もはや老舗の安心感。
安易な展開とも思える場面もカウリスマキが撮ると逆に有り。必要最小限の会話劇が心地良いし表情の演技がとても良かった。
前作「希望のかなた」はカウリスマキ映画の集大成的な作品だったと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
終盤拳銃を手に入れたたけしが少し先の未来を予測したかのような場面からが出色の出来。極楽鳥花の花畑でのシーンは一体どうやって思い付いたのか。
15年振り位に再鑑賞。
構図、音楽、たけしの存在感が最高。
何よりも間の取り方が天才的だった。何かが起きそうな場面で何も起きない。気を抜いていると次の場面では刹那的に銃撃が始まる。特にエレベーターのシ>>続きを読む
アニタ・オデイのボーカル、チコ・ハミルトンのブルー・サンズでのドラムが素晴らしい。
あと観客のファッションが良すぎる。
このレビューはネタバレを含みます
序盤はキャラクターにも演出にも魅力が感じられず観ていて辛かった。異世界?に行ってからはだんだん面白くはなるが、全体に何か雑だなと思ってしまった。
色々なメタファーがあって考察できるのはよく分かるが、探>>続きを読む