えむていさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

えむてい

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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.5

ウェスアンダーソンの独特なテンポ感とカラフルな感じは好きですが、オムニバス形式で雑誌の特集記事を読んでるようなまとまりのなさは観ていてだれてしまった。
強いて好きな場面があるならベニチオデルトロの演じ
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サイン(2002年製作の映画)

3.8

ホアキンのフルスイングは爽快。
SFだったり宗教的な価値観だったり盛りだくさんです。
メルギブソンはかなり保守的なカトリックの信徒なので宗教臭い台詞も様になってる。
宇宙人vs人類とかはありがちですが
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

3.7

3人の水兵の友情ドラマ。
刑務所に送られる前に大人の遊びを教えてあげるベテラン水兵。
ジャックニコルソンの奔放でちょいワルな演技が良かった。
メドウズに人生において抗うこと、要求することの大切さを教え
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

4.0

クリードシリーズの3作目。
今作からロッキーは出ておらず、マイケルBジョーダンなりに完全にアドニス主体の話にしようという意図・演出は随所に感じられます。
ジョナサンメジャースの演技も良かったのですが、
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.6

サメ映画は安っぽいイメージが先行して視聴を避けていたのですが、思ったより面白かった。
前半は社会的なドラマであり、観光で盛り上げるしかない島で、得体の知れない恐怖にどう対応するかで揉めているところは人
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バットマン(1989年製作の映画)

-

コミックをそのまま映画にしたチープな感じではありますが、宿敵ジョーカーとの戦い、ブルースウェインの葛藤粗削りな感じはしますが2時間でそれらを描ききってる。
ジャックニコルソンのジョーカーがコミカルで小
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.9

アメリカンニューシネマの先駆的作品。
クラウドを演じたウォーレンベイティ、ボニーを演じたフェイダナウェイの二人の容姿がいいのでクラウドが偏屈なプライドを持っててもボニーが少しマザコンでも様になる。
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ロビン・フッド(2010年製作の映画)

3.8

ラッセルクロウの佇まいがロビンフッドのイメージとかけ離れてないかと感じたのですが、細かいことはいいんだよとばかりにリドスコが重厚な歴史スペクタルに仕上げている。
彼以降ジョンを名乗るイギリスの王はいな
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.4

ウェスアンダーソンの長編デビュー作。
カラフルさはまだないが、主役の3人の馬鹿っぽさ、特有のテンポ感は後の作品の片鱗を感じれる。

暴力脱獄(1967年製作の映画)

4.4

刑務所のしがらみに屈することを拒絶し、反抗し続けるルーク。
ポールニューマンのかっこよさもさることながらジョージケネディのドラグラインの存在感、後の刑務所を舞台にした映画でも欠かせない役どころだなぁと
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.9

他の作品に比べてウェスアンダーソン色は薄く感じましたが、インドを舞台にしたロードムービーとして楽しめた。
人生という名の旅をするには荷物は少ない方がいい、しがらみを断つことも大事だと教えてくれる。

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.8

ジーンハックマンの人間臭い演技が最高。
スカッとした終わり方ではないが、リアリズムな描写、迫力があるカーチェイスシーンが良かった。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

ケイトブランシェットが悩める天才女性指揮者を演じる。
人を統率するのは難しいですね。
ターは性自認に関して進歩的ですが、音楽に関しては保守的、それゆえに地位を得られたが、折り合いがつけられなかったため
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

生々しい描写、必要に思えないがかっこいい会話などタランティーノらしい映画。
日本語の字幕の翻訳も面白かったが、少々長く感じた。

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.7

スティーブが回りに配慮せず、こだわりを捨てられず、猪突猛進で物事を進める。
スティーブの性格はウェスアンダーソン監督の映画作りのこだわりと重なるものがある。
登場人物がはちゃめちゃで、カラフルな映像は
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夕陽の用心棒(1965年製作の映画)

3.3

ジュリアーノジェンマのマカロニ初主演作。
ジェンマの二枚目な感じが同時期のフランコネロが醸し出す西部劇のむさ苦しさを感じられずちょっと違うなと思ってしまった。
アクションはかっこいい。

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

トムのスパイアクションの記念すべき一作目。
デ・パルマ監督らしい長回し、目線アングルなど健在でトムのアクションは後の作品に比べて少ないがスパイ映画特有の緊張感があっていい。
最新作ではキトリッジがどう
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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008年製作の映画)

2.9

エヴリンはレイチェルワイズじゃないと。
ジェットリーの悪役もいまいち彼の強みが生かされていない感じで消化不足。

デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

3.8

リドリースコット監督の記念すべき長編デビュー作。
決闘に執着した騎士フェロー、その男に巻き込まれて否が応でも決闘に向き合わなければならないデュベール、逃れられない二人の因縁と宿命。
その後のリドスコ映
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ハムナプトラ2 黄金のピラミッド(2001年製作の映画)

3.7

個人的には前作よりもアクションに迫力があって面白かった。
ロック様イカつい。

ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

3.6

若くて生き生きしているブレンダンフレイザーはザホエールを観た後なのでギャップが凄かったですが、王道のアドベンチャーで楽しめた。こういうのでいいんだよ。

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

ライアンゴズリングがかっこいい。
あの寡黙さ、雰囲気はレフン監督が欧州の方なのでヨーロッパ映画っぽい、アランドロンの映画とかに重なるものがあります。
変わりたいと思ってもなかなか変えられない人の性、最
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.3

ノスタルジックになりながら鑑賞。
マリオに関連するゲームの要素が随所に散りばめられていて面白かった。
ゲームの音楽以外にもAC/DCとかa-haとかの曲も使われていて音楽のセンスもいいなと思いました。

荒鷲の要塞(1968年製作の映画)

3.5

戦争映画かと思ったら、工作員が敵地に潜入したり、自軍の中に内通者がいたりとドロドロしたスパイものの映画として楽しめた。
ただドイツ軍があまりにも間抜けに描かれすぎだと感じました。
WW2のときは特殊部
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

ディカプリオがオスカーを手にした今作、壮大な復讐劇。
西部開拓の知識はほぼ皆無ですが、ディカプリオの体を張った演技が最高です。
自然は人間に優しくない、むしろ厳しいのだと思い知らされた。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.8

若くして天才と呼ばれ、成功し、有名になるも様々なことがきっかけで気力をなくした3人に向き合おうとする不器用な父親。
登場人物の個性がいい意味で際立ってる。不器用だけど家族を大事に思うジーンハックマンの
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.6

マックスの才能の無駄遣い。
好きになった相手への一途な思いが無茶苦茶な行動に走らせる。
ウェスアンダーソン監督らしいテンポの良さ、洒落た音楽が良い。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

ヒラリーとスティーブンが惹かれあった過程がボヤッとした感じは否めないですが、お互いの存在に明るい光を見出していたと思う。
終盤のヒラリーが映画を鑑賞するシーン、映画館で働きながらもスクリーンで鑑賞した
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

5.0

前半、アメリカのスモールタウンののどかな感じから一気に狂気の戦争描写に移り変わる。「can't take my eyes off you」を歌うシーンなんかは青春だなと感じる。
アメリカの田舎町の日常
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

アドニスは再び過去の因縁に向き合わなければならなくなる。
イワンとヴィクターの置かれた立場、アドニスに挑みたくなる理由も分かる。
試合は前作よりヒートアップしていて見応えがあります。
ソ連で科学を用い
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.8

ロッキーバルボアはもちろん、アドニスというキャラが持つ魅力があるので、ストーリーはロッキーのストーリーをなぞる感じなのは否めないのですが魂が揺さぶられるんですよね。
アドニスは外からの圧(色眼鏡で見ら
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

WW1、協商国と中央同盟国との泥沼の塹壕戦、2人の上等兵が伝令任務を任せられる。
2人の兵士の目線でみた戦争の最前線が臨場感がある。
主演の2人が若い役者で、脇役の軍の高官が名だたる俳優が揃っていて、
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.1

冒頭でブルースウィリス本人から前置きがありますが、察しの良くない人間なのでオチはいまいち読めず、頭空っぽにして観たので、ラストは衝撃的だった。
コール役の子役の演技がいい。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.3

タランティーノ監督のウエスタン映画のリスペクトを感じた。
序盤はクリストフヴァルツ演じるシュルツがジャンゴとの絆を深めていく、クリストフヴァルツの演技力がさすがだなと感じた。
後半はディカプリオ迫真の
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.8

俺の豚を返せ。
ニコラスケイジが奪われた豚を取り戻そうと奮闘する話だけでは終わらない様々な人々のヒューマンドラマがあった。
かつてクビにした男とのやりとりでのセリフ「批評家も客も本物じゃない」が印象的
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大脱走(1963年製作の映画)

4.4

WW2においてドイツの捕虜収容所からの脱走を図った連合軍捕虜たちの熱いストーリー。
それぞれのキャラの強みを活かして計画を進めていくところがよかった。
有名なテーマにのせて颯爽とバイクを走らせるマック
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