せさんの映画レビュー・感想・評価

せ

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パリのランデブー(1994年製作の映画)

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1話目、男のナンパに取り合わない女子が人混みの中に消える背中を見たと思いきやカメラに重なっていた青い服の婦人がフレームからはけた瞬間にその女子がこっちに向かって歩いて戻って来ているという奇跡みたいな瞬>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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どこからともなく現れる綾野剛の幽霊っぽさが終盤の盛り上がりで効いてくるのが良い

友だちの恋人(1987年製作の映画)

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再見。本当に好き。すべての瞬間が豊か。観た後にうれしくって飛び跳ねてしまう。楽しいデートの時間経過の描き方。後半にレアとアレクサンドルの会話をきちっと見せる(ことが当たり前の)姿勢。ラスト2組のカップ>>続きを読む

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

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むちゃくちゃ良かった。ライカートで1番好き。感想は直後に喋ったので割愛します。

コラテラル(2004年製作の映画)

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冒頭4カットで話が決まっている。
配車係との無線、母親の見舞い、街を彷徨うオオカミを目撃するシーンが忘れがたい。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

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バーカウンターでの女との会話、モーテルでの条件提示、邸宅での殺しなど、オスカーアイザックが誰かと2人きりになる場面が思い出される。

枯れ葉(2023年製作の映画)

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無意味な監視に迷いなく静かに対抗する女3人。場を後にして手を握り笑顔で2人体を寄せ合ったと思いきやそれは一瞬の挨拶で暗い夜道に1人消えていくシークエンスに涙するし、いま必要な能動がつまっている。
ラス
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イン・アワ・ディ(2023年製作の映画)

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女3人夜のベランダで飲んでるカットになった瞬間に涙がにじむ

満月の夜(1984年製作の映画)

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初回のダンスシーンでこのお話のほぼすべてを語ってしまう上手さ。観客と主人公の女と郊外の彼氏の三者が唯一共有した(と思われる)のがあの満月なのが良い。

いろいろ思うところがあるものの自分に向かってくる
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美しき結婚(1981年製作の映画)

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ふとした瞬間の笑顔が際立っている(女友達とのくだらない恋の話で、元カレとの2人の過去を交えた冗談で、男に振られた後で)。登場人物全員に愛着が湧く。だから喜劇たり得るよね。うれしくってエンディングで軽く>>続きを読む

水の中で(2023年製作の映画)

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繰り返すという行為の意味のパラレル。老いであり、忘れたくなさであり。

(2023年製作の映画)

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すべての首に意味などないというお話。己の首は無価値で誰かの首を求める男たちも、首を追い求められる男たちも、最後は並べられ蹴落とされ終了する。満を持した死に際も舶来品の望遠鏡の調子が悪くてまともに見ても>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

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どんなに光を当てても陰が残り、影を落とす。では逆に暗闇から光を見出せないのか?小明に起きろと叫ぶ小四に最後の光を求める姿を見る。光あれば即ち死がそこに。受験、学校、撮影スタジオ。体制/システム内でしか>>続きを読む

歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

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劇場で目の前の男が謎に頭を動かしてずっと画面が見えづらかったので映画どうこうと言える観賞ではなかったが、そんなしょうもないことが連続するという事実は映画と実生活とを地続きにする何かなのかもしれない

白い粉の恐怖(1960年製作の映画)

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捜査が成功していくなかで逆行して立ち上がってくる犠牲。保護してる女と奥さんの切り返し。サングラスにシャツ姿の三國連太郎がかっこよすぎた。

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

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映画である理由しかない。映画を人間に従属させていないから怖さや厳しさや間抜けさが際立ってくる。どうやってあんな瞬間を撮っているんだ?

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