penさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

SFアクションとジャンルとして一つ書かれるとSFは味つけ程度でアクションが前面に推し出されているのかなと観る前につい想像してしまう。とはいえ韓国映画のアクションは景気良く破壊してくれるので損はしない。>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『サマーウォーズ』以降で一番好き。サマーウォーズは何度観てもやっぱり「ぼくらのウォーゲーム」が浮かんでしまうし、それ以降から直近までの作品は現実とファンタジーの境目となる着地点をどこにするかということ>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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人間側の主要陣営が3チームいて、しかもそれらがほぼ関わらない。なのでそれぞれのドラマが必要になる訳で、最初は5時間あったという話を目にしたがそれも納得。均等に場面を与えたらどんどん長くなる。
最終的に
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

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インターステラーとスターシップ・トゥルーパーズが合体したと驚いていたら、最終的にカーペンターとエイリアン(1作目)が襲いかかってきた。羅列した作品が好きなのかなと勘繰ってしまうほどあれやこれやが浮かぶ>>続きを読む

恐怖のセンセイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これは君の為でもあるんだという温かそうに感じられる言葉で人を取り込み、そこから抜け出させなくする手法の最悪さがありありと描かれていた。誰しも心身が弱っていると、その隙間に入り込んできたものに依存してし>>続きを読む

いとみち(2020年製作の映画)

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訛りのない言葉で話す父親と訛りの濃い言葉の祖母と主人公いとが会話をする食卓での会話シーンがなんか素敵で、それで良いなと思った。
もの凄く優れた朝ドラの、上京する前の故郷で過ごす日々を描いたエピソードを
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バットマン(1989年製作の映画)

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昼間のゴッサムシティの裏路地で路上に花を置いて淋しげな表情を見せるブルース・ウェインことマイケル・キートンの演技良いよね、というのを話してて観たくなり久しぶりに鑑賞。

改めて観ると、ブルース・ウェイ
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画後半のしばらくの間は時間の整合性を合わせる為の主人公の行動を描くのが主になるから、そこに至るまでの主人公が追い詰められていく様は、もっと凝縮しても良かったような気がしている。

だがその一方で、こ
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

北欧、暮らしの道具店が主導で製作したwebドラマの映画版らしい。ドラマは未見。監督がいま注目している松本壮史氏だったので鑑賞。

家のインテリアがそこに住む人の憧れや理想が形になったものならば、映画に
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

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出会いが鮮烈な場面だと印象に残ってそれだけで若干印象も甘めになってしまうのだが、本作はまさにこれ。
冒頭のハイジャック事件が一段落ついて、サロンのような場所でハサウェイがジンジャエールを飲みながら窓辺
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シライサン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公二人の恋愛描写が基本引き画で撮って特に心情にクローズアップすることなく淡々と描いてて、この部分には興味無いんだろうなーと思った。だから最後の病室での一幕もそんなに盛り上がらず。
でもこの映画はそ
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

幽霊屋敷で見つけた本を持ち帰ったら、その本に自動的に血文字で怪談が書かれ始め、その登場人物の名前は、あの夜屋敷にいた主人公たちだった。若者たちが1人ずつ怪談に沿って失踪していく。消える前にこの呪いの謎>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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画繋ぎが非常に気持ちが良い。
本作では度々「90分」というワードが執拗に口にされ、この映画自体も90分に収められている。そしてその尺に綺麗に収まるように一つの作品が生まれる過程を駆け抜けるという表現が
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分が全てをコントロールしていると思い込んでいる愚かな男が酒を飲み、時々余興に脱線しながら、事の顛末の直前までを語る語る。
とある騒動を俯瞰してる人を俯瞰してる人を俯瞰して…語る者と聞く者の関係(その
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

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監督の執念を感じる一作だった。
本作は『るろうに剣心』の主人公、緋村剣心の過去を描いた作品だ。人斬り抜刀斎と呼ばれた剣心はなぜ人を斬るのを止めたのか、そして頬の十字傷は如何にして生まれたのか。それには
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

そもそも『ジャスティス・リーグ』1本が描く必要のある要素はあまりにも多かった。
前作の影響、その上で現れる新たなる敵の登場と戦い、残された者達の姿、新しいヒーロー達のオリジンと掘り下げ。これらを全て、
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藍に響け(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

和太鼓部が題材の青春映画って珍しいなぁと思いながら鑑賞。和太鼓の演奏を演者自らが行っていて、この作品の為に練習してきたらしい。真剣な眼差しで太鼓を叩く高校生達の姿が溌剌としていて良い。放課後に太鼓の達>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゾンビが跋扈する世界をどう描くか。ゾンビ映画はそういう部分も大切だ。それがその映画の世界観にも繋がりうる訳で。ゾンビが増え始める原初の時代を描くなら逃げ惑う人とゾンビの関係を描けば良いが、ゾンビが日常>>続きを読む

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

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恋人に会う為にヒッチハイクでロス・アンジェルスに向かう男性が巻き込まれるトラブルを描く。犯罪映画といっていいのか分からないけど、ジャンル的にはフィルム・ノワールか。

死んでしまった運転手に成りすまし
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

各隊員1人1人を隊員同士の繋がりを感じさせながら温もりをもって描き、並行して炎を無慈悲に表現。その2つが最終的にもたらす結末に啞然。実話を基にした映画が必ずしも幸せな終わりを迎えると誰が決めたのか。実>>続きを読む

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最初から遊びまくり動きまくりの映像を見せることに全力投球していて、ずっと楽しかった。脱線気味のギャグも多かったけど、それもまたブレーキが効かずに突っ走っているような勢いが感じられたので良し。
『スパイ
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砂の惑星(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ヴィルヌーヴ版の予習として観る。とはいえそれがいつ公開されるのか、もう分からなくなってしまったけれども。

カイル・マクラクランって『ヒドゥン』のイメージが強かったので、激しい感情を見せる演技などが結
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約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

娘との関係を中心に据えながらトレーニングと訓練の様子を淡々と積み重ねていく作品になっていて、中々ストイックな出来になっていた。エヴァ・グリーンの強い眼差し、娘のことになると不安や戸惑いがさっと顔に出る>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

赤井一家推しかと思いきやそんなことは無く、FBIの不祥事かも? と思わせる事件の真相の解きほぐし方、犯人の動機などは『相棒』の匂いが強い。

今回観て思ったが、ちょっと前はコナンと新一2つの顔でそれぞ
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観終わった後に他の人の感想で思い出したけど、軍隊でも倒すのが難しい巨大化生物をあんな易易と倒せてしまうのは確かに変かもしれない。観ている間そのことを忘れるほどに熱中してしまってた自分がいた、ということ>>続きを読む

スクールズ・アウト(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公にとって理解できない振る舞いや態度を見せる対象を外から見つめ、不気味さを表現する演出が最後まで徹底されていたのは良かった。
撮影して隠されていた映像や集団による自傷行為からして、若者たちは多くの
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街の上で(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

下北沢のあちこちで繰り広げられる会話から、緩やかに変化し続ける人間関係を捉えている。会話が行われる場所は多種多様。引き画のFIXの多用で話す2人とその背景の街が収まるように撮られていて、ただある2人が>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

チャドウィック・ボーズマンの走る姿は優美だよなと思いながら99分を楽しみました。

緩くなる時間がない、緩急でいったら急のみで話が構成されているので、ハマれたら楽しいけどハマらないと肩が凝るかもしれな
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ボクシングには当然ながら勝ち負けがハッキリと形として現れる。よく頑張った、惜しかったといわれても負けは負け。それが現実として3人のボクサーに立ちはだかる。その現実を前にして、静かに一喜一憂する姿がとて>>続きを読む

地獄少女(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

地獄少女とその仲間たち、地獄通信は人間関係の歪みを描く為の舞台装置なので、話のきっかけにして主題を二人の友情に置いたのは悪くないかなーと思いながら観ていた。
とはいえもっと二人の関係の変化を中心に置い
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

出演している役者さん全員の良さが引き出されている映画は気に入る傾向が自分の中であって、本作もそのうちに入ったなーと観ている途中で思った。

話の進め方といい問題の起こし方といい、タイトルに絡めるように
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ほぼ1人で作った と宣伝されてますけどもパンフレットを読むと数人の方が他にもスタッフとして参加されているのを知る。それでも少数精鋭で凄い作品を作り上げたなと。

クリーチャーデザインや迷宮めいた地下世
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ミナリ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

会話の端々から登場人物の焦燥、人物背景が伝わってくる。気持ちが思わず顔に出てしまう瞬間を幾つも捉えていて、丁寧な演出を心掛ける姿勢に好感を持った。

工場から立ち昇る煙を見つめながら「俺たちは役に立た
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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対岸の向こうにいる人同士、声は届かなくても手を振り合える。同じ部屋の中、話題が無くても同じ景色は見られるし、お気に入りのマグカップでお茶を飲める。
そういう繋がりによって生まれる静かな時間、ふれあい、
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

旧作ではシンジの周りにいる大人達はシンジにとって厄介な存在だったり、時として障害にさえなった。彼にとって心の支えになったのは自分の身近にいる、年齢の同じ友達だった。

そんな大人が新劇場版シリーズ全体
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