Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

すごく良かった。
主演の2人がはまり役。モリー役のビーニーフェルドスタインはレディバードでも確かに良かったが、本作ではさらに良い。笑いを我が者にしている。
エイミー役のケイトリンテヴァーは初めてみた。
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クルーレス(1995年製作の映画)

2.5

学校の中のダサい人たちをプロデュースして恋を成就させてハッピーにしたらいいことあるんじゃないのっていう話。その過程で、主人公が恋心に気づいていく。
当時の女の子は夢中でみるような話だったそうな。それほ
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ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

3.0

女性ティーンムービーはあまりみたことないジャンルだけど面白かった。
コメディ感あるけども、冗談が過ぎるぐらい陰湿なことをやらかしてる。現実にありそうな話。
プラスティックグループの最上位層と新入生の話
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人数の町(2020年製作の映画)

1.5

いまある社会問題らしきものを数字で広く薄〜くした感じ。良くも悪くも浅い感じは否めない。
主人公のバックグラウンドが弱く、行動に説得力がないからストーリーに没入する感じではない。主題としては現代の日本の
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セブン(1995年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ダンテの神曲をもとにした猟奇的殺人。
新人刑事と定年間近のベテラン刑事が事件に取り組む。プラピの奥さんが2人の関係を深めるきっかけを作った時点でもしかしてこの人死ぬのかなって思った。そう予想した人も多
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

時間の逆行。
ただタイムワープをするのではなく、時間を逆向きに辿ることがみそ。
パンフレットと併せてやっと理解できる場面も多い。もう一回見ないと分からない点もしばしば。しかしそれでも、クリストファーノ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

テネットのある種の復習として
鑑賞するのは3.4回目だが、久しぶりにみるとやっぱり面白い。セリフの中で少しずつ夢の中のルール説明がなされて、テンポよく物語は進む。順調に進んだ矢先、一層目でつまずく。物
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人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)

3.5

アルフレッド・モリナとジョン・リスゴーの2人の演技が巧みでストーリーの大きな要素を占めている。
居候生活の中でいろんな問題が起こるが誰も悪くないと思う。
パートナーシップについて考えさせられる映画。全
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.0

あらまあらまと物語が進んでいき、サスペンスに巻き込まれていく。
親が知らない世界を子供が体感しているのが当たり前になってきている現実とそれに対する親の不安がよく出ている。
父は子供の行方を探す過程で、
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

グレタ・カーヴィグの処女作。
良かった。
カーソン・マッカラーズの小説「結婚式のメンバー」でも田舎町で育った少女が別の名前を名乗ることがあったが、この映画でもレイディーバードという、素敵な名前を持つテ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

映画館で鑑賞。
アトロクで紹介を聞いて映画館で見たいと思った。前情報あり。
画面アスペクト比が登場人物の心情を表すかのように変わる、所々に色味を帯びた波が出る演出、プレイリストムービーと称されるように
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はちどり(2018年製作の映画)

5.0

岡山メルパで鑑賞。大型施設の劇場ではなく。地方の街の映画館で上映していたことがまず嬉しい。文化の支えとして社会情勢に負けないでほしいと心から思う。

キム・ボラの初長編映画。14歳のウニの背中を追う形
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

いや、最高だった。
好きなことを感性に任せて真剣に取り組むと、どうしても枠には収まらない。
これは作品観終わって調べたが、リチャード・リンクレーターが元々ゴリゴリの野球選手で、ナード志向ではなかったこ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

信頼できない語り手であるアーサー。
視点を変えると、喜劇にも悲劇にもなるのがこの作品の面白いところ。
個人目線でみるか社会構造としてみるかで、物事の良し悪しが変わる世界とよく似ている。
大衆のネガティ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

環境問題、子供の貧困、社会問題をうまく取り入れて物語として消化している。廃墟になった都市に緑が溢れていたのが印象的。コロナで外出しなくなり、都市の空気が浄化されたように。
所々に光るところがあった。須
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.5

哲学や文学から言葉を引用して流れる雰囲気が心地よい。誰も阻害しない。文学少女で異国の地に住む優等生の主人公。レズビアンを思わせる描写もある。彼女を取り巻くのは、スクールカースト上位層の雑踏。代筆業でな>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.0

過去の栄光となった芸術家としての父親と3人の子供たち。複雑な家族構成が明らかになるにつれて、子供たちの葛藤も見えてくる。離散しながら、それぞれが収まるところにいる。
ビリヤードのキューをぶっ壊すシーン
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.5

ディスレクシアっぽい子供が手紙を読む最後のシーンが泣ける。
子供に対するベクトルで愛情があれば夫婦でなくても愛は育つ。
決定的な要因ではなく、ボタンのかけ違いの積み重ねで離婚に至ったと想像するが、その
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.0

出てくる人たちに感情移入することはない。しかし、なにかの渦に巻き込まれるように見入ってしまう。
コメディ映画のような会話のテンポが心地よくなってくる。一方で物語は出まかせに嘘を重ね、不快な方に走る。

劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

2.5

敵本拠地で国歌歌うとか、ドイツ軍やりそうだよね、スターリンぽいやついたよね
歴史のオマージュも加えながら、主人公の思惑と周囲とのすれ違いが相変わらず激しい。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

貧困と裕福、地上と地下、2元論と言えるほど対等ではないところから物語が立ち上がる。
構造が分かりやすく出ており、個人の思考や感情にフォーカスしていない分、物足りなさはあった。その点では母なる証明の方が
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マクマホン・ファイル(2020年製作の映画)

3.0

現代のアメリカっぽい〜
真実を知ったときには死が訪れる感じもまた現代ぽく乙。
陰謀論とか大好きな人には面白く感じるのではないか。主人公が思っていたことと事実の表裏が逆になった瞬間のインパクトが弱くサス
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ビジネスマンと1人の少女の対立構造
資本主義のルールで行われることが感覚的に正しいかどうか考えなきゃいけない。
ビジネスマンは自分の行いが正しいかどうか常に考え続けないといけない。
最後少女が買い戻し
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.0

日本じゃあんまり馴染みがない、ネオナチの排外工作。事実ベースの話であることが悲しい。
二度決断したけど、1度目と2度目のあいだに彼女はなにを考えていたのか。
上告という具体的方策が示されて、それでなに
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.5

押井守作品
運命のメタファーであるティーチャーに抗う姿は勇ましかった。
静かな物語の立ち上げで、淡々と進んでいく様が押井さんぽい。システムに取り込まれ、絶滅した個人と自我の萌芽の幅が哀しい。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.5

宗教のことよくわからないし、教皇が民衆にとってどんな存在なのか、感覚的にはわからないけど、キリストの代わりを務めることは重い責任だとは想像つく。
その上で、1人の人間同士が対話して理解を深めていく姿は
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

スコセッシ!
キャストもごうか!
3時間半長って思ったけど、1人の人生を追っていくような感覚でラスト40分あたりはいろいろな感情が湧いてくる。
もう一度見たい、でもほんといい映画。
Netflixばか
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.0

ロバート・デニーロかっこぇぇ
バウンディハンター、ロードムービー
時代感もすごくいい。電話のベルの音から列車の汽笛、車のエンジン、渇いた音が心に響くなつかしさ。

空港のシーンの緊迫感がたまらない
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

80年代の音楽がたくさん。
スパイグラスと逃げてる時にフロック・オブ・シーガルズのI Ranが聴こえてきて、ララランド思い出してしまった。
美女がアクションするだけの頭空っぽで観れると思ったらゴリゴリ
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ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作の映画)

2.5

実話を基にした映画。
学生がベースだからなのか美化し過ぎてるのが気になった。緊迫感ある内容だから最後まで現実突きつけて欲しかった。あくまで個人的に。
実話調べたら、実話のほうが結構面白そうで、事件以来
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.0

男の子は憧れる種類のカッコ良さ
大金稼いで、女侍らせて、ヤクでハイになって、セックス、クルーザー、プライベートジェットetc
成り上がることが目的の人生だったら彼はとても幸せなんじゃないかな。
彼の良
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.0

ヒッピー!
自由でいることって大変で信念がないとできないよね。
自分の人生が正しいか正しくないかなんて周りに決められたくないなぁと思った。
それでも大衆は語りかけてくるし、いやでもその中で生きなきゃな
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.5

オドレイ・トゥトゥがたまらない。
登場シーンからかっこいい。

テンプル騎士団、ダヴィンチ、十字軍などのワードもたまらない。
ストーリーも面白いし、飽きさせない。
エンタメとしてレベル高い。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

新幹線の中で見ながら途中で寝てしまった。なんか見ててすんごい居心地が良くて、安心する。地元の友達に会ったときみたいな感覚に浸れる。
子供たちのたわいも無いじゃれあいを観て、あの頃には戻れないなぁと思っ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

バーナード・ハーマンの音楽が良かった。
ヒッピー、ベトナム戦争
ロバートデニーロ演じる、タクシードライバーが荒廃する街の中を1人運転する。
孤独に耐えきれず、社会を愛せず、自分のアイデンティティを確か
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

ハイウェイを運転する時の音楽が気持ちいい。緊迫したシーンのはずなのに、どこかアールの人生そのものに対する楽観的な感情があり心地よい。
警察やマフィアからすると、大きな事態が動いてるはずなのに、アールは
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