安藤エヌさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.2

思春期の戸惑い、焦り、苛立ち、歓び、愛おしさ、すべてが詰まった傑作。久しぶりに自分にとって何もかもが好きと思える映画に出会えた。

スタンド・バイ・ミーでクリスが別れを告げたあとの背中がだんだん薄くな
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ゲーム(2016年製作の映画)

3.8

すごく見応えがあった。
AJの発する言葉ひとつひとつに意志がこもっていて、はっとさせられた。

パディントン(2014年製作の映画)

3.8

日曜日に友達と観る映画として最高のチョイスだった。とにかく画が可愛いし、プロダクションにセンスがある。デザイナーのゲイリー・ウィリアムソンさんの名前覚えておこう。
コメディも変な薄ら寒さがなく終始心地
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ニュー・ビギニング(2019年製作の映画)

3.7

あどけない少女に対して誠実に向き合い、"新しい始まり"を見送ったミヒャエルが本当に素敵だった。これもまた愛だなぁ。

シュリンプ/チビっこポールのダンスパーティー(2014年製作の映画)

3.7

ポストカードにしたくなる感じのかわいくてポップなカットが印象的。外国映画の良さがぎゅっと詰まってた。ダンスシーンのある青春映画は良いなぁ。兄弟もの好きな人にすすめたい。

アナと雪の女王/エルサのサプライズ(2015年製作の映画)

3.5

いつも思うけど姉妹の衣装が本当にかわいい。ルックブックみたいなのないのかな?探してみよ

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

3.7

歌にしても展開にしてもディズニーのショーで観たすぎる作品だからいつかやってくれないかな……短い時間でも人を幸せにさせるディズニー力を感じました

月と少年 / La Luna(2011年製作の映画)

3.8

「あの夏のルカ」のエンリコ監督らしい、そして発想もピクサーらしい心あたたまる短編。
6分で心が洗われるの、さすがだな〜

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.6

実写の予習で観ました。アリエルかわいすぎ。一生あんなプリンセスにはなれんって思い知っちゃうぐらいかわいい。皆が憧れるの分かるわ……ラプとかアナとかアリエルみたいな好奇心旺盛でチャーミングなプリンセスが>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

男臭くてアメリカイズムって感じで良かった〜!遠くに見えるむき出しの岩肌を背にワインディングロードを突っ走る俺たちのいかしたマシン……それに乗る最高にいかしたお前……って感じ。
クルマへの熱意とかロマン
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ザ・レターメン(2021年製作の映画)

3.7

映像が美しすぎる……かけがえのない愛を引き裂く戦争の酷さを改めて感じた。争いのない世界になってほしい

マンモス(2018年製作の映画)

3.9

病で余命わずかの兄エリオットは弟ポールとともに生前会いたかった人に会うための旅をする。ポールをからかおうといつも寝たふりをするエリオットだが、ポールは兄がいつ死んでしまうかも分からない中でそんなふざけ>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

3.4

画のインパクトに慣れるまで時間かかったし前半はシュールすぎてどんな感情で観たらいいか分からなかったけど、劇場猫ガスの自己紹介ソングあたりから思ったより良いな……と思えてきてそこから入り込めた。ジェニフ>>続きを読む

ステルス(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

カミングアウトを受けた親友のうち1人は彼女を拒絶して1人は受け入れたのが、トランスジェンダーを万人が理解するということよりも真摯に事柄を伝えていて良かった。1人1人考え方が違うというメッセージがビジュ>>続きを読む

信号待ちの出会い/ロック・ペーパー・シザース(2018年製作の映画)

3.6

面白かった!
ふたりのこれからが楽しみ。きっと長電話したりまたジャンケンしたりするんだろうな。

ロイ(2021年製作の映画)

3.6

シェパーズパイ作ったりゲームしたりしてるのが良かった。ロイにとってカーラは人生の楽しみを思い出させてくれた人だったんだね。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.8

「秘密の森の、その向こう」「トムボーイ」に続いて、シアマ監督長編デビュー作のこちらを念願の鑑賞。
2007年製作の作品と聞いて、シアマが少女たちに向ける眼差しはかくも確立していて、揺らがぬ基礎があった
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暗闇はまだずっと向こう(2022年製作の映画)

3.8

つらい。最後のお父さんの電話……
観終わってからタイトルを反芻するといいようのない気持ちに襲われる。最近弱ってきてしまった祖母に重なる部分があって、余計に心がしめつけられた。

アイリッシュ・グッバイ(2022年製作の映画)

3.7

心が荒んでる時に観ると沁みる……兄弟映画って最高。画角の取り方と色味が好み。「確かにイエス様は時々しでかす」神父さん良いキャラしてた。
所々挟まれる皮肉が効いていて好き。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

愛は厄介。そうだね、本当にそう。自分を偽るし、寛容になれない時だってある。でもそんな愛を抱えながら"ありのまま"の自分でいられた時、自分の言葉で思いを伝えられた時、人はもう半分の自分を見つけられるのか>>続きを読む

真冬のトラム運転手(2020年製作の映画)

2.7

アカデミーにノミネートされてるとのことで観た。うーん……ちょっと道徳的すぎて話に捻りがないし、この設定ならもっと機知に富んだ深みのある話にできたんじゃないかと。
あとやっぱり無免許で電車を運転しちゃう
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ダーティ(2020年製作の映画)

3.7

失敗を経て愛し合うことの難しさを学び、コインランドリーに連れ立つ優しさで彼らは再び愛を自覚する。無機質なランドリーの音の中で寄り添う2人の姿が印象的だった。

愛は難しいがそれゆえに素晴らしい

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.9

オンライン試写にて。

試写状のビジュアルを見て微笑ましいロードムービーのような印象を受け、もともとタクシー運転手が主人公の映画に興味を持っていたのもあり、キャッチコピーにある「意外すぎる……」とはど
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ジョーイ(2020年製作の映画)

3.6

人間に必要な優しさと寛容を学べる14分。ピエロの持つ寂しさが好きなのでジョセフの仕草や物哀しさが刺さる。映像が素敵だった。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

生きることへの困難を抱えた女性が、映画というものから与えられる”客観的”かつ”近親的”な感動により再起するといういささか凡庸とも思える内容ながらも、オリヴィア・コールマンの魂が宿る演技やマイケル・ウォ>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.5

映画ファンから「元気が出るガールズムービー」としての支持が厚い作品と知っていて、ずっと観たかったなか念願の鑑賞。
ストーリーの分かりやすさ、主人公のファッションセンス、登場人物に抱く好感、どれもとても
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

デイミアン・チャゼルが映画にぶつける本音、と言ってしまえば可愛いほどの魂の咆哮。美しいものに用はない、真実を、光でなく闇を見ろ。目をそらすな。それを見届けた者だけが感じることのできる快感が、エンドロー>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.0

映画好きとしてこういうラストを観れることがどんなに本望で嬉しいか。映画への募る思いと願いが完璧に満たされた。名ラストであり名作。

チャゼル監督の創作性とフレッチャーの人間性について、鑑賞後いつも映画
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追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

4.0

2作目の『MONSOON』を観て好きだなと思ったホン・カウ監督のデビュー作。ずっと観たかったけれど配信はなく、近所のTSUTAYAにもレンタルがなかったので中古DVDを買って鑑賞。

私が好きな「co
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.4

前作が15年前とは思えないほどキャスト陣が変わらない姿で出演してくれてるだけで100点加点。ジゼル可愛すぎるしヒールで踊れるのすごい。
おとぎ話の世界の衣装と中盤からの音楽が特に良かったかな〜。ストー
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

”男性”を大切に缶にしまい、”女性”を森の中に捨てていく。
ミカエルという男の子を神聖視するわけではないけれど、心から純粋で、木漏れ日のように美しいと思った。
いつの日か(もしかしたらそれはすぐ来るか
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.6

みんな好きだし笑えて泣けてクリスマスにぴったりの映画だった!
特に推しのコリン・ファースとアラン・リックマン、エマ・トンプソンが最高だった。エマ演じるカレンがジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」(CO
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