怡然じらくさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

怡然じらく

怡然じらく

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ナックルガール(2023年製作の映画)

3.0

この三吉彩花に惚れない人いんの?ってくらい爆イケ。
アクションも想像以上にかっこいい。
妹役の子の儚さも良い。
窪塚洋介も伊藤英明もイケおじ中のイケおじ。

ただなぁーー
メインどころが意外と全員キャ
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.1

久しぶりにアツい生き方を浴びた。

日々の単調さと心の起伏のなさが当たり前になっていたけど、この家族みたいに嘘のない、自分の感情に正直な生き方もいいよな。そういう部分も忘れずにいたい。

前半はヒゲ野
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

重い……
ポップなんだけど、重い……

松子には自身の価値を裏付ける確実な愛がない。
両親の愛は妹に注がれ、彼女に目に見える形として与えられることは無かった。
確かな愛を与えられていれば、たとえ「ひと
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.0

かなこのどんよりした目は好き。
一緒にいるのも、わからんではない。
結局この2人の間なら、隠し持っている部分をさらけ出して、等身大の自分として振る舞える。
でも、さらけ出してでも受け止めてくれる男性を
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

キャラを観る映画。
危なっかしい安藤サクラが大好物なので、彼女の表情や声、仕草を見るだけでも飽きないし楽しい。やらかす寸前の目とか、帽子かぶる仕草が好き。
ただ、ストーリー面では置いてきぼりをくらった
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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

4.0

クララを一瞬で立たせる自然の素晴らしさと、年相応でふてぶてしい使用人の憎めなさと、クララとハイジの可愛さを堪能できる。

お屋敷のキャラ造形がみんなよくて笑える。
クララが思ってたよりもクララ。あの陽
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.9

ただ表面だけ見ているんじゃ何も分からない。
自分の偏見に押しつぶされてしまう。
触れ合ってぶつかるからこそ、その人が自分と同じ「人間」であることを知る。

結局、差別に否定的だった警官と、仲間の黒人自
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.0

ひたすらカッコイイ山崎賢人と清野菜名を拝める映画。
こんなスタイル良かったんだ。まんま漫画から飛び出してきたビジュアルと立ち姿。
信はあいかわらずひくほど強い。
主人公補正にとどまらずチンピラ兄弟にも
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ノアが障害はあれど純粋無垢な青年かと思ってたら、結構暴力性高くてあんぐり。
どれだけ悲しみの元を排除しても結局はこのようなことが起こり、その度に永遠と悪の芽を摘みとっていくのだろうか。それではいずれ自
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ファニーゲーム U.S.A.(2007年製作の映画)

3.5

日常を忘れたくて、胸糞で上書きしようと思って鑑賞。

有名すぎてあらすじを知っていたので、何も知らずに見たかったというのが率直なところ。

それでも、青年が画面越しにこちらを直視するのにはゾッとした。
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怪物(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

西川美和監督の「すばらしき世界」を観た時、表面に見える情報だけで人間を判断することの危うさを知った。

今作も母親視点で始まり、観ている側にも担任教師に偏見を持たせるような構成になっている。
しかし、
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黄泉がえり(2002年製作の映画)

3.0

切ない作品を観たい気分で再生したが、そんなにファンタジーにのめり込めないタイプというのもあってそこまで。

よみがえった人も残された人もみんな穏やかで優しすぎるから、それぞれのストーリーに差違もなく物
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ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士(2012年製作の映画)

2.5

絶対に人に勧めたくない。
よほどハン・ヒョジュかコ・スが好きなら別だが。
今まで見たハン・ヒョジュのキャラの中では、いちばん身近に感じた。

それにしてもハン・ヒョジュの演技力だけでなんとかもってる映
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ある男(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「自分の人生は自分だけのもの」とか「親は親、子は子」とか、そういうのは本人が必死に自分に言い聞かせて何とか生きていくための言葉で、何も知らない他人が言うのはこんなにおこがましいことなんだと初めて気がつ>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主演のふたりはどちらも落ちぶれているが、過去に絶頂を経験している。この時点で少し入り込みにくい。
どん底から這い上がるのなら分かるが、コネもあるし能力も申し分ない。そのせいで大した障壁もなくさら〜っと
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館を出てからも頭がじんじんするくらいボロボロ泣いた。
特にトシの火葬で賢治が慟哭したとき、それまでもほろほろとは泣いていたが、堰を切ったように涙が溢れ出した。

トシの聡明さ、そして病に伏せってか
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.3

設定は面白いけど…
それ以上のことはあまりなく、奈緒演じる編集者もよく分からん。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.4

お酒は、人生を楽しくしたい、変えたいと意思を持って利用するなら人生のスパイスになるけど、のまれたり溺れたりすると狂っていくのかな
酒飲んだ状態で授業するのとか、お酒のおかげもあると思うけど、「酒を飲ん
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.7

最後らへん、場面が変わっても変わってもクズがひたすらクズなセリフ吐いてて溜息超えて笑ってまう。

それに対して4人とも、芯のあること言ってたのになぁ…
不覚にも自分に言われているようでグサグサきたのに
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ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

3.4

主人公の男の子が、雰囲気があってよかった。
児童養護施設の実情は知らないが、それにしても先生の描き方に違和感がある。
おっちゃんとJKの家族についても、あまり分からないまま。
後半ちょっと退屈に感じた
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成れの果て(2021年製作の映画)

4.1

続けて2回見た。印象がガラッと変わる映画。

そもそもは闇堕ちした萩原みのりが見たかったからで、その点は大満足。
目線の運び方や台詞回しなどがいちいちかっこいいし、過去に負けたくない、復讐一筋な感じも
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ロストケア(2023年製作の映画)

-

自分の将来のことを考えながら観たので、あらためて点数をつけるのが難しい。

逃げることは時に人を救うが、家族の絆からは多くの人が逃げられない。ではどうやってこの地獄から抜け出せばいいのか?
育ててくれ
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

朝に観て良かった。
外に出る時、まるでジャックになったような、新鮮な空気を味わえる。

現状に慣れたくないし、新しいことに挑戦する心も忘れずにいたい。

ジャックが逃げるシーンは息をするのを忘れるほど
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チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良い話。
妻や子供たちがここまで奮闘することに、おじいさんがこれまで彼らに沢山の愛情を与えてきたことが現われていてじんわりとする。
孫たちも良かった。ムンガヨンちゃんもかくれんぼの子も癒し。
ドラマ「
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Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

3.9

全体の雰囲気は日本版の方が好み。

クセのあるキャラだったり効果音で、前半はコメディチックなところがチラホラ。

竹内結子よりも自我が強めなソン・イェジン。
中村獅童よりも体力ありそうなソ・ジソプ。
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

この2人を怒らせたら国が吹っ飛ぶ。

何もかも、見たかった演出の更に上をいく。
確実にやりすぎな演出なんだけど、全然嫌じゃない。ここまで吹っ切られると、もう笑いと感動しか出てこない。

人生で1番カタ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

主人公の女性の演技が自然体で良かった。
人生はこの映画のようにやり直しはきかないが、やり直したかった過去に自分はいまタイムスリップしているのだと思い込むことはできる。それだけで、目の前は明るくなる。
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少年の君(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いじめがテーマなのねと覚悟して観はじめたけど、中国が抱える課題の欲張りセットのような詰め込まれ具合だった。受験競争、貧困、裏社会、、
いじめの雰囲気も、受験のストレスのはけ口といった印象で狂気じみてい
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

保健室の先生と桜が嬉しそうに恋バナしているのを聴いていると、ぐちゃぐちゃ考えていた自分が馬鹿らしくなる。

好きになった相手が異性であれ同性であれ、何も変わらない。一緒にいるとドキドキして、いつだって
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

あたたかすぎて、登場人物がみな愛おしすぎて、笑みが溢れる映画。
なんで皆そんなに優しいん?
人間の尊さがすごくすごく綺麗に美しく描かれていて、正直、リアルさは無い。現実はもっと醜いだろう。
でもそれで
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ガール・イン・ザ・ルーム 13(2022年製作の映画)

2.0

「ベン・イズ・バック」の女の子版のような雰囲気。母親ががむしゃらに子供を信じ続けるのに対し、父親が再発を恐れて少し引いている点も似ている。娘が居なくなったあと、母親だけで手がかりを探して見つけ出すのも>>続きを読む