murafishさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

内田けんじ監督作品で一番好きな映画。
設定、ストーリーテリング、配役、台詞回し、色々巧み。

堺雅人演じる貧乏役者の桜井、が自分だと思い込んでしまう殺し屋コンドウ・香川照之の芝居が面白い! 几帳面さを
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.7

本当に切なくて、でもどこか温かくて、そしてまた切なくなる。そんな映画。。

エミリア・クラークの笑顔と強さに心救われる。固く閉ざされていた人の気持ちの扉をこじ開けるのも、人のひたむきな思いの力。そんな
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愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)

3.8

たまにはフランス映画。。
面白い!あまり見ないタイプの作品。
邦画で言うと、乾くるみ原作の『イニシエーションラブ』的な感じか。

オドレイ・トトゥと医師の関係性は、序盤から何となくは分かってしまうが、
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トランスポーター(2002年製作の映画)

3.5

無茶苦茶名作、という訳ではないが、楽しめる映画。エンターテイメントとしてのレベルは高い。

運び屋のアクションものというのが、渋くて新鮮。ジェイソン・ステイサムの佇まい、身のこなし、ドライビング技術。
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8

ものすごい、ドメジャーな映画のレビュー書くのも何となく恥ずかしい気持ちになるけど、、、ゴーストを何十年ぶりというレベルで、何となく見てしまったので。
ファンタジーなので、飛躍感は当然あるんだけど、あら
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半世界(2018年製作の映画)

3.3

多分これは、賛否両論ある映画だろう。
強いメッセージはあるものの、やはり吾郎さんとその役柄とのギャップというか違和感が拭えなかった。。

ただ、やはり、池脇千鶴は本当に光っていた。この役者さん、作品ご
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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

4.2

これぞ、映画。
様々な点において、名作だった。
最初から最後まで、目が離せなかった。

海軍軍人たちの、固い結束と強い無念。
ロシア上層部の絶望的な姿勢。
家族の悲痛な思い。悔しさ。
イチ観客として、
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.8

3人の女性数学者。それぞれがアツイ。
常識だと考えられていたことをぶち壊す。そして新たに生み出す。3人の姿から大切なメッセージを感じる映画。(邦題は微妙だけど…笑)

ジャネール・モネイの美しさも印象
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

騙される映画。
(おそらくほぼ全員)
もう一度、頭のシーンを見返してしまう映画。
(映画館視聴でなければ、6割ぐらいの人がやっている、と見ている)
常盤貴子の存在感、美しさをあらためて感じさせてくれる
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.1

友人に強くすすめられて、だいぶ前に視聴。すごく印象に残っている一つだ。

なんか、邦画らしい邦画。派手ではないが、映画を通して貫かれている、優しさが心に残る。高良健吾のこれを超える作品は、今後あり得な
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ただ君だけ(2011年製作の映画)

3.7

この映画のハン・ヒョジュもいいんだわ…
素敵すぎる。

駐車場の狭い部屋と、やさぐれたイケメン元ボクサーと、美しく心優しい盲目の女性。。

切なくて、愛しくて、希望が見えて、また更に切なくて、、涙なし
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

コンビものというか、男2人が思いをぶつけ合う映画って、なんか良い。
『最強のふたり』然り『最高の人生の見つけ方』然り。。

このグリーンブック、も俺の中で忘れられない一作となった。まるで正反対のふたり
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

これのハン・ヒョジュも良い!すごく良い。落ち着いた美、とでも言えばいいのか。知性を感じる美。

設定はかなり無茶苦茶だけど、その想いには共感できる。綺麗事は言いたくはないが
、やはり人間中身だよなぁ、
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ベイブ(1995年製作の映画)

3.8

これ、好きなんだよなぁ… 子どもらと一緒に見て大笑いしたりグッときたり、したことを思い出す。

動物映画の頂にある映画だと思う。キッズ映画では?…とか侮ってはいけない。ベイブの優しさ、勇敢さ、チャレ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.4

マジでワンカット映像。(と思わされまくり…) 日付が変わるポイントは分かるけれど、他の編集点が中々見つけられない、というくらいワンカットに見える。内容云々より、そこにとにかく凄さを感じた。

個人的
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ、これも名作。

連続殺人事件の共通点が『雨の降る夜、ラジオで何者かが「憂鬱な手紙」という古い歌をリクエストし、赤い服を着た女性が襲われる』… このラインもゾクゾクする
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

全てPC画面だけで映画が進む、という異色作。公開時に話題になってたので見た人も多いと思うけど、、非常に挑戦的で見応えのある作品。

斬新な演出方法や見せ方、時代の変化、SNSを意識するような制作手法に
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.8

B級感はある映画だけど、これは良作。
何回か見たなぁ。何となく見たくなってしまう類の映画だと思う。

『三丁目の夕日』古沢良太脚本だし、キャストの組み合わせ、結構楽しいし。もう、この5人!という感じ。
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.7

だいぶ前に映画館で視聴した作品だけど、あの衝撃展開を思い出し、レビューしたくなった… 他の人も書いてるけど、これはしれっとはネタバレできないー! 俺も騙された。(人がいかに『思い込み』が多いか、痛感>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

非常にレベルの高い脚本、台詞まわし、伏線。。 映画として終始楽しめるかというと、そうでもないかもしれない。それでもやっぱ、唸らされることは間違いない。

ラストは予測できる部分もあるけどね。
(すべて
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.7

ある意味、恐ろしいホラー映画。
携帯ってなにかと秘密の塊。それをさらけ出すことの怖さ。密室劇で、それぞれの駆け引きというか反応というか、ラストに向けて楽しめた。

韓国でリメイクされたやつも見たけど、
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君への誓い(2012年製作の映画)

3.6

レイチェル・マクアダムスが好きなので、視聴。相変わらず、素敵。繊細な感情も、うまく表現してくれる。切なさが深まり続ける映画なので、かなりヤキモキしてしまうが、見て損はないと思う。

片方が記憶をなくし
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.8

傍目からは、不釣り合いと思われる2人の男女の物語。このテーマでは数々の名作が生まれているが、この映画もそこに加わっても遜色ないと思う。

シャーリーズセロン、美しく強い。

総理の夫(2021年製作の映画)

3.6

何となくチープそうで避けていた邦画…だったんだけど、思ってたほど悪くはなかった。

中谷美紀and田中圭の夫婦が自然で共感できる2人。映画として基本無理のないストーリーテリングで、見やすい。キャストも
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

伊坂幸太郎ファンとしては、早く見るべきと仕事終わりにレイトショーで鑑賞。

結論から言うと、、、映画館で見なくても良かった…かも。
色々原作に忠実に描いてるし、なんだかんだ新幹線という密室でのストーリ
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.2

久々に『嗚咽』してしまった。
(映画館で声を殺して)
なんか不思議な類の、感動。。

熊本出身の俺にとって、心地よい九州の言葉。一層、映画に入り込んでいく。

尾野真知子、竹原ピストル夫婦の空気感、気
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

リーアムおじさんらしさ全開!
飛行機パニックものって、細かいこと抜きにして、何となく見ちゃう…
エアフォースワン、なども然り。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

①十二人の怒れる男、見た後に、12人の優しい日本人

②12人の優しい日本人、見た後で、十二人の怒れる男

あなたはどっち?俺は①でした。

密室劇だけど、狭い空間での芝居だけど、、、何だか広い世界を
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.8

シャマラン監督と言えば、これ。
ラストの衝撃で言えば、『セブン』かこれか、というぐらいガツンとやられた記憶がある。
想像がつきそうで、つかない。そんなラスト。そこまでの伏線も色々と張り巡らされていて、
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

漫画界のサバイブもの巨頭は、さいとうたかを『サバイバル』一択(だと俺は思ってるけど)映画界を代表するサバイブものの筆頭がこれ。

ほとんどトムハンクスの一人芝居なんだけど、だからこそトムハンクスという
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.8

もう20年以上前のイギリス映画。
テンポ良し、キャストの勢い良し、小気味良いセリフ良し、てな感じの佳作。
大学生時代に見て、映画って面白いなぁとつくづく思えた一作。

展開が超早いのでついていくのにあ
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ボックス!(2010年製作の映画)

3.6

いやこれは、結構、いいです。
ありきたりだのベタだの、もうそんな意見気にならない。特に体育会出身の人間には魂を揺さぶられる作品。

市原隼人の成長には、感じるものがあるはず。意外と深いよ♪

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.5

黒島結菜、映画でどんな感じかと思い、視聴してみたけど、、そもそもストーリー自体がうーんって感じ…

何を感じて欲しい映画だったんだろう。
北村匠海と黒島結菜の恋物語も中途半端に進み、中途半端に終わるし
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.5

ジャズ好きの人もそうでない人も、見る価値はある。
ピアノandドラムスのデュオ、が主役。
ベース入れたトリオは、安定の組み合わせになるものの、こういう一対一のセッションも、良い。…なんてジャズのことを
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

3.8

精神疾患、知的障害の人をテーマにした映画は、古くはレインマンやカッコーの巣の上で、など数多くあると思うけど、これはこれでしっかりとテーマに向き合った映画だと思う。

ただの綺麗事にはせず、彼ら彼女らへ
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フレンチ・コネクション2(1975年製作の映画)

3.5

ちょっと前に『1』のレビュー上げたので、こちらも。
『フレンチコネクション2』
1975年、ジーン・ハックマン。

前作に比べると見劣りしてしまうが、前作同様、息つかせない展開。かつ違う凄みのある
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