むらむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

むらむら

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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

5.0

ストップモーション・アニメで驚異的な映像を作るスタジオ・LAIKAの最新作。

時は19世紀後半。主人公のライオネル・フロスト卿(声優:ヒュー・ジャックマン)は冒険家協会で自分を認めてもらうために、人
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プロメア(2019年製作の映画)

5.0

炎を操る準主役が大活躍して、氷(水)を操る主人公と一緒に強大な敵と立ち向かうアニメ。

今だと「それ、鬼滅の刃」だよね! って日輪刀で一刀両断されてしまいそう。

同様に「人体発火現象を追う消防隊員の
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

5.0

ハリウッドの柳沢慎吾ことイーサン・ホークが心優しい銀行強盗を演じる、俺得な作品。

「ブルーに生まれついて」の監督とイーサン・ホークのコンビ再び。

この事件、人質が犯人と心を通わせる「ストックホルム
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

5.0

サンフランシスコマニアが観たら、コロナにも関わらず今すぐスケボーでサンフランシスコにすっ飛んでいきたくなる。そんな、サンフランシスコへの愛憎が詰まった作品。

親友アレン(ジョナサン・メイヤーズ)の家
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地球防衛未亡人(2014年製作の映画)

5.0

壇蜜が地球防衛軍の隊員に扮し、「ゴジラ」「ウルトラマン」といった円谷プロ作品をパロディ化したSFコメディ。

「コメディ」と書いたが、ギャグが致命的に俺の感性と合わず、観てて辛かった。「SMからSFへ
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

5.0

二才で自閉症によって突然言葉を失ったオーウェンくんの物語。

ここんとこ俺は「わたしは~」「私が~」と良質のドキュメンタリーばかり観ている。俺的にはこの「僕と~」も、それらに負けず劣らず、深く考えさせ
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私はパスタファリアン: 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教のお話(2019年製作の映画)

5.0

頭にスパゲティ用のザルをかぶる信条を持つ「空飛ぶスパゲティ・モンスター教(以下、スパモン教)」を追ったドキュメンタリー。

YouTuberの戯言か、モンティ・パイソンのネタかと思ったら、意外に大真面
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

5.0

高須クリニックを変態に振り切ったような主人公(アントニオ・バンデラス)の狂気にドン引きさせられる、ペドロ・アルモドバルによるスペイン製スリラー。

不慮の事故で死んだ妻に似せようと、女性を監禁し、皮膚
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

5.0

2017年、全世界に大きな衝撃を与えた、マレーシア・クアラルンプール国際空港での、金正男暗殺事件を題材にしたドキュメンタリー。

「私はダニエル・ブレイク」に続いて鑑賞。内容全然違うが、公的機関が一般
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

5.0

社会的弱者をテーマにした作品。

主人公のダニエル・ブレイクは心臓病を患って、生活保護を受けようとするも、イギリスの役所仕事は遅々として進まない。

本当に必要なところに助けは来ない。なのに、ダニエル
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

5.0

超豪華キャストで送る、どこかで観た設定の詰め合わせパック。

死亡したCIA職員(ライアン・レイノルズ)の記憶を脳内に植え付けられた死刑囚(ケヴィン・コスナー)。彼は記憶を植え付けたCIAに加え、テロ
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

5.0

飛行機事故の生存者たちから事故の真相を探るよう依頼されたジェニファー・ローレンスが、意外な真相に行き着くまでの物語。

めっちゃいい話なんだけど、ネタバレ厳禁なタイプなので、感想はこれくらいにします。
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

5.0

乃木坂46の三人が「映像研」という架空の部活を演じる学園コメディ。

500近い部活動がひしめく芝浜高校では、生徒会を中心に、部活動の統廃合を画策中。

部員が三人しかいない映像研は、どう考えても10
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

5.0

公開初日の朝8時に、新宿TOHOシネマズに向かって歩いてると、すれ違ったホストと客が

「『鬼滅の刃』観にいこーよー」

と話題にしててビビった。

「『TENET』観にいこーよー」ってホストには出会
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ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

5.0

タイトルがB級映画のパロディという時点で、もはや一般層へのアピールを完全に放棄している、オーストラリア発のゾンビもの。

北斗の拳の悪役にしか見えないフルアーマー姿のオッサンたちが、ゾンビの群れを虐殺
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

5.0

ジョン・カーペンターの傑作ホラー。「来る」に続き襲来モノとして鑑賞。

とはいえエイリアン自体ではなく、「誰がエイリアンに取り憑かれているか」で疑心暗鬼になる南極観測隊員たちが主人公。

生殺与奪権を
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来る(2018年製作の映画)

5.0

ご覧になられてる方も多いので、今回はシンプルに、「来る」のタイトルに、なるべく沿った形で、あらすじを紹介します。

最後までネタバレしてるので、気になる人は読まないでください。

【冒頭~(妻夫木の視
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

5.0

北野武とも比較されるディアオ・イーナン監督による新作。

「中国の環境汚染に対する皮肉ですか?」って言いたくなるくらい雨が降りまくる、ダークな作品。

前作「薄氷の殺人」は、不思議な雰囲気の中国ノワー
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

5.0

記憶を失ったまま育てられた少女が、ミュータントとして覚醒する、「X-MEN」の韓国版。

主人公を演じる「梨泰院クラス」のキム・ダミが、物事の裏の裏まで読みつつ、身体能力もズバ抜けている、という天才ミ
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

5.0

伝説的なジャズボーカリスト・トランペット奏者であるチェット・ベイカーを題材にした映画。

この前に観た「レベル16」に、「ハウンター」の無能なオッサンが出てたと思ったら、この作品には「ハウンター」の不
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レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)

5.0

「私を離さないで」と「約束のネバーランド」を足して、面白いところを省いたような作品。

「黒“四”角」「八つ」と来たので、「16」の付く作品を探してて発見。
「アイコ16歳」を期待した方(いるのか?)
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八つ(2016年製作の映画)

5.0

広場恐怖症と強迫性障害にセットでかかっている女性が、朝起きて外出するまでをワンカットで追う作品。

タイトルは、同じ動作を「8回」繰り返すから。
広い意味で、俺の好きな「ループ映画」なのかも……と期待
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黒四角(2012年製作の映画)

5.0

日本人監督が単身渡航して、中国北京で制作した作品で興味を引かれる。

レビューサイトには「タイムリープ恋愛映画」「隠れた名作」とありつつも、賛否両論なことに一抹の不安を覚えながら視聴。

俺の感想は「
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オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)

5.0

予算の半分くらい、ニコラス・ケイジのギャラと頭髪ケアに消えたんじゃないか、って推測したくなる、お気楽コメディ。

主人公のゲイリー・フォークナー(ニコラス・ケイジ)は、腎臓病持ちの、長髪を後ろ髪に縛っ
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ドロメ 男子篇(2016年製作の映画)

5.0

「女子篇」に続いて「男子篇」を鑑賞。

ま、これはこれで、いいんじゃない?

ドロメ 女子篇(2016年製作の映画)

5.0

「隣人は静かに笑う」「ピエロがお前を嘲笑う」と「笑う」系のドンデン返し作品を続けて観たので、いっそのこと、隣人とピエロが、一緒に肩を組んで笑い合うみたいな究極の作品がないかな、と検索。

さすがにそん
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

5.0

「隣人」の次は、「ピエロ」が笑う作品を鑑賞。

観るまでは、ホアキン・フェニックスみたいなのが出てきて「プー! クスクス……ゲラゲラゲラっ!」って主人公を嘲笑う作品だと思ってたら、全然違った。

この
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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

5.0

竹中直人のコントにありそうなタイトルのスリラー。

「衝撃の結末」作品として名高いので、アマプラ配信終了前に慌てて鑑賞。

主人公の大学教授マイケル(ジェフ・ブリッジス)は、FBI捜査官だった妻を数年
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

5.0

「全愛犬家が泣いた」というコピーは、この作品にこそ付けるべき。
そんなルーマニア/フランス発の幻想的なアニメーション作品。

そして、愛犬家じゃない俺も涙してしまった……。

昨日アマプラで観た「悪女
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

5.0

グダグダな脚本とガチガチのアクションが同居する不思議な作品。

ギャングに殺人兵器として育てられた女の子が国家情報局に拾われ、再度殺人兵器として訓練し、殺された親の仇を討とうとする。

もはや「ノーガ
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

5.0

「半径15m以内に近付いた生物は皆殺しになる」という、シュールストレミングの缶詰みたいなシュールな状況に陥った男を主人公としたSFミステリー。

伊勢谷友介も、このスタンド能力があれば逮捕されなかった
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

5.0

最近「イエスタディ」がVODに入って、ちょこちょこレビューを目にするので、そういえばこれ観てなかったなー、と思い鑑賞。

ちなみに俺、ビートルズは曲を知ってる……くらいのニワカです。

監督は「ビュー
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Ink(原題)(2009年製作の映画)

5.0

「日夜、平行世界で善と悪が戦い続けている」というこの作品の設定に、俺の中の中学生がムクムクと反応したSF。

投資会社で働くジョンは、ある日、突然の交通事故で意識不明となる。同時に、幻想世界から現れた
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

5.0

(今回、下品な感想なので、苦手な人は読まないでください)

「前前前世」みたいなタイトルの台湾ホラー。世間的には「胸糞」作品という評価。

俺の評価は全然違って「むむ……この監督、日本のAVマニアだな
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マスク(1994年製作の映画)

5.0

「おれは人間をやめるぞ! ジョジョーーッ!」

ジム・キャリーがマスクをハメる瞬間に、脳内でこの台詞がリピートしてしまった俺は、もうこの作品が「ジョジョの奇妙な冒険」へのオマージュにしか思えなくなった
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

5.0

珍作「NEXT」を観た感想で

「最後、主人公と同様に『未来が見える』敵が現れて、能力バトルになれば良かったのに」

って書いた。どうやら、この作品が、そういった展開をするらしい、ってことで鑑賞。
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