3.11を直接題材にして、さらにメインターゲットに被災者を見据え、エンタメ大作としても成立させよう、という非常にチャレンジングな作品。
なので、求めている人の場所にちゃんと届けば、それで良いのだと思>>続きを読む
監督のこれまでのキャリアの総括。
より多くの人に届けるために作られたベストアルバム的作品に感じた。
少なからず「失われてしまった景色」に対する描写や言及があるのは3.11の影響ありきなのかも気になる>>続きを読む
背景が綺麗とかの次元ではなく、もう景色が主役のような作品。
それってどうなの?という向きもあるかとは思いますが、今のところ新海誠監督作品の中で1番これが好きです。尖ってます。
実写とも絵画とも写真>>続きを読む
添加物、着色料、化学調味料どっさり。
「原作を蹂躙してる」って、きっとこういうことなのかと。
カメラマンのオジサンの説教が1番吐き気を催した。
けれど、もしかしたらあれは監督自身に向けた言葉だった>>続きを読む
クソ男と社会が傷ついたテルマとルイーズを追い詰めていく。
起きている事は悲惨でやり切れないはずなのに、結末に突き進んでいく2人を観ていると底抜けにカッコいいと思ってしまう。
原作が持っていたクラブカルチャーへの入門書としての面やリスペクトよりも、キャラやコメディの要素を優先的に抽出した作品。
ファンとしてはこの映画をきっかけに原作を読んだ人が少しでもいたならもうそれで良>>続きを読む
答え合わせのための映画。
馬場のズーデンのIDがなんでditch-11と一緒なのか、どうしてもわからない。
石巻市がモデル、というか誕生のきっかけ。
それを踏まえてのジオラマの使い方の変更や、病室から見る雪のシーン、秘密の場所のくだりに監督のこだわりを感じた。
サッサンの奥さんの写真のデザイン、実在した>>続きを読む
渡辺あやさん脚本。
放送中の連ドラ「エルピス」や過去作「今ここにある危機とぼくの好感度について」の兄妹のような作品。
現在進行中の問題を取り扱ったフィクションであるため作中では何も解決しない。 >>続きを読む
監督の「オレは悔しいんだ」という気持ちは伝わった。
物語ではなく、役者の演技とかテンションとか、その時の空気感を画面越しに堪能するための作品なのかもしれない。
40年近く生きて来て、初めて映画館で声を出して笑いました。
上映期間が短いのですが、無理してでも観に行って良かったです。1日の締めくくりとしても最高でした。
迷っている人は他の映画を犠牲にしてでも>>続きを読む
劇中歌、好きです。
朝起きた時とかに口ずさみそうです。
長久監督はモノローグで心情を語らせ過ぎな感じがします。
3作目までくると、それも含めて作風という受け取り方をするべきなのかもしれません。
「>>続きを読む
「そうして私たちはプールに金魚を、」の長久監督作品。
上記の作品では事件を起こした中学生達に監督の意識が向けられてように見えて、実際は監督自身の哲学や画作りの方が強く出ている様に感じ、「表面的な理解>>続きを読む
こういう作品を目にするたびに中学生の頃の自分は「お前に何がわかるんだ」と、大人に対する不信感を募らせていたのですが、今は違うんでしょうか。
もし現役の中学生女子たちがこの世界観に響くものを感じている>>続きを読む