yanyさんの映画レビュー・感想・評価

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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.0

映像表現はピカイチだし、あっと思わせるような瞬間も多々ある。
ただ、映画としては非常に淡白という印象で、詩的なセリフと映像美が少しこの映画のストーリーラインには、余分すぎた印象です。
いわゆる恋愛/サ
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

思っていた以上にアート性の高い作品で大満足。
硬派なキャスティングとは裏腹に、ストーリーのテンポ感が良く、映像も美しく、見やすかった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

最も恐ろしい映画の一つ。
PART 1では、ストーリーの展開はなかったが、PART 2では、物語がかなり進んだ。
その内容というのは、イスラム教圏におけるジハード的な物で、人々の欲や信仰心、陰謀、集団
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

レオ様の最高傑作の一つ。
テンポの早さと、脚本の大衆性、ポップさも相まって、とても見やすい作品でした。

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.5

男の惨めさを痛感する映画だった。
主人公の女性の目線から描かれているからこそ、それをより強く感じる。
こういう切り詰めた業界では、プライベートな関係がプラスに働く事は少ないと思う。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

自分の"生"を感じるための、痛みが鈍化した未来。
我々は、何を求め、何で"生"を感じるのか。

今回、80歳になったクローネンバーグが提示したのが、フェティシズム沢山のディストピアライクな未来を舞台に
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.5

まあこれだけ色々と自ら主張するのが苦しい境遇だと、人生も辛いはず。
歌手として活動し、割と普段は喋る方だと思う主人公も、何か困難が降りかかっても、あまり反抗せず、語らない。
気にしすぎて、落ち込んでし
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

現状を変えてまでも、過去の真実を告発することは簡単ではない。
ましてや、権力や法の圧力がかかっている場合はもっと難しいはず。

この映画を見る前に、是非とも、ハーヴェイ・ワインシュタインの画像を見る事
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オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト(2023年製作の映画)

3.5

ムーンライトと比べられてもおかしくないほど、画が綺麗だった。
この映画の長回しショットと、カットの間に関しては、本当に文句の付けようがない。
そこにプラスして、間接的、詩的とも言える、観客に"空気を読
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

鹿になった、バリー・コーガン。
不気味さを漂わせながら、半ば強引に、虎視眈々と、貴族に寄生し、力を堅持する。
ティーン映画/B級ホラー的な要素は割と強めだったが、絵作りとキャスティングで、それが硬派な
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

劇的な映画だったが、間違いなく人々に大きな勇気を与える事だろう。
ヨルゴス・ランティモスが提示する、"人間賛歌"。

無知で動物的とも言える、スタートから、人々の愛と醜態を享受し、我が道を行くヒロイン
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アレックス(2002年製作の映画)

4.0

#時はすべてを破壊する

不幸な事が自分に降りかかってから、初めて当事者としてそれを認識する。それまでの幸福な時間、誤った判断を見返しても、時は運命がまるで決められているかのように刻まれていく。

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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

リアリティーがありすぎて、単純にコメディーとして見過ごせない作品。
バービーよりも、男としてみていて辛かった。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.5

こんなに徹底的に磨きが掛かってる映画は初めて見たかも。

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

4.5

アクション映画としては傑作の部類に入ると思う。
フィンチャーのドラゴンタトゥーの女とは全く別物だと思って見て欲しい。

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