Nyayoiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Nyayoi

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陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)

3.4

野村萬斎さんの安倍晴明はさすがの貫禄、立ち居振る舞いが見事でピッタリハマっている。宿敵の真田広之さんと二人の力で引っ張っていた。

不老不死になるって辛いことだなあ。
生きたまま鬼になる、ダークな雰囲
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あるアスリートの告発(2020年製作の映画)

3.6

逆らったらメンバーから外される。
必死のアスリート、そしてまだ少女ゆえにどうして良いのかわからない。
そんな中で起こった事件。

アメリカ体操連盟も告発を受けても黙認。
その時は真実と思わなかったのか
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マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

4.2

行ったことがない古いミニシアターでインド特集をやってて思わず鑑賞。

大学教授のJD、アル中だけど無茶苦茶強い。ある事件の責任をとって少年院に赴任、そこはギャングのバワーニの支配下、少年たちが薬物漬け
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私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?(2022年製作の映画)

3.8

事実というのが恐ろしい話。
内部告発をしようとしたモーリーンが何者かに襲われる。しかし、それは自作自演だという無理矢理の供述が作り上げられていく。
権力者からの終わりなき活力、被害者から容疑者へという
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.8

過去を抱えながら新たな地で今を生きるふみさん。
小林聡美がなんとも味のある演技でピッタリハマっている。

「大人のおとぎ話」という表現がピッタリ。隕石がきっかけ?何かが変わったのだろう。

日常の小さ
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.4

アニメも見てないし、映画にハマったので初めての視聴。
今までなんで観なかったの!と反省!!。

なんて熱い試合なんだー。
春高3回戦、合宿で共に高め合ったライバル高"音駒高校"との試合。
1試合見せる
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.8

アイドルから女優へ、転換を図ろうとする未麻の現実の厳しさを感じる中で、もう一人の自分が現れる。
現実と虚構の区別がつかなくなってくる。何が起こっているのかと思わず引き込まれるストーリー展開だった。
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.6

アンジーの森林消防隊員、カッコ良すぎ。こんな人いたら大変だ。
カッコよさだけでなく仕事に立ち向かう姿が魅力的。
保安官の妻、妊婦の立ち回りもアンジーに負けず迫力だった。サバイバルの知識が随所にみられて
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レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-(2019年製作の映画)

3.9

日本もそうだが政治の世界は未だ男性社会。中高年男性(なんて老人が多いんだ)が仕切っている。多くの女性が活躍するアメリカでも同様のこと、変化には歴史があった。

AOCことアメリカ下院議員のアレクサンド
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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

3.8

舞台女優の姉アリスと詩人の弟ルイ。
ある時からずっと憎み合っている二人。両親の事故で久しぶりに再会する。

お互いに高い才能を持っている二人、初めは自分より認められた弟を認めたくなくて憎しみという感情
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

サイコものはあまり好きではないので避けていたがこれは面白い、グイグイ引き込まれた。
最初は平凡な二人に可愛い女性のシチュエーション。ストーカーらしき森田と岡田は同級生だった。静かで不気味な展開から一転
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ダーティハリー4(1983年製作の映画)

3.6

とんでもない悪党と復讐する女の悲しき連続殺人。
すぐにバレてしまいそうでハラハラするが、ハリーが無茶な行動と狙われながらも明らかにしていく事実。

本当の正義とは何なのか、ハリーが静かに語ろうとしてい
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

原作で大感動した作品。といっても今頃やっと鑑賞。
アニメはあまり興味なかったのだけど、原作そのままにイメージされた感動の作品!!

時間が異なる世界から、かがみの中の一つのお城に集まった7人。ルールを
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.2

美しすぎる少年たちの悲恋。
シチリアの美しい青空、海、川、街並み、花火。全てが少年たちを包み込み、自然のままの感情で惹かれあった二人。

家族中が決して許すことのない空気を漂わせる中のニーノ、気持ちを
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.8

美食家のドダンと彼が思いついたメニューを完璧に再現する料理人のウージェニー。畑でとれた野菜を調理する流れるようなシーンに圧倒される。
滑らかな連携で数々の料理を作り上げるシーンから、互いへの敬意と信頼
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

しんみりと心に響く作品。これはこれでステキ‼️こういうの好き。

月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さんとパニック障害を持つ山添くん。社会で適合できずにいた二人は転職して
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はじめから烙印を押されて(2023年製作の映画)

3.7

黒人に対する人種差別的思想の歴史を追っているドキュメンタリー。ユニークなアニメーションも用いられ、著名や無名、過去や現代のあらゆる人物や瞬間が鮮やかに描き出される。

奴隷制度がなくなっても黒人は白人
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

これは観ないと、と半ば導かれるように公開初日に鑑賞。
最初から、なんなんだーと思ったらそのままずっと続いた。
どこまで現実でどれが妄想なのか夢なのか、わからないままに見入ってしまった。

何を怒ってい
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

バカンスを過ごす家族、ビーチに乗り上げるタンカー、大停電が起きているというニュースを告げる見知らぬ親子が現れ、次々に不可解なことが起こっていく。
何が起きているのか、なぜなのかわからないままに過ぎてい
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身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.8

コメディと歴史の史実の掛け合わせ、よくこんな話にしてしまったものだ。肝心な事実は合わせてあるけどお家を守るために弟が身代わりというのが無茶苦茶感あって楽しめる。

吉良上野介の弟:孝証(ムロツヨシ)と
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

ベルファストの幸せな家庭に生まれ育った9歳のバディ、カトリック住民を攻撃するプロテスタントの暴徒の突然の暴動により一変した。顔馴染みの街の住民たちが分断されていく。

キリスト教のプロテスタントとカト
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.1

いやー素敵な作品!!
ブータン大好きで5年前に行ってしまったくらいなので、刺さりまくりだ。

教師を辞めたいと思っていたウゲンが赴任することになった秘境ルルナ村。どこまでいくんだー、どこから迎えに来た
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ビーン(1997年製作の映画)

3.4

懐かしいなあと思わず視聴。
昔はただ面白い!と楽しめたものだけど、ブラックジョークにしても笑えない出来事ばかり。単なるコメディとして観られなくなってしまったのは現実社会を知りすぎたからなのか。
顔芸は
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.7

瀬戸内寂聴、いろいろあったのは知ってるけど、出家する動機がなんだか弱いなあ。もっと踏み込めたのではないかと感じてしまった。

どうしようもない不倫相手、それを許している妻、全部わかっている不思議な関係
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

殺し屋なのに失敗してしまった。
結果、雇い主から狙われることになる。自宅を襲われて復讐に走る。

「計画通りやれ 予測しろ 即興はよせ 感情移入は弱さを生む」
自分に言い聞かせながら自分をコントロール
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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

20世紀前半、アメリカ南部、男尊女卑や人種差別に苦しむ女性たち。
父が決めた相手と結婚し、自由のない生活を送るセリー。子供も取り上げられてしまい、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れる。
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軽蔑(1963年製作の映画)

3.8

女優カミーユと脚本家のポールの夫婦。
ベッドでの些細な会話、お洒落な部屋の赤と青のコントラストが眩しい。

新たな仕事のオファーを受けるかどうか、二人はアメリカの映画プロデューサージェレミーの自宅に誘
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アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

3.7

1949 年、ナチスの収容所から生還したハリーは、アメリカでボクサーとして活躍しながら生き別れになった恋人レアを探していた。レアに自分の生存を知らせようと、なぜ生還できたのかを記者に語っている。
自分
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

セレブによる人間狩り。最初はなかなかグロい描写が続く。
いくつもの罠をクリスタルが鋭く見抜いていく過程はなかなか楽しめたが、人間狩りの理由がそう言った理由かと、ちょっと拍子抜けの感じもあり。

まあ、
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

4.0

かなり昔に観たように思う。
1957年、実話を元にした第二次世界大戦で日本の捕虜となったイギリス軍を題材とした英米の映画。
ニコルソン大佐と斎藤大佐の対立は強烈。ニコルソン大佐は「将校の労役はジュネー
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.9

32歳、実家で自堕落な生活を送る一子が、底辺の人間が巣食う深夜のバイトをしながら、密かにボクシングに打ち込むボクサー狩野と知り合い惹かれていく。そして一子もボクシングに打ち込むことに・・。

人生でこ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.6

これは結構重いけど・・。

もちろん多様性とか個性を大事にとか、わかるのだけど、母はショックで患ったまま、兄は不良と化し、優しい父もついに何度もキレて最後は祖母に預けられる。事実だけ見たら家族崩壊だ。
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ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.5

定期的に観たくなるクリント・イーストウッド。
ダーティハリーはやっと3作目。

イーストウッドはやっぱりカッコいい。
ヒロインはなかなか個性的で惹きつけられる。キレものだけど、刑事も悪党と戦うのも初め
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ラストツアー​(2019年製作の映画)

3.5



かつては芸能マネージャーとして腕を鳴らしたアルが老人ホームで再会した昔のクライアントのコメディアン、バディ。
おじいちゃん二人の楽しいロードムービー、昔を思い出してこのままでは終わらないと舞台に立
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

3.8

お洒落な年老いた元気なパリジェンヌの話かと思ったら、重い尊厳死の話。92歳のマドレーヌ。かつては助産婦として活躍し、今は子供や孫にも恵まれ、ひとり穏やかな老後を過ごしている。

まだまだ元気そうだけど
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トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

3.8

ジャックロジエ特集やってて、やっと1本観れた。

タラタラと旅行代理店の様子から無人島バカンスツアーは破茶滅茶で、どれほどの苦情と損害が出たのだろうと心配になる。
ツアーを率いたボナヴァンチュールは途
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