怡然じらくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

怡然じらく

怡然じらく

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ガール・イン・ザ・ベースメント(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

びっくりするくらいの責任転換をぶちかますどクソ野郎な父親にヘイトが溜まりすぎてウズウズする映画。
主人公の脱出のチャンスも尽く潰していくのでため息が止まらない。

監禁に加えて、2人の子どもの思春期ま
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.7

薬物依存は本人のみならず、周りの心も壊していく。

どれだけ依存から脱却してそうにみえても、薬物は物凄い力で引き戻してくる。
母親のとった行動は、けっきょく夫や娘の言うように甘すぎた。

世渡りが上
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

2.1

うーん…?

歩いてくるとこはゾクッとする。
だんだん疑心暗鬼になって、私自身もあらゆる人を「それ」だと疑っていく。

でも間延びしてるようなシーンも多く、長く感じた。
最後の攻撃はよくわからん。

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

デクスターのお母さんの振る舞いが本当にいい。
過干渉でなく、2人の友情の邪魔もしない。
エリックがさんざんデクスターのことを連れ回したあとも変わらず2人を会わせてあげて、真の意味で息子を想っていること
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.9

自分の助けを四六時中必要とする弟。家から1歩も出ない母。
自分をひたすら後回しにするこの生活が一生続くのだろうという諦めと、それでも沸き上がるやり場のない苛立ち。
弟に苛立ちをぶつけてはいけないけど、
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

2.8

胸焼けする。


夜のシーンが多くて視界が狭いのと、主人公の鬱々とした(共感できない)感情をずっと見せられていることで、胸焼けする。出口を閉ざされてる感じ。

タクシーに乗っていると、周りの人間を傍観
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

いつもヘロヘロの2人が爆イケで敵を煽り倒す。その緩急にキマってしまう。やめられないとまらない。

特にちさと。
日常パートではほとんど呂律回ってないのに急にマジな目と口調になるから沼る。その武器をあ
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.5

ずっと不気味。

人物の、特に顔の撮り方が印象的。
引き込まれるが、同時に目を背けたくもなるような

撮影監督はホン・ギョンピョさん。
「流浪の月」とか「ただ君だけ」とはまた違う、映像のずっしりさ。重
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

ネット怖い。
でもいちばん怖いのは、正気を失った人間だな。

親は強し。色んな意味で。

私もマーゴットのようにネット上に家族にも言えない本音をばらまいているので、映画を見終わった今、フォルダを整理し
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

4.7

今田美桜さんの儚い演技を見れるのは珍しいので、じっくり堪能したくて映画館まで足を運びました。

結果、物語含め、最高でした。

ヒロイン史上1番自己肯定感が低いのでは、という役を、カースト上位キャラ要
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.2

モリーとエイミーのディズニーキャラばりの表情と演技は最高だった。こんな親友まじでいいな。
エイミー役の女優さんはショートタームの不良少女のイメージでしかなかったから、真逆の役を見れてそれも最高。

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セブン(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白い。面白いけど、手放しに楽しめたかというと、?という感じ。

そんなに心は揺れない。

犯人が完璧な異常者なので、まず犯行の動機が意味不明。
追いかける刑事にも、そんなに魅力を感じなかった。
だか
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

先の読めない展開が続く。
普通ならこの作品の中盤がクライマックスだろうが、この映画はさらにそこから捻りまくる。
だからこそ、もっとはっきりとしたBADエンドを欲してた。

妻がいろいろと細工をしすぎて
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

圧巻の演奏と、その裏にみえる感情を味わえる映画。
ドラムのソロ演奏から映画ラストにかけて、かっこよすぎて熱すぎて涙が止まらなかった。

ストーリーは王道中の王道で、主人公の主人公属性ぶりが振り切ってい
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.1

最初は一子のことを社会不適合者だなぁと上から半笑いで見てたけど、中盤から一気に今の自分を追い抜いていって、「一度でいいから勝ってみたかった」の言葉で、ハッとした。

そういえば、そんな気持ちなんて忘れ
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.9

映画からムンムンと伝わる「考えさせられるでしょ」感が好きじゃなかった。
観客側も一緒に答えを探していく映画なのかもしれないけど、それならもう少し矛盾なく、没入できるよう物語を進めてほしい。

観覧車の
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.5

2回目の視聴。
傷ついた子供と傷ついた大人がその出会いを通して小さな希望を見出す映画は沢山あるけど、この映画が1番好き。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最後にタイトルの回収と実際の映像を入れてくるのはズルいな…。実の母と育ての母それぞれの表情をみて、一気に涙腺が緩んだ。どっちのお母さんもめっちゃステキ。

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

父の代わりに、家族のために全てを捧げる主人公の姿は泣ける。
自分自身は何度も死にかけているのに、家族の前ではおくびにも出さず、年老いてもなお、ただ1人で自室で咽び泣く。隣室では、彼のおかげで生まれ育っ
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

4.1

2回目視聴。
あらすじが何となくわかっている分長く感じたが、なんといっても松たか子を味わう映画。
目の奥に光がない感じ、普通の人に見えるのにどこか肝が座りきっている感じ、めっちゃ素敵。
食パンむさぼ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

「これだけは」というものに没頭し、ただ少しずつ少しずつ成長することの魅力を教えてくれる作品。
周りが脱落していく中、ケイコはひたすら愚直に、日々の練習と向き合う。そこに障害者かどうかという問題は関係な
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.0

タイムリープものは苦手なのか?あまりハマれなかった。
ツッコミどころが多すぎて、物語に入り込みたいのに邪魔をする。
時間を行き来するので頭を整理しなければならない。
娘との生活ももう少し丁寧に描いて欲
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

チョン・ジョンソが気になって、前情報をほとんど入れずに鑑賞。
ベンの、ずっと同じトーンでの喋り方が気に食わんなァとか思ってのんびり見てたら、想像していたよりだいぶサイコ。ミステリーであることは知ってい
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.7

カラクリ当てようと意気込んで見て途中まで予想はついてたけど、まさかなぁ…。確かに最初っから不気味ではあったし、途中で1回、ん?ってなる行動してたんやけど見逃してた…

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.2

キャスリン・ニュートンに堕ちた。ばりかっこいい。そこだけ何回も見返したくらい。あとおじさんのJK演技がずっとおもろい。崖っぷちになってもいい感じにずっと軽くて、また気軽に見返したい。

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