suさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.0

世代的に堪らないものがあった。

作る喜びや出来上がる感動がちゃんと撮られてた。少しだけビートルズのドキュメンタリーを思い出した。

かなり観やすい映画だったのでテレビ観てるような感覚にもなった。その
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.0

とても丁寧に作られた繊細な映画ではあるものの、『最悪な子どもたち』を観た直後だとこんな幼い子にこういった役を演じさせる事や賞をあげる事の危険性の方が先に立つ。

端正で中世的な顔立ちの幼い子供達の繊細
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Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

5.0

圧巻!

ビートルズやデビッド・バーンのライブドキュメンタリーを超えて来た。デカいスクリーンで観れて最高だった。

最悪な子どもたち(2022年製作の映画)

4.0

現実とフィクションが行き来するフィクション、なんて厄介な映画!笑

観る側のモラルを問われていると同時に映画界全体への問いでもある感じが、素直に映画を観させてくれない。笑

どこにどう着地するか全然分
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.0

『アリー/スター誕生』も飛行機でなんとなく観てしまったし、『マエストロ』も正月の実家で家族が寝静まった後に小さな音で観てしまった…!

映画に申し訳ない試聴環境ではあるものの、、アリーの時より何倍も映
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

評判通り素晴らしい。

ただアニメが得意じゃない自分にとってはアクションシーンてストーリーが進んでない話が止まってるシーンになってしまうので後半になればなるぼダレてしまった。

でも、正月から映画館で
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市子(2023年製作の映画)

4.0

杉咲花の演技と映画前半の緊張感すごい!前半はほんと見事!あと、好きな俳優しか出てない最高の布陣!

後半は邦画っぽい激昂演技やドヤ感強い表情やシーンの長さなど、もうちょいテンポ良かったらなぁと感じると
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ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.0

いつだったか映画館で予告だけ観れて、しばらく日本公開なかったけど、ようやく!

戯曲や文学っに造詣深くない自分にはかなり分かりづらかった!緊張感の持続はすごい。

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

5.0

今年のベスト1!!!!!

詳しく調べず観たらアンドレ出ててビックリしたし、しかもアンドレのフルートが劇中に使われてるなんて!

ケリー・ライカートが撮るミシェル・ウィリアムズは相変わらず最高だし、ラ
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

5.0

寝落ちして携帯落とす人続出だし、寝息やいびきも聴こえて来たけど、、

私はずっと興奮しっぱなし。ジェームズ・ベニング連想するオープニングからラストシーンまで最高でした。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

映画自体は素晴らしかったし、また10年後に自分は平山みたいな生活送れてるかな?と見返したい映画ではあるけど、、

クレジット見るとユニクロに電通にと資本主義の権化みたいな人達が、住む世界が全く違うお金
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.0

よく出来たホラーだなぁとも思いつつ、ホラーが苦手なので、2は観なくても良いかも。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

パンフ読んでみると30代後半か40代前半になった女性が当時クラスに馴染めなかったなぁ、みんなが良いって言ってるもの分からなかったなぁって、自分とイーニドと重ね合わせてクラスの端っこのモラトリアム期を振>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

北野武『HANA-BI』的な最小限の抑揚と台詞、今年で言えば『コンパートメントNo.6』を連想するような決して若くはない男女の恋愛もの、はぁ最高だった。これぞ映画。

ほかげ(2023年製作の映画)

3.0

趣里の低くて大きい声の出し方がミュージカルや演劇みたいでちょっと苦手だった。

戦争三部作完走出来たし、戦争後の悲惨さも知れたので、観て良かったけど、三作の中ではこれが一番劣るかも。

(2023年製作の映画)

4.0

前評判より全然面白いじゃないですか!

諸々てんこ盛り!

正欲(2023年製作の映画)

3.0

(原作読んでないし、今後も読まないと思うけど…)多分文字で読んだ方が面白いんだろうなぁという印象。

水フェチは生きづらさの象徴やメタファーだと思うので別に水フェチでなくても描けたんだと思うけど、、美
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

序盤の緊張感すごい。

復讐コント観やすかったなぁ。

相変わらずフィンチャー、地下とか夜とか画が暗い時間が長いけど、技術の進歩はすごいな。暗いシーンでも全然黒が潰れてなくてすごい。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

ディカプリオがちゃんと馬鹿に見えるのがすごい。

確かに3時間半は長いけど、3時間くらい観た後に、ご褒美演出やご褒美シーンがあるので、あぁ劇場でぶっ続けで観てほんと良かった!となりました。

パンフは
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

5.0

オープニングとエンディング痛快!

あれ?妊娠は?、あれ?どんくらい働いて稼いだんだ?って感じに「?」が浮かびまくる、すごいスピードで人生が進むけど、オープニングの痛快さもあってシリアスになり過ぎずコ
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

登場人物の名前を覚えるのが苦手な自分からすると前半ストーリーが掴み辛いけど、理解してくるとめっちゃ面白い。

女性の当時人物がみんなモデルみたいにスタイルが良い。男性はあまりモデルっぽくなく俳優って感
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アアルト(2020年製作の映画)

3.0

思った以上に映画的。だいぶロートーンでややおどろおどろしい劇伴だったけど、良い面も悪い面もちゃんとフラットに描いてて良かった。

RR(2007年製作の映画)

4.0

画面の端から端、もしくは端から消失点に向かって列車が走るだけなのに極めて映画的。

ベッヒャー夫妻の給水塔などのタイポロジーも連想するけど列車の動きがあるだけで写真とはだいぶ違う。

映画の内容とは関
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豚が井戸に落ちた日(1996年製作の映画)

3.0

今のホン・サンスとはだいぶ違うところもあるし、全然変わってないなぁ〜というのも、両方ある。まだホン・サンス前夜って感じ。

近作の説明的な表現を抑えて力の抜けた演出や脚本とは対照的で、かなり説明的で何
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天使の影(1976年製作の映画)

4.0

車でのあのシーンを観られただけでもう大満足!

車のシーン、音楽もめっちゃ良くて、濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』の元ネタかな?と思ってしまった。

古典的/戯曲的な表現や言い回しが多いのでややまわり
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フリーク・オルランド(1981年製作の映画)

3.0

世界的なウルリケ・オッティンガー再評価の波にやっぱり自分は乗れず、、、まだまだ良さが分からないなぁ〜と言う感じ。

なんでここまで構図が演劇の舞台を真正面から撮ったような平面的なショットが多いのか?全
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

『mid90s』のあの子か!

カルマなのか?不条理なのか?一つの過ちと執着で最初っから最後まで緊張感持続しながら映画が終わるの凄い。不穏な空気や違和感の作り方がうま過ぎる。

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

3.0

まだまだゴダールの作品は理解出来ないけど、ドキュメンタリーだと観やすくて良かった。やや黒歴史的な共産主義傾倒期に触れたチャプター2興味深かった。

ほつれる(2023年製作の映画)

1.0

今年観た新作の中でぶっちぎりのワースト。

かなりつまらなかった。

リアリティ重視のボソボソとした台詞はスクリーンで観ると全く効果的でないし、どうせ後半で感情高まっていつものボソボソではない高ぶった
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パリの記憶(2022年製作の映画)

5.0

傑作中の傑作!

トラウマも、トラウマの乗り越え方も十人十色。

あぁ最初から最後まで完璧過ぎる。映画うま過ぎる。こんな完璧な映画、日本でももっと上映されたら良いのに。

グリーンフィッシュ 4K レストア(1997年製作の映画)

5.0

ようやくイ・チャンドンの長編全部観れた!

初期から既に面白いし後の作品にも見られるような撮り方や描き方が沢山あって、『グリーンフィッシュ』の時点で既にイ・チャンドン映画うますぎる。

血の繋がった家
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.0

アニメーションや表現はとんでもないけど、話の展開はそこまでダイナミックじゃないので、少しダレながら観てしまった。

(2021年製作の映画)

3.0

事前情報なく観たので、、、

あ、設定か、と思うまでは結構ハラハラした。(流石に表現が現代的過ぎてすぐに設定とは気付いたけど)

イ・チャンドン アイロニーの芸術(2022年製作の映画)

2.0

イ・チャンドンの作品は好きだけど、この映画はかなり単調で、やや退屈だった。

福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

史実とフィクションが入り混じってることを理解して観て欲しいなと切に思う。

戦争や震災や事件の悲惨さを描くだけでなく、特定の誰かを悪者として描くのでなく、過去から失敗を学ばなければ自分たちも反省しなけ
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