ZOMBIETIMEさんの映画レビュー・感想・評価

ZOMBIETIME

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ほんとうに映った!監死カメラ12(2015年製作の映画)

3.0

霊を見ることも感じることもできないコンプレックスへの葛藤があり、それをバネにする訳ではなく、やらなければ稼ぎがなくなるという理由で、必死こいて虚空にビニール袋を振りかざすが、別にそれが実を結ぶ訳ではな>>続きを読む

ほんとうに映った!監死カメラ11(2015年製作の映画)

3.0

下ネタ要素多めの怪異。全ての陰毛が飛び散る呪いという言葉の力もウケたけど、取り繕う様に笑い、分が悪くなると怒りに身を任せるジジイが最ウケた。理にかなった感情の移ろいに心が躍る。そういった人間をずっと観>>続きを読む

ほんとうに映った!監死カメラ10(2014年製作の映画)

3.0

今回のテーマは隣り合わせの異世界。シーズン10の節目だからか婆ゾンビのメイクなどバジェットも少し上がってる様な気がした。出色は都市伝説の代名詞「異世界エレベーター」。入れ替わり要素も追加され、独自の解>>続きを読む

ほんとうに映った!監死カメラ(2012年製作の映画)

2.5

そっかシリーズ1〜5まではてらこーじゃないのか。現地調査でのドラマが無いとちょっと退屈だなあ

ほんとうに映った!監死カメラ9(2014年製作の映画)

3.0

アポカリプティックサウンドはじめ、霊の世界は時空が現世とは違うなどSF寄りのホラーアプローチ。信じてもらえないかもしれない事を誰も疑わずゾロゾロと警察署に向かう姿は不思議を目の当たりにした者たちの決意>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.0

サクセスへの障壁と足掻きをあと10000万個観たいけどそれこそどこかしらから罰金がくるのだろうか、みんな何が好きで仕事しているのかももう少し教えてほしい。話の筋とは関係なしに、ただただ悪いマット・デイ>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

久々に観たホラーが、全くのホラーで嬉しさ満点だった。怪しさの限りを知らない男との疑心暗鬼が極上すぎる。後の惨状よりもこの緊張感が本当にピカイチで恐怖だった。なんでもない電動歯ブラシが馬鹿ほど怖い

Saltburn(2023年製作の映画)

3.0

カムバック鹿殺しのバリー・コーガン。異質さが理解の範疇を超えて欲しかった

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

ベラの生まれたばかりの手足がおぼつかないながらも様々なものに触れ、反応を示し、世界の様相を再構築してくれるような視点で映し出してくれる事に終始感激しっぱなし。ベラみたいな純粋で強かな人に自分は弱いので>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

良かった。原作に思い入れが強いとどうしても異なる表現に対して身構えて冷静な判断ができないけど、映画として完成度が高かったように思える程には普通に観れた気がする

中学生が合唱部で部長としての葛藤と変声
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

頭いい話だ。なんだかんだ全ての人間関係に当てはまる

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

生きていく限り自分じゃ制御できない事ばかりで、繰り返しの生活がまたその出来事の異常さをことさらに増幅させていく。平山は無口だけど事象の揺らぎには敏感で、小説で得た言語能力、写真での記録でさえも起きてい>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.0

アイデア満載で飽きがないし高層ビルにテロリストと人質なんてなんぼあっても良いシチュエーションだな……

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

5.0

久々にロマンス観たらエラい食らってしまった。好意があるにも関わらず勇気が出なく何かと理由付けて立ち去ってしまうのスゴく分かる!でも結局めぐり逢わない事には恋半ば、婚約を破棄しようとも、運命というあやふ>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

4.0

前作で全面戦争の火蓋が切られるテンションとは裏腹にオフビートで恐怖が語られていくのには、もう誰もマイケル・マイヤーズには臆さない事が示唆されている様で、終焉の迎え方としては最良の采配だと思った

住宅
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.5

序盤のオマージュだったり、不穏さの積み重ねは嬉しい事ばかりだったけど、ヘタれエクソシスト、ハニカミ宣教師、ネイチャー風水オバン、ドロップアウト看護師という魅力的なカードがあるにも関わらず特に接点が交わ>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.0

会話、画角、事象、世界へ向けている眼差しが全部良い。こんな場所と色彩の空間で強盗しながら逃亡できたら最高だろうと嘘だから思った

エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.5

想像でしかない大聖堂の儚さとか意外と直球だったけど、労働者や宇宙のカットなど間接的な心象はやはりデヴィッド・リンチの節があって、作品の深まる射程が途切れを知らない。深淵の表現者とでも言うのだろうか、こ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

長い割に感動をそこまで感じてないけど否が応でもこの映画体験が礎になっている感も否めない。自分がディカプリオの立場だったらどうだろう、人が殺人を犯す事の正当性ばかりを考えてしまうのだろうか。だとしても惚>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.0

正直面白くはないけど、YouTubeのメンバーに加入するくらいのノリでシノギの世界に踏み込んでいるのが妙にリアルだった。マーティン・スコセッシ監督は登場人物の生涯を息の根が止まるまで描き切ることをモッ>>続きを読む

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.5

念願の劇場でのコワすぎ!オカルトの森でもそうだったけど、さすがに大画面だと酔うな…工藤の時代に適応できないながらも、悪い部分は認識していて乗り越えていく姿に感涙。バットひとつで怪奇に立ち向かう姿はやは>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

こんな難しそうな役なのにディカプリオってなんにでもなれるんだな

カジノ(1995年製作の映画)

4.0

ロバート・デ・ニーロの顔って少しクドくてどうも好きになれなかったんだけど、マーティン・スコセッシ監督作品を見る内に、これで良い、これが良い、これじゃなきゃダメなんだと納得されてしまった。喜怒哀楽、表情>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

作劇の上でモノローグで語りすぎるのは御法度とされるけど、そんな事は御法度に過ぎないと思わせる程のモノローグの殴打で、けどこれはマーティン・スコセッシ監督にしか成し得ない芸当なんだとも思う。映像が駆動し>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

SF、アクション、ロマンス、ホラー、ミステリーなど、どのジャンルにこの物語を当てはめたとしても傑作になりうる根源的な喜びがある。掃除をして変化があるっていうのは日常の変哲の無い行動に思えるけど、物語を>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.0

なんの話かがよく分かってないけど、悪の親玉と結託したのはウェイとなった

ビッグ(1988年製作の映画)

4.5

当時でさえ擦り切れてそうな題材だけど、見た目は大人、頭脳は子供設定の最大飛距離をみた

誰しもがこの前までは子供だったけれど社会がそのままではいさせてくれない。そんな時間に急かされた大人たちにとってジ
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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

3.5

何気に初ほん呪。YouTuberぽくなるからやめろという弱々しくも強かなヘイトに耳を傾けずにはいられない。そういった抵抗をやめなかったからこそ今でも中村義洋監督は表現を続けているのだと思う。最後ストー>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

3.5

ニモーナの悪顔だけで白米が進む。体型のフェティズムも白米。つまはじき者同士の結託も良し。最近こういったネットでの拡散が物語で扱われるようになって新しいけど、作劇の利便性とドラマの比重というのは課題にな>>続きを読む

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.5

目を背きたくなる冴えない思い出が逃れられない自分の経験でしかなく向き合っても変わらず、されど前に進むしか無い現実。自分を自分たらしめる自分という存在にこんなにもひたむきに向き合えれば、人類を脅かすハイ>>続きを読む

ルール(1998年製作の映画)

4.0

未熟と成熟を行き来するポスト思春期なうらわかきティーンが、スリラーで悲惨な目に遭って血が吹き荒れて、その赤汁が私の健康の秘訣ですのじゃ

ブレイド(1998年製作の映画)

3.5

全編通して厨二オブハートが燃えたぎってザルな設定もなんのその。とにかくビジュアルの引き出しが多く、アクションと共に繰り出されるシーンの連続が楽しくて仕方がない。こういったトガりこそフィクションの醍醐味

デーモン・ナイト(1995年製作の映画)

4.0

最高のSFXと上質なホラー、こんなにも至福な時間はない。『Tales from the Crypt』の日本語版もいつか出してくれないと困る

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

言うまでもなくミア・ゴス映画。眉毛が薄いから眉の筋肉が浮き彫りになりそれが演出に効いてる。絶対にタイ・ウェスト監督はそこに着目してる。こんなにピキった眉は見た事がない。脚本にミア・ゴスもいるなら尚更だ>>続きを読む

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