キングさんの映画レビュー・感想・評価

キング

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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

草彅剛の母親としての覚悟に泣けた。ひたすら悔しいしムカつく。人の生きづらさが誰かの涙活で消費される娯楽にならないといいと思う、早くこんな映画が必要ない世界になればいいと思う

ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

出てくる人間全員、本物だった。

報道部のリアルさに胸焼けがしつつ、スクリーンに映る悪意にひとつもフィクションが無くて反吐が出そうだった。悪い人間ばかりじゃないのもリアル。

やたら真実、真実言ってた
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

1.0

ドラマ版から思っていたが、原作者に謝った方がいいと思うレベル。
ドラマも映画もよく分からない女優のゴリ押しが酷い。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

悲劇。

全員が被害者、と理解して(したつもりで)いながら、その攻撃性が自分じゃなくて他者に向くのは何故だろうと思いながら観ていた。

その理由は作中に出てくるのだけど、その台詞があまりに二トラムの苦
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

素晴らしい映像。これに尽きる。

ゴジラがスクリーンに映る毎秒が素晴らしい。

この迫真のゴジラが持つ映像美を前にすると、本当に上手い役者じゃないと浮くんだな。神木隆之介も浜辺美波も、下手じゃないけど
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ルーム(2015年製作の映画)

3.5

部屋を出た後の方が観ててキツい。でもそりゃあそうだよなと。

胸が裂けるほどの失恋をしたことが無いから壮絶な失恋ソングを本当の意味では理解できていないように、母親にはなれないから母親が子どもを思う気持
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

本当にCGが綺麗で感動した。細かい表情とカメラワークも丁寧で、制作陣の技術と熱意が素晴らしい。

ウォルト・ディズニーはいないが、任天堂がある国に生まれたことが誇らしい。

ストーリーには興味は持てな
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5


主人公の女の子が戦争真っ只中の時代に何十年先の立場から見た正論を振りかざして回るんだけど、それが良かった。
一貫して美談にはせず、戦争も特攻も否定しまくって、でも過去は何も変えられない非力さが良かっ
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.0


実話に基づいたストーリーの良さは分かる。感じるものもある。でも、それ以上のものはないというかあまり刺さらなかった。ところどころの演出の安っぽさの方が気になるくらい。瀬々監督の作品はことごとく合わない
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

ディズニーが100周年記念に、全世界のディズニーファンのためにつくった映画という感じ。

これ白雪姫で見たな、ラプンツェルで見たな、アナ雪で見たな、と鑑賞中に覚えまくった諸々の既視感は意図的なオマージ
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

3.8

愛にイナズマが良かったので、似たような匂いがしたこの作品を見てみた。

前半は面白さに対して不快さがギリ勝って、ひたすら耐え。愛にイナズマよりも体感長く耐え。

でもやっぱ面白かった!声出して笑えたし
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母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

3.6


親子って本当に残酷。子どもは母親を求めずに居られないのか。どんなに憎んで嫌いだとしてもその存在をキッパリゼロにできる人は居ないんじゃないの。自分の人生のために精算というか、諦めることは出来ても。
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.5


全人類、嘘まみれの総俳優社会でありながら酒とか金とか家族とかチャプターのテーマごとに人間がひた隠しにしていたものが見えるようになる。

それはコロナみたいにイナズマ的な突拍子のない出来事でもそうで、
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

分からない。同じ時代に生きて同じ国に生きていたのに、分からない。これを娯楽として観ている自分をグロテスクに感じる。

その人が明日も生きられたかも知れない悔しさで罪を犯してしまうほど、その人に救われた
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極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

3.4

ドラマより金かけてもやっぱり脈絡無いしアホすぎる。最高。

婦人会会長とタコ坊主のシーンで永遠に笑える。MEGUMI・小池栄子枠にしかつくれない笑いってある。彼女たちより上手い役者はごまんといるけど、
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5


自分の中の悲しみと心の傷を認めることって難しい。それを必死に見ないようにしたって消えるはずもなくて、「乗り越える」なんてこともなくて、無理に閉めた蓋の底から腐っていくだけ。

なんとなくこれを見なが
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.5

コメディの中で生きる篠原涼子が好き、そして結婚式が好きという理由だけで観たこの作品。

SEのつけ方から心地よい違和感を感じて中村倫也の「なぬ?」で大九監督作品だと確信した。こんな豪華キャストで撮って
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.3

大九監督と綿矢りさの再タッグということで観た。

いい声、と思ったら中村倫也。脳内Aというより中村倫也。どうしても顔がチラついて脳内倫也との同棲という感じ。

やはり大九作品の音の使い方とか使ってる小
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

あー最高。こういう映画がなくちゃ。原作が秀逸すぎる。でも決して星4は越えてほしくない映画。3.5くらいが一番面白い。

埼玉県民に嫉妬する映画。こんなに美味しく弄られて羨ましい!
これこそ、映画館で見
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スクロール(2023年製作の映画)

3.0

雰囲気だけ纏っておいて、映画としては中身がわりとスカスカに見えた。あと初っ端主人公のモノローグ+長回しにあまり惹かれず、集中がもたなかった。なんか全然知らんアーティストのPVみたいで。

中川大志って
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

どうしてここまでいい役者を集めて、最高の芝居させて、予告で「日本映画史に残る傑作」とまで謳った作品の最後に、キャラクターがついた芸人を出すんだろ。フィクションを限りなく本物にしていた役者たちの仕事がぶ>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.9

前に小説を読んでいての実写鑑賞。

天才ピアニスト4人とも、外見から演技、纏ってる雰囲気までブレなく原作読んだ時のイメージで再現されていてすごい!

最後の松岡さん演じる亜夜の演奏を聞くだけでも価値の
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

キャストは豪華。たぶん日曜劇場で観てたら普通にハマってた(作中の役者の芝居はテレビドラマレベルを遥かに超えているけれど)。でも予告で期待しすぎて、途中もっと伏線はって騙し合うのかと思ってしまったので予>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

4.0

この映画が刺さる女はわりと「昔なめた苦汁の味を思い出す」程度だと思うんだけど、この映画に刺された男って、観たあと泣きながら心の中で土下座しちゃうんじゃないの。

お芝居的には、これは完全に松岡茉優の映
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.7


ただひたすら、元気になれる映画が観たくてなんとなく再生。

真面目に何かを観たい気分でもなくて、適当に流し見、笑いながらスマホを見て明日がエイプリルフールだと気付いた。

そういえば、中学生の頃イヤ
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劇場版 ルパンの娘(2021年製作の映画)

3.5

ドラマも映画も、小沢真珠が見たくて観てるようなもん

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マリコとシイノ、もしもお互いが家庭環境に恵まれていたら、ふたりの関係性ってどうなってたんだろ。それでも惹かれるものはあったのかな。

マリコにはシイノがいたけど、本当にそれだけだったんだろうな。それだ
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とんび(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


「親父が死ねばよかったんじゃ、お母さんの代わりに」

こんな言葉吐かれても部屋から飛び出した息子の名前を呼んで後を追いかけるヤスさん、すげえな。

深い親の愛情って最高に幸せで苦しい、それを受けて子
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

確かに、人生は一瞬なのに何故一歩ずつふらつくんだろう

勉強していつか字幕なしで観てみたい

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

4.0


自分の高校時代は弁当を作って貰わず、毎日購買でご飯を買っていたから羨ましくて涙が出た。

みんな美味しそうなお弁当を作って貰っていて、そんなお弁当を見ながら一緒に食べるのがちょっと嫌だったことも思い
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.1


未確認生物、襲来!みたいなSF映画は
普段みないタイプの映画だけれど話題に
なっていたのでみてみた。

隅々まで豪華俳優陣の演技を一度に
観られるという点ではかなり楽しい。

ストーリー的には、やは
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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

3.6


原作が好きだったので観てみた。


渡辺大知はいつみても好きな俳優さん。