えむていさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

えむてい

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荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

3.7

ストレンジャーは何者か。
イーストウッドの監督2作目の西部劇。
流れ者が街で好き勝手やることに憤慨する住民ですが、彼らもまた闇を抱えている。
今まで観た西部劇とは違い、人間のエゴについて考えさせられま
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

3.5

香港ノワールの3部作の最終作。
警察として残りの生涯を過ごす決意をしたラウですが、「善人」になろうとし、だんだん狂っていく。
新たに登場する人物の説明が少なく、どこまでがラウの妄想なのかついていくのが
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

3.8

インファナルアフェアの三部作の二作目。
香港の裏社会で成り上がっていくサム、自分の信念を貫き通すウォン警部の対比が良かった。
1作目で描かれなった真実もあり、前作より人間関係がどろどろしている。しっか
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.2

スコセッシ監督のリメイクを先に観たのですが、こちらの方がスタイリッシュで好き。
警察・マフィアがお互いにスパイを送り込む。
100分という時間のなかでヤンとラウ、二人の持つ苦悩がしっかり描かれている。
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波止場(1954年製作の映画)

4.1

港湾労働者が現場を仕切るギャングに戦いを挑む。
約110分という時間の中で様々な顔を見せながらマーロンブランドがいとも自然な感じで演じていたのがこの俳優がメソッド演技の草分けといわれるがゆえんだなと思
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13デイズ(2000年製作の映画)

3.6

キューバ危機を題材にしたサスペンス。
結末はあらかた分かっているけど緊張感あふれる演出がハラハラした。
スーツを身にまとい自分の信念を貫くケビンコスナーの演技がいい。

ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.9

法廷ドラマは観てみて冗長に感じることが多いですが、この作品はもともと舞台劇であったため、若い頃のトム、既に貫禄のあるジャックニコルソンなど名優たちの演技を楽しめる。
実話を基にした話らしく、実話の方は
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.5

スネークがかっこいい。
B級感満載でツッコミどころも多いですが、世界観が割と好き。

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.1

レオーネ監督×イーストウッドコンビのドル箱三部作の3作目。
主演の3人のキャラが個性的で面白いですが、戦争のシーンは冗長に感じた。「いい人」「悪い奴」「汚ねえ奴」の最後の決闘シーンがかっこいい。
相変
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コップランド(1997年製作の映画)

3.4

ランボー以降、ほぼアクション一辺倒だったスタローンが冴えない保安官役に挑んだ今作、他のキャストも豪華。
超人的なアクションやってるスタローンはかっこいいですがこういう人間臭い芝居も彼の魅力だと思う。
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恋におちて(1984年製作の映画)

3.5

ディアハンター以来となるデニーロとメリルストリープ共演の恋愛ドラマ。
少しうぶなデニーロは新鮮、メリルストリープは綺麗だった。
アンがフランクに打ち明けられた時の「何の関係がない方がもっとひどい」のセ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

ハリソンフォードのラストインディ。
クリスタルスカルの王国と同じくSF要素が強いですが、長年研究し続けた古代の歴史にインディアナジョーンズ博士が直に向き合うところが個人的には好きですね。
マッツ演じる
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

3.8

アメリカ南部テキサスが舞台の叙情詩的な物語。
まず目を引くのがジェームズディーンの演技、二枚目の青春スターのイメージのある彼が成り上がりのワルな成金を演じていたのが意外だけど特殊メイクとかもばっちりで
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.2

対なる二人の男の熱い西部劇。
元ネタの作品は未視聴ですが、機会があれば観てみたい。
歴史スペクタルとか、いろんな役をやってるラッセルクロウですが、今作では早撃ちの名手にして、残忍だけど教養も持ち合わせ
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.3

キャメロン監督の手がけた1,2に比べるとやっぱりうーんとなってしまうのは仕方ないと思う。
個人的にここは良かったなと思うのはジョンがスカイネットを止めようとt-850に啖呵を切ったところとかラストの「
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

AIがいろいろと言われている時代ですが、人間の持つ可能性はまだまだあるなと感じた。
不適正と判定されても諦めず、自分の可能性を信じたヴィンセント、優秀でありながら歩けないジェローム。
終盤の二人のやり
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.6

麻薬マフィアとの戦い2作目。
ベニチオデルトロの銃の撃ち方は好き。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.7

紛争地域を除けば世界で一番危険な場所とも言われていたメキシコのフアレスを舞台に麻薬密売組織との戦いを描いたサスペンス。
過激なやり方に違和感を覚えるケイトと手段を厭わないアレハンドロの対比が良い。
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.2

事実は小説よりも奇なりを体現したストーリーだと思う。
大使館を襲うのは外交上一線を超えるが、イランのアメリカに対する怒りの感情も無碍にはできないと思った。
終盤での空港のシーンはハラハラした。

戦略大作戦(1970年製作の映画)

4.0

戦争最中に一稼ぎしようとするアメリカ軍の小隊。
イーストウッドはもちろんかっこいいですが、他のキャラも個性が濃く、特にドナルドサザーランドの戦車兵が面白かった。
思ったようなラストではなかったのですが
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.1

デミムーアが美しい。
サムとオダ・メイのやりとりが面白かった、あのどこか憎めない感じはウーピーゴールドバーグだからこそできる演技。
悪いことをした奴には相応の報いがあったのがよかったと思う。
サムがあ
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G.I.ジェーン(1997年製作の映画)

3.4

デミムーアの役作りが凄い。
忍耐強い女性を描くことに定評あるリドリースコット監督ですが、本作もそれは健在。
オニール大尉の男と同じ扱いをしろという一貫した姿勢は今の性に関する話題と合わせて考えさせられ
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.7

WW1の悲惨さを描いた作品。
塹壕戦という人間が直接ぶつかり合い、環境的にも泥臭いWW1を描いている。
終盤のポールの語りが印象的です。

複製された男(2013年製作の映画)

3.2

パートナーは大事にしろ、性欲に溺れて過ぎるのは良くないことだし報いを受けるぞって感じのメッセージはなんとなく伝わってきた。
一人二役のジェイクギレンホールの演技は良かった。

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.3

宗教色が色濃く入り混じったサスペンス。
ヒュージャックマンとジェイクギレンホールの演技が最高です。
この男が娘を誘拐したんだと信じて疑わず、追い詰めていく。
信心深く、凝り固まった考えを変えない父親は
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駅馬車(1939年製作の映画)

3.8

アパッチの襲撃シーンが圧巻だった、映画史に残る名シーンだと思う。
登場人物の個性がそれぞれ強くて長くない映画ですが置いてかれそうになった。
ジョンウェインの存在感は唯一無二。

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.4

レオーネ監督がイーストウッドと組んだドル箱3部作の2作目。
前作から比べてレオーネ監督の作風の特徴の顔面アップが確立されており、イーストウッドはもちろんリーヴァンクリーフがかっこよかった。
荘厳な雰囲
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

ビデオカメラに残された父との一夏の休暇を巻き戻して当時を振り返るソフィ。
同世代の子供と馴染めず、早く大人っぽく振る舞いたいソフィ、30歳になると思わなかったというカラム。
親子なのに全く違う二人の死
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.8

レオーネ監督とイーストウッドのドル箱3部作の1作目。
イーストウッドが渋くてかっこいい。
モリコーネの音楽も最高。

スパルタカス(1960年製作の映画)

3.6

キューブリックはこの作品を雇われて撮ったとして自分の作品だとは認めていないですが、剣闘士の話だったり、身分の違う人々の人間模様など、共和政ローマの末期を描いた歴史スペクタルとして面白かった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

リックとクリフの関係性が男の友情って感じで最高です。
ポランスキーとシャロンテート夫妻とリックとクリフの対比は当時のハリウッドの光と闇を同時に観てるよう。
バンブラのウィンターズ中隊長で有名なダミアン
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.5

大人に干渉されたくない二人の少年少女の逃避行、夢があっていいなと思った。
他のウェスアンダーソン作品に比べるとあまりハマらなかったが、あのおしゃれな感じとテンポ感は癖になると改めて感じた。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

宗教的対立に振り回されるも、自分の信念に従い行動するナワル。
自分のルーツをあんな形で知ってしまった双子の姉弟。
内戦の悲惨さを改めて認識した。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

お酒は飲むので、この映画を観て付き合い方を改めて考え直すきっかけになった。
歴史の授業のシーンのお酒をたらふく飲むチャーチル、全く飲まないヒトラーの対比のシーンが印象的。
シリアスだかコメディだか振り
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.8

モリコーネの音楽が素晴らしい。
様々な人の映画館での様子は観ていて面白い。
ラストは感動しますが、だれるシーンもすく少なからずあり、やけに長く感じた。

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.5

君の瞳に乾杯。
淡い恋愛ドラマかと思ったら、割とドロドロした戦争映画のようにも感じた。
リックはリックなりに考えはあったけど、かつて愛した女性、かつての自分と同じ立場で果敢にナチスに抵抗する恋敵とのや
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