渡辺伸一朗さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

渡辺伸一朗

渡辺伸一朗

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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.9

wanderがあまりにも素晴らしかったので、とても楽しみにしていました。
今回は会話のデリケートさが年代が上の分かなり高く、字幕とぼくの拙い英語力だと真意が受け止めきれたのか不安があります。

しっか
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.8

もう一度「レント」をちゃんと見返したくなりました。今回映画化されなければ知らなかったことばかり。見て良かった。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.9

4Kでスクリーン復活です。
このトーンとライ・クーダーのスライドギターの素晴らしさは、やっぱり劇場じゃないと!

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

不覚にも泣いてしまいました。
娘を持つ父親なもので。

もう少しリアリティのある作り込みの方が良かったようには思います。
原作が好きなのでどうしても違和感は感じますが、シリアスになりすぎず良い頃合いな
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

こんな酷いことがあった、とニュースを見ての知識はありましたが、ここまでとは。
映画としての描き方以上に、非人道的なことが行われていたのでしょうね。
彼のために動いた人たちへの感動で終わらせはいけないよ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

リドリー・スコットがやり切りましたね。見事です。これだけの仕込みをして撮影出来る監督は限られています。

主人公たちの微妙にすれ違って行く状況を視点の違いを使って上手く表現していました。
マット・デイ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

2回見ているはずなのにしっかり楽しめました。
公開して直ぐに見た2回だから25年位経ってるんですね。
お見事です!

午前十時の映画祭、
ラインナップに幅が出てきて嬉しい!

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

ヴィルヌーブが数々の実験を経て砂漠の表現の集大成として仕上げできたので、コンディションを整えてIMAXでしっかりと受け止めてきました。
PART1であり、先に続く事が分かっていても見応えがあり楽しめま
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.9

フランス人に描いてもらって良かったのかもしれない。
淡々とした時間の流れの中に時折顔を見せる狂気。妙な肩入れを排除して描いているからこその説得力を感じました。

役者陣の演技が光っていました。

監督
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.9

春本監督から「お前ならどう判断するのだ?」と問い詰められたような感覚。
局面ごとに「自分なら」を考えながら見続ける不思議な世界でした。
ここまでの脚本を監督自らが仕上げたのは見事です。
キャスティング
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.9

配信で見たくなくて劇場公開を待っていました。
待って良かった。
辛いくらいに気持ちが伝わってきました。
静寂の時間を大切にしようと思います。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

たっぷり楽しませてもらいました。
各カットの濃密さが半端ない。
脚本のキレは足りないかもしれないけど、
見応えある3時間でした。
ダニエル・クレイグお疲れ様でした!

どうしても気になって気になってし
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空白(2021年製作の映画)

4.0

すごい作品です。

正直なところ見るのを躊躇っていました。
入口が辛すぎるのがわかっていたから。
予想通りしんどくてしんどくて。

しかしながら、
その後の関わる人物の葛藤の描き方が秀逸でした。
たく
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

お酒のおかげで人生を楽しめているので、少し複雑な感情をいだきました。
良い作品ですが、しんどさもあります。
酒は薬にも毒にもなる!を再確認。

デンマークの飲酒事情は日本とは異なりかなりオープンとのこ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.5

アメリカの若者たちは喜ぶかもしれないけど、アジア人としては既視感がありすぎだし、脚本も甘いのでなんだかなぁでした。

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

ユージン・スミスの撮影した写真は見ていましたが、背景への理解が全く足りていませんでした。外国の制作者たちに教えてもらうことになるなんて、、、感謝なんですが情け無い。日本の近代史教育はなってない!
最終
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シー・イズ・オーシャン(2019年製作の映画)

3.8

さまざまな背景を持つ女性たちが真摯に海と向き合う。
サーフィンもダイビングも大好きなので、興奮しっぱなしでした。
地球との対話感が素晴らしい。

海に行きたい!

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.9

良い作品を見させてもらいました。
映画愛に満ちたお客さんの雰囲気も良し。
(武蔵野館だったからかな?)

肩肘張らずに敢えて緩い空気を流しながら、起きている事態は深刻。
監督の狙いにまんまとハマりまし
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Shari(2021年製作の映画)

4.2

吉開菜央監督の熱い鼓動を体感してください。ぜひとも劇場で!

「熱」は大切。
自分の中のいろいろな思いが交錯してしまう、不思議な感覚を味あわせてもらいました。

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.6

きっとこんなふうになるんだろうな、、、と思ったとおりに展開。
子役良かったな。
妊婦良かったな。

国際線での食事中とかにぴったりです。
早く旅に出たい。

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.9

とても貴重なフィルムです。当時の熱が生々しく伝わってきました。
ウッドストックは何回も見ているけど、このライブは初めて。見れて良かった。
コロナ禍の影響があるのかな?アレサ・フランクリンといい、貴重な
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

予告編を何度も見ていたら、なんだか分かったような気になって、優先順位を下げていました。

そしたら、あら、まあ!
予告編では分からない仕掛けが!
みなさんさまざまなご意見あるでしょうが、
ナイト・シャ
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.9

なんとも可愛らしい映画です。
とても清々しい気持ちにさせてもらいました。
キャスティングも素晴らしい。
沖田監督の眼差しが肌に合うのかもしれません。
監督の作品の中でもかなり上位です!

number
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

とても良く練られた脚本、計算し尽くされた見事な演出でした。
原作をここまで映像作品として昇華させたことは賞賛に値します。
これだけ原作を脚色していても村上春樹が台本を認めたのは、根本に流れる思いを監督
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

原作が無く、劇場版のオリジナル脚本だからでしょうか? しっくりこない部分がありました。そもそも極道が堅気に手を出すというのは普通ではなく、冒頭からのシーンとそれに対する県警の対応は「明らかに何か裏があ>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

悶々としたりギスギスしたり、なんだか閉塞感のある今日この頃。
この作品で2時間過ごすとスッキリして免疫力が上がるかもしれません。
ムキにならずに楽に見てください!

ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.8

ここまでセリフが少ないとは思いませんでした。このセリフ量で成立させているのはお見事です。
キャラクターは好きな傾向ではありませんでしたが、独特の世界観を描くには正解なんだ、と納得しています。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.8

この時期にこの密な熱量を見せつけられると、ちょっと切なくなります。旅に出たい。
音の良い劇場で見てください!

ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.4

原題の Honest Thief がしっくりきます。

ワクチン2回目接種翌日だったので、
普段とは違う楽な娯楽作品を!と思って見ました。
脚本や編集のリズム感が今ひとつです。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

中村佳穂が大好きなので
うるっときてしまいました。

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

とても清々しい気持ちになれました。
こんなにも綺麗な瞳とは、最近まったく出会っていませんでした。

何を議論するにもギスギスしてしまったり、まったくもって噛み合わなかったり。
そんな日々が続く昨今です
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

こんなに良い話になっているとは思わなかった。
感情移入してしまいました。
久しぶりにハリウッド!らしい作品を楽しませてもらいました!

キネマの神様(2021年製作の映画)

-

原田マハさんの原作が大好きです。

原作を未読の皆さんは読まずに
見たほうが良いと思います。
映画への愛に満ちている、
ということは共通ですが、
かなりアレンジされた脚本ですので。

試写で見させてい
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

先行上映にて。
さすがによく練られた脚本です。
緩急が効いていて、
考えさせたり、怖がらせたり、
楽しませたり。
訴えたいことはしっかり伝わり、
ラストにも納得。

ただね、エンターテイメントだから
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

-

この世代のやるせなさは、もはやとても実感出来ない年齢ですが、、

若い役者陣の熱演が素晴らしかった。
なぜ「はっぴいえんど」なのかは、残念ながらしっくりきませんでした。

映画美学校での試写で。