いかにもソフィア・コッポラらしい、ガールズカルチャーほいほい女子の心撃ち抜きまくりな映像絵巻。
物語的には事実をそのまま淡々と描いている感じで、ラストも「え!?ここで終わり!?」と若干拍子抜けしてし>>続きを読む
規則正しく寝起きし、植物を愛で、仕事は誠実にこなし、昼休みにはカメラで写真を撮り、仕事が終われば銭湯の温かな湯船に浸かり、好きな酒を飲み、好きな本を読み、好きな音楽を聴く。
平山という男は、そうやっ>>続きを読む
内野聖陽は間違いなく名優だと思うのだが、この作品然り、他の過去作品然り、最新作の『春画先生』然り、映画に関しては作品選びのセンスがすこぶる悪い。
何故こういったB級感漂う微妙な映画にばかり出るのだろ>>続きを読む
戦争そのものの様でもあり、震災などの自然災害の様でもあり、原爆及び原発の様でもあり、テロの様でもある。
ゴジラとは、全ての災い、禍いの象徴。
それらは我々人間のささやかな、だけど懸命に確実に築き上>>続きを読む
戦国版『アウトレイジ』かと思いきや、アウトレイジ版『風雲!たけし城』だった。笑
タイトルに偽りなく吹っ飛びまくる数多の首。
息をするかの如く当然に、次から次へと行われる殺生。
残酷でグロテスクで、>>続きを読む
綺麗事だけじゃ済まされない、人間のリアルな心理の機微。
西川美和の洞察力の鋭さを堪能した。
クズで弱虫でどうしようもないが真の悪には成り切れず、妙な色気を孕む厄介な男をモッくんが見事に体現。
そし>>続きを読む
これがかつて社会現象と呼ばれる程の空前の大ブームになったなんて、良くも悪くも時代だなぁと…。
黒木瞳はこれをバネに大きく飛躍したイメージだが、役所広司にとっては黒歴史だろうなw
伊東美咲のあまりの大根っぷりに、森田芳光監督も音を上げて演出する事すら諦めてしまったのでは?と思うくらいの駄作オブ駄作。
個人的に劇的に燃え上がる恋愛モノというのはどうしてもシラけてしまい入り込めない性分なので、これも御多分に漏れず「もう勝手にやってくれ」という感じだったのだが、ただこの作品に関わらず、昨今の「不倫は絶対>>続きを読む
モッくんや大沢健のどことなくジェンダーレスな美坊主っぷりは見もの。
周防監督の小津を意識した雰囲気の撮り方にもなんかキュンとくる。
冒頭にモッくんのバンドメンバー役でスカパラのメンバーも出演してい>>続きを読む
最も実際に近いボブ・ディランを演じたケイト・ブランシェットが素敵過ぎて、異性愛者ながらも心底ときめいてしまった記憶…。
個人的には咲がそれほど頭のキレる悪魔という風には思えず、色々とやってる割に詰めの甘いガキだなとしか感じなかった。
内野さんが住んでるマンションがバカみたいにデカくて良いマンションで、大学の心理学教授>>続きを読む
数多ある恋愛映画の中でも、三本の指に入るくらい大好きな一本。
何度観ても「なんてお洒落でキュートな映画なんだ!!!」と叫びたくなるほどに好き。
90年代半ば。
インターネット黎明期の得体の知れぬワ>>続きを読む
苦しかった高校生の頃に観て、その後の私の人生の方向性を決めてくれた映画。
大切な宝物のような映画。
西島さんだから観てみたけど、それ以外何も得るものはなかった。
わざわざ映画にするほどの話でもない。
このレビューはネタバレを含みます
バツイチ不良中年の文芸評論家が、田舎から出てきたばかりのおぼこい銀座の新人ホステスを見初め、容姿も内面も肉体も自分好みに変えていくという、バブル期日本版『マイ・フェア・レディ』。
なんてったって渡辺>>続きを読む
10代の頃に観て「劇映画をこんな風に撮ることができるんだ!」と、とても衝撃を受けた一本。
役所広司と対峙してしまうと福山雅治の未熟ぶりが浮き彫りになり、観ていて辛くなった記憶がある。
素晴らしかった。
出版業界にいるので余計に胸熱。
地味で地道で根気が要るが、海のように壮大で美しい仕事…それが辞書編纂。
コギャルの出現により若者言葉が急速に進化していった90年代が舞台というのも>>続きを読む
東京生まれ東京育ちの自分には土着の心というものが大してない。そのせいかあまり共感できない部分も多かった。
派手な作品ではないが、出演者は名優揃いなのでそれだけでも充分に観る価値はあり。
残念ながら「民度」というものは存在する。
教養の乏しさは時に激しく他者を傷付ける凶器と化す。
田舎に居ることが必ずしも善良や純朴に繋がるわけではない。
帰り道、渋谷の街中の群衆を怖いと感じている自分>>続きを読む
のほほん系のおバカファンタジーかと思いきや、痛烈なジェンダー風刺の効いたとんでもない社会派作品だった。
流石グレタ・ガーウィグ監督という感じだが、日本のフェミニスト女性監督(今のところ特に思い浮かば>>続きを読む
私の趣味嗜好の礎であり、歳を取っても無条件に愛し続けるであろうもののひとつ、それがセーラームーン。
一応これでファイナル?
でもやっぱりまだまだやって欲しいし、いつか庵野秀明監督の『シン・美少女戦士>>続きを読む