甘木さんの映画レビュー・感想・評価

甘木

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犯罪河岸(1947年製作の映画)

-

ルイ・ジューヴェの渋み。
終盤のしつこい感じはコロンボにも通じるかな。
意外とクリスマス映画

名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.3

 町山さんの解説は見事なんだけれども、解説がなくても聖書の知識がなくても、楽しめる側面は十分にある。テレンス・マリック作品はぜんぜん初めてではないが、個人的には映像経験としてたいへん新鮮だった。
 た
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

コンビが活躍するバディムービーとして秀逸。バディ好きは必見。ボヘミアンラプソディほどではないが、演奏シーンでわりと伏線を回収していて胸アツ。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.1

4,5本ほど予習してからエンドゲームを観て、あとでほかの作品を観てもそこそこ楽しめる。あとでいろいろ見返したくなる作品。個人的には、女性ヒーロー勢揃いのシーンが好き。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

netflixで観た。マイブームのランティモス映画第3弾。SFコメディ。独身者は期限までに結婚・再婚しないと動物にされる社会にいるが、ここはいろいろきびしい。ホモセクとヘテロセクは認めるけどバイは認め>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

潜入捜査物風の実話ベースのコメディ、だよなおそらく。一瞬、マイケル・ムーア映画を彷彿させる。ジャンルをごった煮にしてユーモア交えて熱いセージ的メッセージを提示するという点では似ているが、都合のいいデー>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.8

アラ・ナイ(90歳前後)がこんなに活躍する映画は激レア。しかも人並みのジジイじゃねえ。家庭をなおざりにして、外では女に声をかけまくるチャラ男で、挙句は犯罪者。でもそんなところからでもつなぎとめられる家>>続きを読む

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.9

美的センスの塊みたいな映画。綺麗なオブジェと綺麗な光景が深い悲しみと入り混じって押し寄せる。あとゴリゴリのドローン映画。カメラが空を飛んで細い穴をすり抜けるのに、ピントがドンピシャ。心理描写はていねい>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.1

ポンコツな女王様のために、二人の有能な女性が枕営業も辞さずに接待バトルを繰り広げる。上流男女がfuck、fuck言いまくり。話も面白いが、カメラワークも圧巻。アクション映画かよ。酔わないギリギリを見極>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.1

シカ男のマーティンは、他人に等価交換ルールをしかけることのできる能力者。主人公は、シカ男の父親を死なせてしまったために、交換ルール地獄に引きずり込まれる。ジワジワ楽しいホラー。ニコール・キッドマンの全>>続きを読む

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.2

20年以上も母親に監禁されていた男性の物語。母親による息子の性的虐待というか母子のグロテスクな濡れ場が、当分忘れられないほどの衝撃なんだけれども、後半の展開がもっと予想外の展開になる。意外と後味はさわ>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

1950年代の質感を再現した映像は美しい。ストーリーも退屈はしない。問題意識も大事。でも映画として今一つグッと来なかった。もしかしたら原作の方が面白いのではないかなこれは。

ノット・レイテッド アメリカ映倫のウソを暴け!(2006年製作の映画)

4.0

アメリカの「映倫」に当たるMPAAの正体を暴くドキュメンタリー。アメリカ映画好きは必見。MPAAはアメリカの映画にR指定なり18禁なりのレイティングをおこなっているが、極度の秘密主義で、暴力表現に甘く>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

映像すげえ。印刷物のコミックの質感のまま動画にした感じ。映像とシンクロした音楽も良し。スタイリッシュで格好良い最先端のアニメーション。エンドロール後にオマケ映像あり。

ストーリーは、甘ったるい親子物
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ザ・チャイルド(1976年製作の映画)

3.9

まぶしい笑顔の子どもたちが、大人と追いかけ合ったり飛びかかったりしてるだけで、特殊メイクも何もないのに、ちゃんと不気味なホラー映画になっていて、ラストも衝撃。このアイディア思いついたヤツすげえっ!

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.3

超変化球のフレンチホラー。

低予算でも映像がとても美しい。

笑っていいのか怖がっていいのか。展開がまったく読めないが終わってみると、ちゃんとオチがついている。

※一昨年に映画祭で上映された後、昨
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.6

ギャスパー・ノエの奥さんの作品。

ノエに似た美的な映像だが、ノエより繊細。映像の世界観で見れてしまう。ストーリーはゆったりめ。

わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.0

撮影当時20代半ばの大型新人女性監督の力作。

家が主役。かぎりなくホラーに近い文芸映画。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.1

「ポン!」

「よろしくでーす」


『ハリウッド大作戦』は…(ry

コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

3.5

電話一本で、持ち物検査と称して、ファーストフード店の店員に性的いたずらを何度もやった実在の事件(ストリップサーチいたずら電話詐欺)を映画化。

ミルグラム実験はサイコパスがいるとうまくいく説。

OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

3.4

netflixで見た。強迫神経症患者が集まってわいわいがやがやする密室劇。

コメディ系だと、『奇人たちの晩餐会』の方が上だけど、本作ではヨーロッパのメンヘラ事情が垣間見える(原作の戯曲はフランス産、
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.0

陰キャの宇宙飛行士が、死んだ娘のことを考えながら、生命のいない月面に行く話。

「地球は青かった」的な感動は一切なし。

ひたすら暗い。狭い。重い。音楽の盛り方は『ラ・ラ・ランド』超え。

カイジ 動物世界/動物世界(2018年製作の映画)

3.7

netflixで見る。限定ジャンケンを真面目に実写化。邦画より原作に忠実で完成度が高い。ただしそれ以外は本編と関係のないCGがバキバキに入っていて、ほとんどシュール。ハリウッドに対抗心を燃やす無双の中>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

4.2

日本で劇場公開が見送られた問題作(暴力シーンがグロめ)。

観ているうちにジャンルが変わってゆくのでクラクラする映画だけれども、最後まで観るとそれなりに納得。クセになる変態映画。

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.5

金持ち男の愛人をやっていたビッチ感ただよう女子が、レイプされた上に消されかかってキレると、ララ・クロフトばりにたくましくなる話。

『キル・ビル』系のレイプ・リベンジ映画だが、アー写に象徴されるように
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オマールの壁(2013年製作の映画)

4.2

中東とか関係ねえ。
第一級のサスペンス映画。
『パラダイス・ナウ』以上かも。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.2

宇宙人が襲ってくるが、見た目は人間と見分けがつかないので大混乱系映画の古典にして頂点。

この作品なしに『寄生獣』も生まれなかっただろうな。

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.9

Youtubeにアップされている。
息子に性的に迫られてしぶしぶ受け入れる父親の話。なんじゃそりゃ。面白怖い。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

いろんな意味で怖い。予測不可能。
インディペンデント系の映画会社「A24」が放つ傑作ホラー。

『侍女の物語』のリディア(おば)を演じたアン・ダウドも出ている。

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