agtMさんの映画レビュー・感想・評価

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金の糸(2019年製作の映画)

3.1

日本の金継ぎに着想を得て、過去の人間関係を修復することを"金の糸を繋ぐ"と表現しているのがオシャレ。
エレネの観葉植物を育てているサンルームがとても好きだ。

2024:71本目

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.9

この作品とは関係なく、最近舞台を観に行ったので雅美が特に"舞台俳優"っぽい演技だなという印象で作品の中で"演技"をしてるというのがありありと出ていてリアリティーがなかった。

ただ、劇団のオーディショ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

えー!騙された…!
最初の方はあんまり微妙かも…と思ってみてたけど、後半は何重にもトリックが仕掛けてあって、まさかのどんでん返し、予想できなかった。
嘘に本当のことを混ぜると信憑性が増すんだなとちょっ
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アガサとイシュタルの呪い(2019年製作の映画)

3.0

アガサ・クリスティを見ていると、やはり自分の意思をしっかりと持っていて自立してる女性はかっこいいなと思う。

物語的には通常営業のドラマ"相棒"と同じくらいの推理量。

2024:68本目

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.2

めちゃめちゃよかった😭
孫とおばあちゃんの話と分かった途端に涙腺うるうるしだしてもう後半は震えながら観てた。
小さいけどパワフルなマルセルがかわいく、あっという間だった!
殻はついてるけど閉じ籠ってる
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.3

ジャズって喫茶店とかで流れてるゆるやかなメロディーのものだと思っていたけど、激しいものをあるんだ!
そんなにガツーンと来る感じはしなかったけど、劇場で没入しながらみたら鳥肌たちそう。

2024:66
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.7

シックスセンスは人間の持つ五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に加え、まれに鋭く反応する感覚のことらしい。
霊感とはまた違うのか🤔

小学生くらいのときに金ローかなにかで観た記憶があって、なんとなくは
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

ギリギリ滑り込みで観てきた!

落ちというか、いろいろミスリードさせるような進め方だったから、はっきりとした結末があって終わるのかと思ってたけど見せたかったのは「どうして死んだのか」ではなく、まだまだ
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アガサと殺人の真相(2018年製作の映画)

3.5

アガサの小説とかではなくアガサが捜査して事件を解決する推理ドラマのような感じだった。
アガサ・クリスティやコナン・ドイルなどを読んだことがないので面白さは半減だったと思うけど、この視点は面白い。

2
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

長年研究してきたことが報われて嬉しい気持ちと、原爆で多大な被害がでていることへの後悔苦悩がよく描かれていてなんとも言えない気持ちになった。
作った人は悪くない、使う人が悪なのだというように言い聞かせて
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大河への道(2022年製作の映画)

3.8

どこまで脚色されてるのかは分からないけれど、忠敬の元奥さんがここぞというときに詠む歌がなかなかよくてうるうるしちゃう。
上から日本を見ることなんてできない200年前に日本中を歩いて測量したなんて恐ろし
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愚行録(2017年製作の映画)

3.0

家柄とか生まれとかからは逃れられないっていことをず~っと暗示のように見せられて気分が悪くなる内容だった。
みつこの長回しシーンは瞬きしてはいけないような緊張感があって魅いってしまう。

2024:60
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

おもしろかった!
事件の後遺症で最近の記憶を忘れてしまう設定を生かした、細切れで時間軸が行ったり来たりするのが混乱してパズルのピースをはめていくような感覚でたのしい。

2024:59本目

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

ミリシラ鑑賞したら案の定よく分からず笑…ヨルゴス・ランティモスだなあという作品。
彼はギリシャの監督らしく、あるギリシャ神話を元にして作成されたと聞くと理解できる代わりにオチを察してしまうというジレン
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.1

音楽のことはよくわからないけど、自分の思うままに弾けて、オーケストラと一体になれたときの高揚は計り知れないだろうな。
雨の落ちる音をピアノの音で表現したり、大きな海みたいな音楽を弾く、となにかと水に関
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ハウスメイド(2010年製作の映画)

2.9

胸くそ映画で最後が衝撃的だった。
おバカで気立てのいい若い家政婦はやはり搾取される存在になってしまうのか、、、。
結局ウニと女史のあとに若いメイド2人を採用して、若奥様は身体のラインが分かる服を着てい
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.9

声優は微妙なのと、アーヤが周りの人たちのことを自分の思いどおりに操ろうとしてるのがサイコすぎて怖いんだけど、
マンドレークおじさんが性癖に刺さりまくって大変…!もっとみたい!!
キャラクターの若かりし
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つぐない(2007年製作の映画)

3.6

長年屋敷で働いてたロビー、双子が家出したときに1人は肩車、1人は手を繋いで暗闇の中帰ってきたロビー、そんな彼の姿を見ていて屋敷の住人はなんで信じてくれなかったのか…ロビーの絶望を思うと辛すぎる。
人を
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.0

起承転結がリズミカルであっという間だった!
マジックでのやりとりとか、起のときのセリフを結でまた出すところとか鮮やかで、さすがお笑い芸人👏

そしてこの作品もこの両親から大泉洋は産まれないだろうな~と
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トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

3.8

みなしごだったけど文学の才能とよき友に恵まれて戦争にも行ったけど無事帰ってきたら初恋の人が待っててくれて結婚して子ども生まれてその後は創作活動にいそしむってフィクションのような人生を生きてた人だなトー>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.3

ひたすらにキモくて意味不明だった🤷

リンゴの木がアダムとイブを象徴してるのか…?ちがうか。
トンネルで自分の声がこだまするのがループの伏線で、同じ顔の男が産まれ続けたら面白いんじゃない?的な感じで作
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.2

たしかに日本のお祭りでも男性主体で開催してるものが多くあるし、今までなんら不思議に思ったことも参加したいと思ったこともないけれど、儀式は神聖なもので女性は参加禁止だとか、女性は汚れているだとか言われた>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.7

市子ぉ😭
なんでこんなに辛いことの詰め合わせみたいな人生なの😭
普通の幸せ、ただ夕方に家からみそ汁の匂いが漂ってきて「ごはんだよー」って呼ばれるような、何気ない幸せの記憶を誰しも持ってると思ってたけど
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Away(2019年製作の映画)

3.7

男の子が死から逃げながらバイクで小鳥と一緒に街を目指すのだけど、道中の大自然がほんとうに美しい。
ウユニ塩湖のような空が写った水の中を鳥ととも走り抜けるシーンは最高。
セリフがない分、息づかいとかアニ
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

色々な推測をしながら観れて面白い映画だった!伏線回収もどんどんしていくし、最後の方はもうヒー!Σ(゚ロ゚ノ)ノって感じだった。

産まれてくる家庭は選べないから、もうその後自分がどう生きていきたいか考
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.1

二部構成だなんて聞いてないよ!!

今作もスパイダーマンの予想できない動きのように様々な場面展開をしていく映像美はさすがでした👏
やはり音楽もいちいちよくてサントラなどでじっくり聴きたい。

愛する人
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

キャスティングがもう間違いなしの4人。
刑事役の人はハードボイルド過ぎる。

アイネクライネ・ナハムトジークっていう本を積ん読してるのだけど、クラシックの曲名だったんだ。みんな一度はきいたことのある曲
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.4

香川さんって気持ち悪い人の演技させると逸品だよね。(褒めてる)
母親の葬儀を期に顔を見せた弟が起こした波紋は、大きな波風となり心も橋もゆらゆら揺らす。

家業がある田舎の家に生まれた兄弟の境遇を、少し
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ファブリック(2018年製作の映画)

2.6

アパレルショップの店員さんがキョーレツで何を言ってるのかもよく分からないし、マネキンのなぞ儀式もじじオーナーの性癖歪んでて気持ち悪かった。
息子の彼女も不愉快だし、結婚前の男の人だけのパーティも虐めや
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

2.9

結局三人とも自分のために他者を利用して幸せになれないの、滑稽。
人間は愚かな生き物だということをひしひしと感じた。
自分のダメなところもハッキリと言ってくれて、それでも寄り添ってそばに居てくれる人を大
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.4

お腹が空くほっこり映画🍤🦞🍜🍙🥩

料理を作る人は食べる人のことを考えて作ることが多いのに対し、食べる人は美味しいかどうかしか考えずに食べてることが多い気がする。
自分は刺身とかで食べた方が絶対に美味
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

4.0

観たかった映画だったので嬉しい!!

ナランバヤルのコミュ力の高さ、言葉選びに育ちのよさがでていてとても良い男だった。
サーラも自分に自信を持てないあまり消極的だけれど、相手の事を思っている素朴な優し
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劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

3.6

ディテールが柔らかく、優しいパペットアニメーション。
色使いはさすがです。

スナフキンの名言達🎀
"物を持ちすぎると身動きが取れなくなる"

"そうだな。なんでも自分のものにして、もってかえろうとす
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.4

ひなちゃんに対しての同級生からのいじめ、家族を捨てた父親からの搾取、奥さんの死、恋人との別れ、もっと強くなるしかないのに何もできないもどかしさ、、、辛いことてんこ盛りで心がキューッとなった。
でも大丈
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

わたしは何を見せられていたのか…?
と映画館を出てからしばらくしてやっと思考が追い付いてきた。
アリアスターの想像力がハチャメチャで処理できないよ。。。

ボーがずっと不安だからこちらも不安になりなが
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.6

幼い頃に家族を一度に亡くし、将棋しか無かった少年が様々な人と出会い成長していく物語。
キャラクターそれぞれ悩みを持っていて、それを隠さずに爆発させる人、誰にも言えないで抱え込む人がいて、混ざり合う薬品
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