むらむらさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

むらむら

むらむら

映画(546)
ドラマ(0)
アニメ(0)

SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

5.0


「プリズナーズ」と「闇の子供たち」とドラゴンボールの天下一武道会を一緒にして、「イップマン」を出場停止にしたみたいな作品。

タイのパタヤで娘を誘拐された香港の警察官リー(ルイス・クー)が、タイ警察
>>続きを読む

The Infinite Man(原題)(2014年製作の映画)

5.0

以下、「インフィニティ 無限ループ」のネタバレ考察です。あくまで俺の主観。

書くのにエクセルを駆使して数時間かけたので、コメントとか餌を与えると喜びます。

監督も脚本を書く時に「ディーン1(D1)
>>続きを読む

インフィニティ 無限ループ(2014年製作の映画)

5.0

※英語版The Infinite Manの方にネタバレ考察書きました。ご興味ある方はぜひ※

「ループ映画マニア」に向けた挑戦状としか思えないこの作品。

アマプラの片隅に、こんなにも複雑で、「ループ
>>続きを読む

NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

5.0

最初に書いておくけど、この★5は、「ニコラス・ケイジの穴」があったら後先考えずに飛び込んでしまうくらいニコラス・ケイジが好き! って特殊な人向けの評価。それ以外の人には勧めません。

以下、基本的に批
>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

5.0

「サマータイムマシン・ブルース」の映画でも知られる劇団・ヨーロッパ企画自らが制作した初の長編映画。
2分先の未来が映るテレビ「タイムテレビ」を巡るシチュエーション・コメディ。

Filmarksでフォ
>>続きを読む

サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

5.0

「サイコスリラー!深紅の秘伝説」と副題をつけたくなる傑作。俺は独身だけど、子供がいたら「子供に見せたくない映画」の第一位にランクさせたい。

そして、俺自身が子供の頃に観てなくて良かった……と、「寅さ
>>続きを読む

LOOP/ループ -時に囚われた男-(2016年製作の映画)

5.0

もはやタイトルを考えるのすら面倒くさくなったのか、単刀直入「ループ」ってタイトルのループもの。

映画配給会社の担当が仕事するフリをするためなのか、副題として「時に囚われた男」というのが、申し訳なさげ
>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

5.0

「大統領の理髪師」では、朴正煕(をモデルとした)大統領のお抱え理髪師役だったソン・ガンホ。

同作品では、ひょんなことから激動の歴史に巻き込まれる一般市民を演じてる。

そして今作では、ひょんなことか
>>続きを読む

追龍(2017年製作の映画)

5.0

「男たちの挽歌」と「インファナル・アフェア」と並べられて「どれがどれ?」と内容当てクイズされたら正解する自信がない香港ノワール映画。

1960年に潮州から香港に密航し、アヘンなどの密売で巨万の富を築
>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

5.0

連休中、ニートな俺は暇だったので、世間に何本のゾンビ映画があるのか調べてみた。

参考にしたのはWIKIPEDIAの"List of zombie films"の項目。WIKIPEDIAは当てにならな
>>続きを読む

キラー・メイズ(2017年製作の映画)

5.0

親からの仕送りで暮らす30歳のオッサンが、自宅で一人地道に段ボールの巨大迷路を作るという、ステイホームな週末を送る俺たちにもピッタリの内容。

段ボールで巨大迷路を作るって、まるで「こち亀」のエピソー
>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

5.0

変態しか出てこないので、「二重螺旋の“変人”」の方が腑に落ちる、フランス発エロチック・スリラー。

「聖なる鹿殺し」同様、いきなり内臓(女性器)のドアップで始まり、「ここからは普通じゃありませんよー」
>>続きを読む

怪物はささやく(2016年製作の映画)

5.0

学校では「透明人間」として虐められ、病弱な母親を抱える、ステータスを不幸に全振りされたようなコナーくんが主人公。

そんなコナーくんの前に、夜中の12時7分にだけ現れるのは、「ガーディアンズ・オブ・ギ
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

5.0

透明人間と化した元恋人のストーカーに追いかけられるホラー。令和でアップグレードされた透明人間映画の新機軸。

透明人間を相手にするので、当然と言えば当然だが、主演セシリア役のエリザベス・モスは

「こ
>>続きを読む

WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

5.0

トム・クルーズから訴えられても可笑しくないレベルに「ミッション:インポッシブル」してる、インド発スパイ・アクション映画。

インド情報局の精鋭・カビール(リティク・ローシャン)は、局からの暗殺指令を裏
>>続きを読む

アメリカン・グラフィティ2(1979年製作の映画)

5.0

「スタンド・バイ・ミー」は青春映画の金字塔だ。だがもし「スタンド・バイ・ミー 2」が制作されていたら、現在の名声はあったのかな、と考えることがある。

リーダーのクリスは大人の事情で出演せず(現実でも
>>続きを読む

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

5.0

何故か分からないが、急にこの作品を再鑑賞しなければいけない気持ちになって鑑賞。

この映画の舞台は1962年。四人の高校生の男の子たちが体験する、たった一夜の物語。

1962年。まだケネディも生きて
>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

5.0

2013年9月にIMAXで鑑賞。「トゥモロー・ワールド」の監督が4年の準備期間を経て完成させた作品なので、期待値MAXで鑑賞したのを覚えてる(IMAXだし)。

んで、その期待は全く裏切られなかった。
>>続きを読む

グラビティ 繰り返される宇宙(2019年製作の映画)

5.0

「アンチグラビティ」を観た勢いで鑑賞。

ブラックホールみたいな特異点に迷い込んだ宇宙船。気付いたら隣にそっくりの宇宙船が出現し、自分たちの宇宙船に激突。爆発炎上するのを目撃する。宇宙船の名前は、同じ
>>続きを読む

アンチグラビティ(2019年製作の映画)

5.0

若手建築家が目覚めた先は見知らぬ世界。目の前に広がるのは、重力を無視して浮遊する建物に、異形の怪物たち。この世界は一体何なのか、彼は現実世界に戻れるんだろうか……。

観始めて10分。「インセプション
>>続きを読む

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

5.0

イップマンシリーズ有終の美を飾る作品。

俺、シリーズ前3作だけでなく、アンソニー・ウォン主演の「イップマン最終章」(シブい!)や「イップ・マン外伝 マスターZ」(カッコいい!けどイップマンは一ミリも
>>続きを読む

福福荘の福ちゃん(2014年製作の映画)

5.0

森三中の大島美幸が坊主頭で男装して主演。工事現場のオッサンを演じる、という、どの層にニーズがあるのかサッパリ分からない映画。相当なマニア向けか!?

劇中、大島を被写体にした写真集の出版しようというシ
>>続きを読む

電人ザボーガー(2010年製作の映画)

5.0

「キラーソファ」の後、「デッド寿司」的な作品を観たくなり、同じ井口昇監督のこの作品を鑑賞。

開始5分。電人ザボーガーを操る主人公・大門豊が登場した瞬間、悪の組織に言い放つ台詞でいきなりノックアウトさ
>>続きを読む

キラーソファ(2019年製作の映画)

5.0

「これソファじゃなくてアームチェアだよね!」

と思いながら映画館で鑑賞した「人を襲う殺人ソファ」の話。

客席は全員「デッド寿司」とか「シャークネード」とか観ている層で、謎の一体感があった。

この
>>続きを読む

アイアン・スカイ ディレクターズカット版(2012年製作の映画)

5.0


全力で全方向に喧嘩を売りに行くスタイル。

1.ナチスが月の裏側に潜伏していた
2.米国女性大統領が人気取りのため黒人宇宙飛行士を月に派遣
3.捕まった黒人宇宙飛行士が「ニグロは劣等人種だ!」と白人
>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

5.0

海外移住したい妻シミンと、イランに残りたい旦那ナデルが、中学生の娘テルメ(監督の実娘が熱演)の親権争いの離婚調停中、という場面から、映画は始まる。

爺ちゃんの介護のため、旦那は家政婦ラジエーを雇用。
>>続きを読む

昔々、アナトリアで(2011年製作の映画)

5.0

「昔々、あるところで」という昔話の冒頭をもじったようなタイトル。せっかちな人には絶対勧められない、トルコ発のスローライフ推奨ムービー。

トータル157分。

冒頭の80分、ずーーーーーーーーーーーー
>>続きを読む

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

5.0

一人ディズニーランドは無くとも、一人お化け屋敷には行ったことがある俺。

そんな俺なので、「ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(Haunt)」も、カップルに囲まれて一人で観にいってみた。あ、前日「ハウ
>>続きを読む

ハウンター(2013年製作の映画)

5.0

「CUBE」監督による、ループもの設定のホラー・サスペンス。
WIKIPEDIAの解説が、一行目からネタバレしてるので気をつけましょう。

両親と弟と一緒に住むリサ(アビゲイル・ブレスリン)は、家族で
>>続きを読む

NO SMOKING(2019年製作の映画)

5.0

活動50周年を迎えた細野晴臣のドキュメンタリー。

マック・デマルコが出てる昨年6月のロサンゼルス、The Mayan Theaterでのライブを観に行ってたので、その時の模様も収録されてて嬉しかった
>>続きを読む

SKIN 短編(2018年製作の映画)

5.0

映画館で予告編みてて気になってた作品の短編版。
これ、逆に黒人が拉致されてホワイトウォッシュされるとどんな印象の映画になったんだろう……って考えてしまいました。

評決のとき(1996年製作の映画)

5.0

#この作品を観ている途中で、監督のジョエル・シューマカー氏の訃報を知りました。
#素晴らしい映画をありがとうございます。

「ミシシッピ・バーニング」(1988)というそのものズバリなタイトルの映画も
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

5.0

冒頭に心臓手術シーン(本物)を持ってくることで「これが無理な人は観ちゃダメですよー」と警鐘を鳴らしてくれる親切設計の鬱映画。

最初「えーい、可愛いバンビはどこじゃーい!」と、鹿の姿を楽しみにしていた
>>続きを読む

新喜劇王(2019年製作の映画)

5.0

【前回までのあらすじ】 アマゾンに騙されて「キング・オブ・コメディ」をコメディだと思って観て後悔した俺は、新宿武蔵野館を訪れることにした。そこで上映していたのは、周星馳(チャウ・シンチー)監督の「新喜>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

5.0

アマゾンに騙された……誰だよこの映画を「コメディ」にジャンル分けした奴。

NYが舞台でロバート・デ・ニーロ主演って時点で不穏な空気に気付けない俺も俺だが、アマゾンの作品紹介に「『タクシー・ドライバー
>>続きを読む

ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

5.0

たった5日間の撮影期間。たった5名のスタッフ。使ったカメラも3台のみ(IMDBより)。

さらにロケ代をケチるため、監督の家から妊娠中の妻を5日間だけ追い出して撮影した……こんな徹底的なケチケチぶりで
>>続きを読む