映画としてどうか、脚本がどうか、アクションの見せ方がどうかは一度おいといて、この“映画”は印象深すぎて自分的には満点を与えてしまう。
この上ないスタイリッシュな世界観がそこにあるからだ。
今作品、自分>>続きを読む
ゴルチエの衣装もそこまで好みではないし（発色の良い赤色のシャツは印象的であったが）、まずそもそも映画ではない。
どちらかというと舞台っぽい。
背景もあまり変わらない地続きな場所で、スライドするようなシ>>続きを読む
主人公が抱える悩みが、若いが故の未熟さを内面的に抱え込んでしまっているという場合が多く、やはりこの映画は感情移入がしにくい。
彼は美少年で、多彩でセクシーで自然に美しい男女をも惹きつけてしまう。彼自身>>続きを読む
今回のオゾンは、正直普通だったかも。
というのもそれは全部脚本のせいなわけで、サスペンスとしてはオチが弱いし、あんまり納得いくものではなかった。
マリーヌ・ヴァクトありきだったと言えてしまう瞬間ってか>>続きを読む
描いている題材自体はすごい軽い訳ではない。降ってくるセリフそのタイミングが絶妙で、実に軽やかで目が離せないし疲れない。圧巻だった。
嘘は人間を繋ぐ
面白くて人の興味が続く話の方が優しいし、死ぬ時に嘘が混じった会話をある程度した仲であれば側にいてくれるという状況があればいいなとさえ思ってしまった。
