えむていさんの映画レビュー・感想・評価

えむてい

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

原爆を作った男、オッペンハイマー。
ノーランはオッペンハイマーのどういうところを描きたかったのか、日本人の自分にとって原爆投下が口頭で伝えられ終わることには分かっていても思うところはあるが、赤狩りに巻
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.8

ドラッグに溺れる若者たちを生々しく描写している。
汚い描写も多いが、堕落した人生にひたむきに向き合おうとするところは印象に残ってる。
イギリスのロックやポップミュージックってやっぱりいいなと感じる選曲
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.3

新旧キャストのお祭りとしては多少楽しめた。
現代だからこそできる幽霊退治を映像化できてたと思うけど新しい登場人物の深掘りの浅さが気になった。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

社会的なメッセージをここぞとばかりに吹き込んだホラー。
なんで同じ黒い肌(黒人で同胞のはず)
なのに笑ってるのか、人間は自分の欲望や探究のためならここまで非人道的になれるのかと本当の理由がわかりゾッと
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豹/ジャガー(1968年製作の映画)

3.8

フランコネロとコルブッチ監督のマカロニウエスタン。
メキシコが舞台で音楽もラテンぽくて陽気なのが多く感じた。
ジャックパランスの悪役やトニームサンテの革命家気取りのメキシカンも個性的で良かった、個人的
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.6

ダーレンアロノフスキー監督のデビュー作。
数学は学生時代から不得意で分からないことだらけだったけど、ユダヤの教えとか東洋的な価値観とか色々混ざり合って何を伝えたいのか理解できなかったけど、モンタージュ
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.5

実在したデンマークの小説家のアフリカで過ごした日々を映画化した作品。
WW1の頃のアフリカの植民地で自分が子供を産めないとなったと分かった途端に原住民の子供たちに教育を施すなど気高く生きる女性役にメリ
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ダウンタウン物語(1976年製作の映画)

3.5

小さな恋のメロディの脚本を手がけたアランパーカーの監督デビュー作。
男にはどこかワルになる憧れがあり、それは何歳だろうが変わらない。
ミュージカルのシーンも悩める子供達の思いがしっかり込められていてよ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

マシューヴォーンの新作スパイ映画。
007のイアンフレミング然り、スパイというのは自分の経験から何か本なり書物を書きたがるのは職業柄なのかなぁと思った。
話のプロットは非常に面白かったのですが、ブライ
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.8

ベトナムに送られた米兵の苦しみを、戦争映画とはまた違った形で知ることができた。
どこまでが現実で何が幻想なのか、観ている側も狂わされていくような不穏な演出が良かった。

大いなる勇者(1972年製作の映画)

3.7

実在したマウンテンマンに沿った西部劇。
ロッキー山脈の厳しい環境の中で生きる人々の力強さが伝わってきた。
髭がぼーぼーでもレッドフォードのかっこよさは相変わらず。

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

ガイリッチー監督の戦争映画。
アフガニスタンはソ連・アメリカ両方に軍事侵攻を受けても屈することはなかった。
険しい山々が多く、攻める側は苦労するみたいなことはYouTubeの解説動画で観たことあるけど
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.2

トムハンクスのオットーという男のリメイク元の作品です。
オーヴェの父親との関係、また愛し合ったソーニャと二人三脚で歩んだ過去がしっかり掘り下げられていた。
また、イラン人女性の苦労にも理解を示している
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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.6

80年代の映画っていいなって思う作品だと思う。
スタローン演じる父親役も子役も良かった。
腕相撲を題材に親子を描けるのはメナヘムゴーランの高い手腕だと感じた。

アビス(1989年製作の映画)

3.2

キャメロン監督の作品の中でも目立たない作品ですが、ターミネーター2など後の作品の片鱗が見えた。
何かと悪役の印象が強いエドハリスがかっこよかった。
エイリアンの行動の動機が見えてこないのがうーんとなっ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

ヨルゴスランティモス監督の最新作。
この作品を観るためにランティモス監督の作品を古いものから順に観てきたけど描写のグロさが今作がちょっときつかった、スクリーンで観たからそう感じたのかも。
エマストーン
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

女王からの寵愛を奪い合うどろどろした宮廷ドラマ。
いかにもありそうな筋書きだけど3人の演技が良かった。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

ランティモス監督特有の不気味な世界が今作も健在。
元ネタのギリシャ神話は知らなかったけど誰を殺すか?っていうシーンを観た時トロッコ問題を思い出した。
カメラワークが斬新だったけどBGMはちょっと大袈裟
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.1

リアルタイムでSEEDシリーズを視聴していたのでノスタルジックな気持ちになりながら鑑賞しました。
シンの行動等含めて今まで余り好きではなかったのですが同じチームとなったキラとの関係は思ってた以上に良好
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

ランティモス監督初の英語作品。
配偶者を見つけられなければ動物にされてしまうため、パートナーとなるために「共通点」を作ろうと痛々しいことをするのは恋愛のためにそこまでするか…となったし、独身を貫こうと
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.3

犬のように育てられる三人の子供たち。
がっつりモザイクが掛かってるところには不謹慎ながら失笑してしまった。
ギリシャは内戦あったり軍が独裁政治してたりと不安定な時もあったので外界との接触を断ち、父親は
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.2

監獄島アルカトラズからの脱出に成功したフランクモリスを基にした脱獄サスペンス。
ドンシーゲルとイーストウッドのコンビは間違いないですね。
囚人たちの人間模様を映し出す様はドキュメンタリーみたいで無駄が
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.6

得体の知れないものに対して狂わされていく人々とそれに向き合わなければいけないときどうするか、自分ならどうするだろうか、などいろんなことを考えながら鑑賞できた。
不穏な雲の動きや宇宙船の造り込みが凄かっ
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エクソダス:神と王(2014年製作の映画)

3.2

チャールトンヘストンの十戒をよりシンプルにした感じの作品。
リドスコが監督だけあって戦闘シーンとか迫力が凄いんだけど、シンプルにしすぎたためか十戒よりも端折りすぎた感がある。
自殺した弟のトニースコッ
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暴走機関車(1985年製作の映画)

3.8

暴走する機関車を舞台にしたパニック映画。
二人の脱獄犯の相棒と言ったらいいのか、師弟のような一言ではいい表せない奇妙な関係が面白かった。
ラストはぼかした感じだけどニューシネマっぽい終わり方は個人的に
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.7

消耗品軍団の最新作。
今までは豪華なキャストで個々のキャラにもそれなりの掘り下げがあったけど今回は完全にステイサムだけの映画になってしまっている。
ジーナが取り仕切り始めた段階で拍子抜けしてしまった。
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.1

ピアノの対決のシーンが良かった。
ありえないけどピアノ線でタバコに火をつけるのかっこよすぎ。
欧州からアメリカに思いを馳せる人々はタイタニックと重なるものがあった。
個人的には地上に降りて知り合った親
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

4.2

コッポラ監督の傑作サスペンス。
盗聴して録音した男女の会話を聞き続けているとこっちまで気が狂いそうになり、引きずり込まれてしまった。
「深入りするな」と言われた時にはもう遅い、自分のしたことは自分に返
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レンフィールド(2023年製作の映画)

4.1

マッシブタレントから勢いを取り戻してそのままのニコラスケイジがドラキュラを生き生きと演じてた。
自分もまさに今上司との付き合い方に悩んでいるのでタイムリーな映画でした。
B級臭いアクションも面白かった
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華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.5

儚い人生ってこういうことなのか。
ロバートレッドフォードは何着ても様になってますね。
ギャツビーは独りよがりな部分はうーんとなってしまったから、何事もなかったかのように片付けられても仕方ないよなと思っ
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卒業(1967年製作の映画)

3.8

サイモン&ガーファンクルの音楽の影響もあると思うけど、初めから有名なラストシーンまでなんとも言えない浮遊感を感じた。
ダスティンホフマンのどこか反抗的で抜けた演技が良かった。

ボディガード(1992年製作の映画)

3.7

寡黙なケヴィンコスナーがカッコ良かった。
音楽はホイットニーヒューストンの名曲満載。
フランクとレイチェルの着かず離れずな関係は冗長に感じるが、ラストシーンは良かったし、サスペンスとしても楽しめた。

華麗なる賭け(1968年製作の映画)

3.6

マックィーンが演技派に転向し始めた頃の作品で、アクションやってない違和感はあるけどフェイダナウェイとの絡みも良く、彼のカリスマ性はオンリーワンだなと感じた。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

悲しい出来事があると分かっていながらも受け入れるルイーズ。
未来が分かっているってちょっと残酷だなと思った。
音楽が良かった。

デルタ・フォース(1985年製作の映画)

3.3

アマゾンプライムで配信され鑑賞したが、日本語字幕すらなくて観るのにちょっと苦労した。ストーリーは理解出来たけど。
チャックノリス強すぎ。
テーマ曲が印象的で耳に残る。

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.3

ナポレオンの英雄としての戦いぶり、一人の女性を貪欲に求める悪魔の部分両方とも描かれていた。
ジョセフィーヌにもしっかりスポットが当たっているのが良かったが、タイトルで肩透かし食らう人もいるかも知れない
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