なさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.6

スマホで見たにも関わらず、他に気を取られることなくじっと見られたのは、構成と演出が優れてるからなのだなと、実体験から思った。
全てにキャラが立っていて、それでいて段々と解っていく感じ構成がすごいな。
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.3

自分に無いものを持つ彼女を受け入れることが、ジョエルにとって人生で必要な試練だったのだと思う。

さがす(2022年製作の映画)

3.8

やっと見れた......
特にラストのシーンは脚本も演出も演技も間合いも素晴らしかったな......

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

2.8

うーん、うーん、うーん、期待しすぎました。泣くためには構成とスピード感、音楽が1番大事なのでそれにおける全てがうーん、、、て感じ。

怒り(2016年製作の映画)

3.7

怒りの中で最も鎮められぬものは自分に対する怒りであって、ここに出てくる全てが怒りで怒りで、怒りだった。
自分に対する怒りなんて、全て外部からの怒りによって生まれるもので、なあ。
怒りばかりのこの世の中
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HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

3.1

どうしようthe worstから連日で見てしまったのでおもろなさがより際立って感じてしまった、、、全体的にニッチャ〜〜となるような演出が少なくて泣いてしまった
轟と小田島のオタク女さんこれがいいんでし
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


後半30分まで、本当にずっとセットアップで本筋の関東大震災が起こるまでほんとに長い。
でもその長さが、この人たちはとてつもなく無力で、知性では戦えないんだと、金を持っていたとしても、それは村では何ら
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犬王(2021年製作の映画)

3.2

これは、劇場で見るべきものです。
劇場で、映画を、この映画だけに、神経を捧げる時にのみ作られたもの。

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

-

久しぶりに終始イライラして見てられないの見たな。
女のリアリティなくないか?

DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

3.5

答えなんて出るものでもなくて、もちろん悪いことが起きたのには違いなくて。
でも誰が止められた?誰が悪かった?
誰も責めてはいない分、こちら側もふつふつと中に湧き上がる泉を丁寧に汲み取って観ていかなきゃ
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

2.3

発想や繋がりは良かっただけに、構成が見え透けてる寒いものなのが残念で、波がおきずテンポも悪く終わった。
セリフもいいところはあるのに、分かりにくいものも多く、のめり込めないまま終わってく。見たあとも後
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.7

最初は''気になってたから''くらいで見てたのに、進めば進むほど、目が画面に没入して、頭も没入して、このトンチキな世界観に私は何も疑問も抱かなくなり、彼女たちに酷く感情移入していた。
まず構成が素晴ら
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.8

こういう儚く退廃的で自己犠牲的な若さと、恋と、ひと夏の出来事がとても大好きですし、ずっとこれに憧れを持ち続けて自分は死ぬのだと再確認しました。

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.2

ラストの葛藤が少し薄いように感じたことや、セキュリティガバ過ぎんかと気になってしまったことはあるが、
PLAN 75に嫌悪感を抱いていた人が、受け止めざる得なくなっていく過程がとても丁寧で、ギュッと苦
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

BS2とキャラクターアークがキレイすぎて、物語としてすごく見やすく、すっと入ってきた。
兄弟愛・・・・うるうる。

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.0

「気が狂いそう」
逃げ場も解決法も分からぬ高校時代、何度そう思い、未来よりも今の暗さに絶望して地面の割れ目だけを眺めることがどれだけあったか。
1番死に近かった気がする高校の時を思い出しました。
人に
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

君の名前で僕を呼んでが好きな私が嫌いなわけがなくて、タイプすぎる映画でした。
小説でもなんでも、私はどちらかが死んでしまう物語が好きで
色恋沙汰の最中に相手が死ねば、死んだ人間にとっての最後に色んなこ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

これを見て、ものすごく死というものについてだったり、親というものだったり、なんか人生の色んなものを考えたくなりました。
私はまだ若くてペーペーでロクな経験も大した仕事もしていなくて、だからこそ死はすご
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

美しい街と、優しい両親。そして友達。
恵まれてる彼に現れた初めての感情と痛み。

エリオがオリヴァーを見るその瞳も、オリヴァーが口癖のlaterをエリオの前ではrigit nowと真逆の言葉を話してる
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.7

この「正解がない」状況が生むやるせなさや怒りを書いているのだろうが、全員に半分ほど感情移入し、それがすべてちゃんと感情移入させてくれなかったのだけが消化不良感。みながみなそうだというのはわかるんだけど>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

これを良かったから誰かに勧めるために説明するということは不可能なのに、
一口口に入れるごとに50回は噛んだような、分かるよと泣けてしまうくらい咀嚼した気持ちになっている。全部分かるのに、でも説明はでき
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

小林さんの脚本、情報を映像とセリフとしての出し方うますぎるんだよッッ、、、、、、
普通に前半部分の滑らかに情報を与えてくるらへん、ああすごいなあすごいなあって記憶に留めといていた。
後半はスピード感も
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

喉元まで何かうっとなるものが出かかっているけれども、口から何か漏らした途端、チープになりそれをまだ見てない誰かに享受してほしくないから何も言いたくないし何も感想を述べたくない状況に陥ってる。
こんな気
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恋のいばら(2023年製作の映画)

2.5

うーんうーんうーん、途中まで少しイラつくほどゆっくり物語紡いでいくくせに最後の急ピッチ感すごくて置いてけぼりにされて、
その置いてきぶりが良い置いてきぶりならいいんだけど。こじつけ感というか。ドンデン
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ポスターから「MONDAYS」味を感じて見てみた。
「2019年、成人雑誌はコンビニから姿を消した」
出版社のエロ雑誌チームで働く女の話。カルチャー雑誌に憧れて入社したのに、担当はエロ雑誌。
エロゲ作
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラー苦手だけど、徐々に徐々に夕闇が暗闇になりもう朝が来ないような感じの救いようがないやつが好きなので見た。
とにかく疲れる。疲れる。やだやだやだって、まさにタイトルが表す「ウィケッド」そのもの。
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狂った一頁(1926年製作の映画)

3.4

これがアバンギャルドだな。
言葉を一切使わないことで引き立つ映像という表現。言葉ラバーとしてはゾワゾワさそられたで。

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャラクターの描き方が上手い。だからこそご都合感が出て来ず、心が離れることなく最後まで見ることができた。
オ・デスはあんな性格で他者への思いやりが欠けてるから、逆恨みされるようなことに巻き込まれる。そ
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余命10年(2022年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

なんでこれこんなに評価高いんだ、、、?
正直主人公にもカズにも誰にも感情移入できず、第三者として御涙頂戴話を見させられている感覚。
これならドキュメンタリーの方が泣くだろうし映画としてエンタメにした意
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母性(2022年製作の映画)

3.4

これを見て、「これを観た後にどう思うかどうかで、家柄や生い立ちが分かる」作品だと思った。
貧乏か貧乏ではないかが窓の数で分かるように。
なぜ女は料理しなければならないんだろう。掃除もしなければならない
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