ムギ山さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

「巨大不明生物が現代日本に現れたら(そして官僚機構が十全に機能したら)どうなるかを、徹底的にシミュレートして見せた前半は文句なく素晴らしい。後半は、前半で広げた風呂敷を畳むため一気にファンタジーに振り>>続きを読む

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

(昔の日記から)評判が高いだけあってすごく面白い。怪獣が街を破壊すると、必ずその街の中や回りにいた人たちがワーッてなる(伝わる?)。建物や乗り物の窓から怪獣を捉えるカットが非常に多いのも特徴的。スーパ>>続きを読む

ゴジラ(1984年製作の映画)

2.5

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(昔の日記から)見る前に読んだあらすじによると「30年ぶりにゴジラを確認した日本政府は当初パニックを恐れてこれを公表しない。ゴジラに原潜を撃沈されたソビエトが米軍の仕業と勘違いして一気に緊張が高まり、>>続きを読む

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.5

(昔の日記から)子どもの時見て以来の再見。『モスラ』からカラーになり、脚本が関沢新一。有島一郎が出てきた瞬間に「あっ、もう人が死んだりする映画じゃないのね」とわかる。主人公の職業は製薬会社の宣伝部員だ>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.0

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(昔の日記から)初見。『ゴジラ』が記録的大ヒットとなったため直ちに制作が決定し、翌年4月に公開されている。撮影期間は3カ月以下とのこと。すごい。ていうか昔の人はなんでそんなに焦って映画作ってたんだろう>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.0

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(昔の日記から)主人公はアスペルガー症候群で、911をテーマにしたというより、発達障害についての映画といったほうがいいような。実際発達障害者特有の行動がすごくあけすけに描かれていて、見ていてちょっとハ>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.5

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(昔の日記から)面白かったんですが、なぜ2月2日の一日を繰り返すことになってなぜそこから抜けることができたのかの説明が一切ないのがちょっと不満(「寓話として見ろ」ってことなんだろうけど)。リタがだんだ>>続きを読む

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.5

(昔の日記から)中学生のとき映画雑誌で紹介を読んで以来ずっと見たかったのをやっと見ることができた。キューブリックとフェリーニとポール・オースターみたいだと思った(適当)。ロバート・デュバルが出てきてび>>続きを読む

贖罪(2012年製作の映画)

2.5

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(昔の日記から)「連鎖する悲劇を5人の女性の視点で描き、人間誰もが隠し持つ毒や心の闇を描きき」(上記サイト)りたかったのだろうけど、ドラマも小説も、それに成功しているようには正直思えなかった。

まず
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.5

(昔の日記から)これに出演した俳優たちは日本の敗戦をあらためて生き直したのだなあという印象。現在ではひっくり返っても太刀打ちできない話だし、実録的な戦争映画はもう作れないよなあと思った(リメイク版は未>>続きを読む

張込み(1958年製作の映画)

3.0

前半が『裏窓』みたい。映画の出来がどうこうというより「戦後すぐの日本てこんな感じだったのね…」という印象のほうが強い。

インセプション(2010年製作の映画)

4.0

えらいややこしい設定のお話なのに、それをムリなく映像で語ってしまうというのはすごい力量であることだなあノーラン、と思った。関係ないけどコンパートメント型の座席の新幹線に乗ってみたい。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

(昔の日記から)例によってネット上のいろんな感想・レビューを見てまわって、納得したりしなかったりということをしているが、どうも「桐島≒キリスト≒神」という式を立てて「不在の神を待ち続ける現代人の寓話」>>続きを読む