家で観てたら挫折してたと思うので、映画館で観て正解だった
『悪は存在しない』は様々な視点から物語ることで誰の味方もしなかったことに対し、今作は片側からの視点に絞ることで『悪は存在する』ことを強調している。かなり冷ややか。
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ほんとにしんどい時、過去が美化された形で蘇ってくるっていうのは結構あるあるだと思う。それを客観的に観るのって多少引いちゃう部分もありそうなのに、ここまで綺麗にやられたら泣きます。泣きますとも。
タイトル通り、胸騒ぎのする不穏な中盤あたりまでの人間関係が良かった。このあたりが『チャレンジャーズ』でどう描かれるのか楽しみ。
劇伴の使い方、ズームインズームアウト、短編といった要素で『偶然と想像』を思い出した
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自然を壊して、人が暮らす。その暮らしを、資本主義が壊す。そのバランスを取り戻すために、自然が人を壊し、暮らしが資本主義を壊す。「やり過ぎたらバランスが壊れる」を体現したラスト、このセリフにすべて集約さ>>続きを読む
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パラノイド人間の頭のなかをいかに映画に落とし込むかという点で斬新な演出が多々あり楽しい。性急な劇伴で捲し立てる感じ含め、大味かつ斬新な演出が好きなんだなと実感。
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ハラスメント気質のスーパースター男とはしゃぐ仲間たち、抑圧されるプリシラと嫉妬するクラスメイト…というキャラクター造形が記号的にしか見えず。エルヴィスとプリシラの関係を描くことに加えて、周囲との関わり>>続きを読む
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非常に価値観の不一致を感じた!!!
自分にとってはかなりオルタナティブな価値観に映ったのですが、ここまで広く受け入れられていることに驚き。12年後にもう一度この映画を観た自分が号泣していたらちょっと胸>>続きを読む