原作の大事な場面も抑えつつ脚色が見事でした。
科学者キャラが複数人になったことでシリーズ全体の中に幾つか山場が生まれたし、脅威を前にした「それぞれの選択」も描けた。中弛みしそうな人間関係のドラマも本筋>>続きを読む
1〜3話で幽助と桑原の関係性強化するのは良かったが、4〜5話はいささか急すぎた。
やっぱり他のドラマシリーズ同様に8話構成で対蔵馬、対飛影、対幻海の関係を深堀りして欲しかった。
戸愚呂弟はS2に引っ張>>続きを読む
S2で起きたことやそれ以前からファイブがやってきたこと、そういう様々な汚い仕事の後始末をつけるようなシーズンだった。派手な立ち回りもあるけど、やはり見どころは会話シーン全般。静かな権力争いに痺れた
ヴェルナーとマリーの半生を原作を基に描いてはいるものの、基本的にはマーク・ラファロとヒュー・ローリーを中心とした大人たちが少年少女へ未来を託すようなドラマ構成になっている。
群像劇でどこを切り取って話>>続きを読む
シーズン2はちょっと停滞感を抱いたが、今シーズンはすべきことをきっちり全部やってユーモアも忘れず、SFドラマとして近未来のテクノロジーを描いており、満足いくシーズンだった。
人間関係の決着を中心に物語>>続きを読む
誰かに聞かせる対話という形で進んでいくのはミッドナイトクラブ、1話につき1人の関係者が酷い目に遭うのはホーンティングオブヒルハウス、表向きは豪華だがその内幕は…というのはブライマナー、逃れられぬ運命を>>続きを読む
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夢を抱いた若者たちの旅立ちとして全話構成されてたのと、夢を持つ人の邪魔を許さないルフィのキャラクターが魅力的だった。
良からぬ道に進もうとして家出した子どもを連れ戻しにきた親代わりの祖父との関係、そ>>続きを読む
終盤引き伸ばしの為かもたつき始めるが、全体的には面白い。映像も役者の見せ方も丁寧な作り。柳楽優弥氏の眼差し。
外部から来て因習に立ち向かう者から話が拡がり、内側からの視点などが徐々に加わって、厄介な家>>続きを読む
スターウォーズの世界に生きるマンダロリアンの話から、マンダロリアンによるスターウォーズになった印象。
EP4を度々思い出し、歴史は繰り返すことを感じさせる。
どうしても作る必要があったなら過去編を纏めて2話、現在編2話で良かった気がする。あの人が出ること前提のシリーズなので、そういう考えは不要なのかもしれないが。その意味では4話ラストの音楽による匂わせは良>>続きを読む
製作陣のインタビューで準備中と語ってたけど早くS2確定してクロエ・グレース・モレッツの代表作になって欲しい。
対人アクションと量子論SFの配分が好きでした。
近未来のビジュアルにはアンティークな装飾や>>続きを読む
逃れられぬ運命を前にした時の恐れ、その恐怖も含めてすべてを受け入れていこうとする各人の気持ちの描き方が丁寧で良かった。孤独ではなく身近な人との絆を選ぶ選択とかも印象深い。
で思ったのがフラナガン監督の>>続きを読む
反乱は静かに起きつつあり、ある時を境に発火する。その静と動の両方を丹念に描いた傑作。圧政のシステマティックで堅固な構造と、しかし必ずウィークポイントがあるという両面を描いた部分も素晴らしい。隙間をぬう>>続きを読む
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変身しなくても佇まいや所作でヒーローは演出出来るということが役者の力で感じられたし、それを捉えた撮影は素晴らしかった。
屋内のロケーションはありがちな場面によく見る光景が多くて新鮮味を感じないが、外ロ>>続きを読む
圧倒的映像美に雄大な風景。街中の奥の方まで生活している人々が映る。これでもかと予算が注ぎ込まれた映像を楽しんだ。
8話を通して立場の異なる者同士が言葉を交わす場面が多い。その問答の中で自分とは何者なの>>続きを読む
夢の世界を司る王ことドリーム、またはサンドマン、モルフェウスの冒険を描くドラマシリーズ。モルフェウスはある出来事を境に夢の世界を長く離れてしまい、戻ってきた時には自らが作り出した夢の世界の王国は荒廃し>>続きを読む
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撮影しようとする意志があるからこそ存在するカメラにはモノが均一に等しく映るなんてことはないんじゃないかと思う。
2話の母親があまりにも飛び出してきていて某映画を思い出してしまう。
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ラストの風景で80年代の舞台設定、もうひとつの物語の舞台であるソ連といった要素の諸々が繋がり合い、チェルノブイリが浮かんだ。
そこにアメリカ側のことを考えると火山のイメージを重ねたような感触。
これが>>続きを読む
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S1のタイムループからどうするんだと思ったら、家族の歴史を辿るタイムスリップになった……? しかし最後まで見ると、タイムループの幅が一人のある死ぬ直前前後のループからもっと大きな、親子の系譜が円環構造>>続きを読む
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ある意味双子モノといってもいいかもしれないが、オスカー・アイザックが別の人格に切り替わっていく様子は見事としか良いようがなく、切り替わるのが激しさを増すほどに精神の錯乱を表しているようで、役者個人のポ>>続きを読む
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今回は進める話はきっちり進めながらもやっぱりイングリッドが主役だと思うし、彼女まわりのストーリーが一番惹きつけられた。親から充分な愛を与えてもらえなかった彼女が固執する理由が演技とともに胸に残る。エレ>>続きを読む
宇宙軍の危機で登場人物それぞれが今後のキャリアに対して不安を抱き動き始める。同時にネアード将軍の娘の進路問題も立ち上がってくる。それらが縦のエピソードとしてあったからか、前シーズンよりも楽しく感じられ>>続きを読む
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今までのシーズン総決算。
1つの大会に向かって人間関係の縺れが収斂されていくので、前シーズンよりは話に纏まりがあった(S3がちょっと助走のような話が続いてたのもあるが)。
カラテから離れたほうが学んだ>>続きを読む
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実写のスパイク、ジェット、フェイが好き。
ジェットに娘がいる設定は最初は驚いたけど、その娘の為に人形を手に入れようと奔走するエピソードは愉快だし、代わりに手に入れたのが犬のアインだった……というアレン>>続きを読む
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自分があの島の一員になることはない、特に最終盤の夜に紛れて腹を満たす為に走り回るような、欲望に身を任せ暴力を行使する人間になることはないと言い切れるだろうか……と考えていた。
「普通に考えれば分かるこ>>続きを読む
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シーズン1は1つ1つのエピソードの映像の雰囲気が統一されているのが、大きな環が完成するような最終話でその意味に気付かされる鮮やかさがあった。
今回は1個1個が独立していて、演出を務めた各監督の個性がよ>>続きを読む
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ほのぼのとした雰囲気を仄かに感じさせたのも束の間、パンデミックによって変容してしまった世界が露わになり、少年の母親を求める冒険は危険の色が濃くなっていく。
マスクをした人々が登場し、家に閉じ籠もる風景>>続きを読む
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アラン・アーキンの降板はやはり哀しくて。大きな魅力だったマイケル・ダグラスとの会話が見られないのが辛い。それでも完結編として満足出来る作品を作り上げようとするキャストやスタッフの姿勢に拍手。アラン・ア>>続きを読む
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全5話で驚いた。大体いつも8話ぐらいあるので。見終わった後にアマプラにあるドキュメンタリーを見たけど、もう少し長ければアンディ・ウォーホルとの関係も描かれていたのかなーと。
心を支配する恐怖の感情や>>続きを読む
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スーパーヒーローを題材にした作品はここ数年で一層増えてきたのでその中でどういう風に個性を出してくかが大事な気がする。その意味において本作は今のところ数々の要素で既視感が強く、独自の魅力があるかというと>>続きを読む
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『アベンジャーズ エンドゲーム』後の世界の描写、新しい人間関係の構築、キャップの盾を受け継いだサムの決断、過去の暗殺者としての記憶を持つバッキーの逡巡、新たに「キャプテン・アメリカ」を継いだ名もなき男>>続きを読む
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シーズン1の良さはそのまま引き継ぎつつ、たまに登場する多数のゲストキャストが豪華で驚いた。前シーズンもエリオット・グールドやらが登場して驚いたけども。今回アラン・アーキンの相手役としてジェーン・シーモ>>続きを読む
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マイケル・ダグラスとアラン・アーキンのやり取りが微笑ましく毒もありツボ。誰しも必ず訪れる老いがもたらす辛さ、苦しみをコミカルに描きつつ、一方で肩の力が抜けた生活も映し出す。あいだに挟まる演劇スタジオで>>続きを読む