「ライダー」と、ほぼ一話完結の「戦隊」という構成の違いから、例年は「ライダー」の方が通常回の補完的色合いが>>続きを読む
子供たちに請われて同行、鑑賞。
『ズートピア』か、『インサイド・ヘッド』みたいな作品だろうと、たかをくくっていたけれども、その両作品を混ぜ合わせて、ブラッシュアップした仕上がり。事前に想像していた何倍>>続きを読む
子供向きの夏休み映画には、ぴったり。
小学5年生の息子は楽しんで観ていた。
ホラーだの、コメディだの、本格ミステリだのを期待せずに、純粋に主人公と一緒にライトな謎解きを愉しむ、と割り切れば大人でも暇つ>>続きを読む
劇場版に相応しいスケール感と好敵手。
ラストが擬似ロンドンというのも熱い。
「ゆうき」と「せんい」と「みうしなうひ」が良かった。
観ながらずっと、ピーター・スワンソンの『そしてミランダを殺す』の冒頭イメージとオーバーラップしていた。
作中で「完璧」について、これでもかという程に言及されているのだから、タイトルについては原題ままに>>続きを読む
公開当時ならば、ファンサービスとして充分な内容だったのかもしれないが、今観るには物足りない。
同じくタワー舞台だった『漆黒の追跡者』と較べても、アクションシーン等派手さに欠けて物足りない。
他の劇場作>>続きを読む
再鑑賞。
「『漆黒の追跡者』って、そういうダブルミーニングか」な終わり方が良い。
先日『黒鉄のミステリートレイン』を観たので、こちらもついでに。赤井ファミリーの総集編としては、過不足なくまとめらていた。
昨年はMX4Dにて『ハロウィンの花嫁』を鑑賞したので、今年は舞台も海だし、水飛沫を浴びに県を跨いで4DXにて鑑賞。息子は喜んでいた。
ミステリ映画としては、小粒で難易度低めながら、もうそんな事どうでも>>続きを読む
『海底鬼岩城』系の泣かせるドラえもん映画。
導入部分は、過去作品の既視感凄い。
中盤は、アクションよりも会話劇多め。
後半は、誰かにネタバレしたくなる要素多々あり。一緒に観に行った子供たちのうち、長男>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
オカルトホラーと見せかけて、タイトルままにSFミステリへと着地する見事な作品。この手の韓国映画らしい捻りが効いている。
ただ、それが「あえて」なのだろうけれども、多用されるカットバックや現実とも妄想と>>続きを読む
立ち上がりこそ乗れなかったが、中盤から徐々に面白くなってくる。使い古されたストーカーものかと思ったら、それを逆手にとった、韓国サスペンス映画らしい、一捻りも、一癖もある作品。「タイトルの『悪魔』って、>>続きを読む
ドアをガチャガチャとされる恐怖。日常の中に非日常が少しずつ食い込んでくる。
女性が日頃不安や不快、恐怖を感じている反面、男性が些細な事と頓着していない行動や出来事を、冒頭から割と丁寧に描いている作品。>>続きを読む
文字通りのまさに「毒親」。
字面通りの「自立」。
違和感の積み重ねと、不穏な空気により、不安が掻き立てられていくサスペンスの前半。
後半の絶望的状況下からの脱出劇。
タイトルが出てから、ラストの逆転劇>>続きを読む
「結局、ニコラス・ケイジ主演のアクション映画なの?」「スティーヴン・セガール主演で『沈黙の遊園地』とかにした方が良くない?」とか思いながら観てた前半1時間は、自分が一体何を見せられているのか、どういう>>続きを読む
⑴昔、『ラストサマー』や『スクリーム』は好きだったしハマったけれども、今の自分だと今作よりも『ババドック』(このサイトの評価で★4.0)や『アス』(★4.5)の方が好きだし、面白かった。同じ監督コンビ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ゴアシーンのギミックは『SAW』なのだけれども、筋書きだけだと、よくある対シリアルキラーの刑事もの。
スピンオフという位置付けのならばオッケーだけど、続編、新章と呼ぶには物足りない。
正当な後継者でも>>続きを読む