たましいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.2

警察、マフィアと互いにスパイ送り込まれて互いがスパイ探しする鬱映画。
散々汚ねえ言葉飛ばしながら攻防した後に、狂気じみた幕引きで締める監督のセンスが爽快。
2024 142

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946年製作の映画)

3.7

雇われて早々雇い主の妻を略奪した上に、雇い主の殺害を企てる、香しい映画。
序盤のロマンス気取りからの裁判、ゆすり、浮気、懺悔と人間の醜さが湧き出す展開が上手い。
2人に同情出来ない為、事務処理するノリ
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エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

3.8

軽快なBGMでフレディと夢の中で戯れる金字塔映画。
受話器からペロリストしたり、ホームアローンの罠に興じたりとフレディが妙にコミカル。
ホラーの王道を行き、オチまで綺麗にまとめた良作
2024 14
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.5

尖った宗教絡みは鳴りを潜め、どっちがヒロインか悩むバイオテロ映画。
ミステリー要素を無理矢理詰め込んだ感があり、物足りない。
デスマスクをパクる監視カメラ鑑賞時の地獄みたいな空気が好き
2024 13
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.0

次々と候補者がヤキを入れられる回りくどいテロ阻止にRTAを強いられる映画。
キナ臭い陰謀、小難しい歴史をハイスピードな展開と上手く絡めた良作。
教授は動く電子辞書
2024 138

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.6

キャッチーなタイトルにセンスを感じる、好き勝手強盗して逃げ回る映画。
陽気なBGMからの容赦ない結末が、タイトルによく現れている。
2024 137

13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.4

そこら辺のクルミより頭の軽い奴らがジェイソンされる、興行収入と評価が反比例する映画。
陽キャが延々狩られるだけだが、姿を見せない恐怖は、安易な方向に逃げない熱意を感じる
2024 136

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.5

仲良くもない奴にダイイングメッセージで名前を添えられたせいで、警察に追われる映画。
センシティブな部分に創作を突っ込む攻めた姿勢だが、ストーリーは硬派。
説明口調もミスリードもくどいが陰謀に迫る演出は
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.7

戦闘力より富豪アピールの強い社長が、仲間を集めて噛ませ犬を叩く映画。
アクションは文句なしだが、仲間内のパワーバランスが崩壊してる。
殴られた後のターミネーターみたいな奴は戦線に出ると迷惑かけるタイプ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

ピカピカ便座野郎がキャラ立ちしてる、サメのマスコット携えて陰謀国家に殴り込みかける映画。
ストーリーは添え物の振り切った作風が清々しくて好き。
早々に退場するブーメランニキがやっぱり不憫
2024
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.9

顔剥ぎ王子のマフィアを即席チームで迎え撃つ、ヤンキースタイル映画。
CGに頼りきらない型破りな演出が魅力。
例の如く、男達は脳みそをデチューンされてるので内容はわかりやすい
2024 132

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

逆アベンジャーズに不祥事の尻拭いをさせる、ハーレイがいないと画が持たない映画
ウィル・スミスがまともなせいで、アクションがイマイチ迫力に欠ける。
影の薄いブーメランニキが不憫
2024 131

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.8

くたびれたヒーローとサイヤ人の壮大な内輪揉めの為、強引にストーリーを肉付けしてお膳立てした映画。
札束で叩いた映画なだけに、テンポの悪さに目を瞑ればアクションは超一流。
2024 130

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

4.0

種の存続の為、サイヤ人を送り込まれた地球が多大な迷惑を被る映画。
ダークな雰囲気にビルを執拗に破壊する力強いアクションが映える。
メット無しではナメクジ以下のスペックでチート主人公を生捕りにする敵側に
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.5

妻への妄想が止まらず、謎の組織から脅迫される、夢と現実が曖昧な映画。
脅迫にビビり、浮気もしないチキンな主人公の葛藤を亀のようなテンポで描くのが退屈。
監督らしく解釈が多岐に渡るのは面白い
2024
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

3.4

子供が十字架集め始めて周りが乱闘騒ぎまで起こす反戦映画。
倫理観もわからず遊びつもりでやっていることが純粋さを引き立てる。
情が芽生えてからのラストが悲しい
2024 127

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

例の逆さ足、スケキヨで散々ネタにされ、擦られてきたホラー映画。
無駄に手の込んだ相続条件、やたらテンション高いBGM、クセの強いキャラで金田一先生の影が薄い。
何度もリメイクされるのにも納得できる推理
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.8

前作の仕返しに触手系エイリアンが攻めてくる、スケールと勢いは一丁前の映画。
慎重に対処しましょう、からの即攻撃で余計な窮地に陥ったりと、人類の技術進歩と知能が反比例する迷作。
2024 125

アポロ13(1995年製作の映画)

4.0

破損したロケットで帰還する為、激しい無茶振りとリアクションで熱い対策会議をする史実映画。
間髪入れず続くトラブルでダレることなくラストまで観れる名作。
放送されてないのに、ニッコニコでしゃべるトム・ハ
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

4.0

工期は命より重いを地で行く、彗星をアルマゲドン出来なかった方の映画。
死に直面した人々の生き様がドラマチックだが、欲張りすぎ。
話に緩急があり、飽きさせない展開は魅力
2024 123

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.7

アクションのお行儀が良くなり、ストーリーもスマートにまとめたリブート作品。
旧作云々細かいこと気にせず、今回もどんな男がぶん殴られるか考えていれば楽しめる。
2024 122

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.7

胡散臭さを演じさせたらピカイチの男、ディカプリオ主演のダイヤ密売映画。
利権の喰い物にされる途上国の惨状が生々しく描かれていて、メッセージ性が強い。
現在はコバルトで同じ様なことやってるのが、なおさら
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断崖(1941年製作の映画)

3.3

頭お花畑ヒロインが浪費家ヒモ男と結婚して疑心暗鬼になるミステリー映画。
観ている側の夫への印象が、嫌悪感から恐怖心に変わっていく描写が秀逸。
本性が見えてこない底知れなさよりも、不完全燃焼感が勝る
2
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.2

勝ち組の独身貴族が結婚してた世界線に飛ばされる映画。
娘にエイリアン呼ばわりされつつも家族愛に目覚めていく様子がハートフル。
仕事か家族の2択を迫るが、こんな奥さんなら愛がいい、愛がほしい
2024
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.9

シリーズへのオマージュを多用し、旧作の爺婆にキャラを喰われるイナゴ焼き映画。
主軸が恐竜との共存なのか、蝗害なのか中途半端。
このシリーズで大切なのはT-REXが最強でカッコよくあること
2024
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バトル・ドローン(2018年製作の映画)

3.3

ターミネーターの美味しい所を抽出したらただのサバゲーになった映画。
荒いCG、くどいスローモーション、五感に染み渡るB級感がたまらない。
ジャケ画で全てを語るストーリー皆無の直球スタンスが好き
202
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バンディッツ(2001年製作の映画)

3.0

ブルース・ウィリス、生え際後退ロングヘアの強烈なインパクトだけのお泊まり強盗映画。
髪型と脱走のスピード感を微塵も感じさせないダラダラした展開で眠くなる
2024 116

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

3.8

ヒロインとダイバージェンスメーター作る並行世界の方の映画。
幸せな人生から後半、別世界の主人公の狂気に付き合うヒロインが健気。
2作観てようやくタイトルの意味がわかる
2024 115

君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)

3.8

アニメでは最弱属性の幼馴染が生存してる並行世界を求める映画。
自分と周りを捨てて生涯を捧げる姿は、純愛じゃなくて狂気。
時間と並行世界の仕組みが難解だが、狂気は十分に伝わってきた
2024 114

パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

3.6

大恐慌の暗黒時代に、落ち目のギャングがFBIから逃げ回るダンディな映画。
敵も味方も皆んな同じ格好で見分けがつかないが、トレンチコート、トンプソン銃のレトロな雰囲気が観られて満足
2024 113

ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.6

人類初月面着陸という、盛り上がりそうな題材からの全編お通夜テイスト映画。
暗い家族関係、次々事故死する仲間、リアリティ重視で淡々と話が進むのが硬派。
2024 112

フラガール(2006年製作の映画)

3.7

時代の先を行く、廃坑危機からのハワイアンズ創設映画。
客と喧嘩始めたり、強行途中下車したり、やる事が無茶苦茶だが情熱的。
多くを語らずフラダンスの魅力を最大限引き出すラストがいい
2024 111

汚名(1946年製作の映画)

3.6

初手飲酒運転100km/hから始めるサスペンス風ロマンス映画。
疑惑が確信に変わる瞬間の描写、終盤に4人で階段を降りるシーンの緊迫感、監督らしさが出てて好き。
2024 110

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.5

金持ちの道楽で、そこら辺の娘をフェアレディに育てるミュージカル映画。
勝ち気な主人公の劇的な成長と自立が、階級社会への風刺になっていて好き。
拗らせ教授とお互い素直になれない様子が初々しい
2024
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

手描きの荒々しさとCGの融合にこだわりを感じる、映像に情報量多すぎ映画。
日本語吹替声優のキャストが神がかり的、吹替を俳優の売名道具にしない作品への敬意を感じる
2024 108

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.5

死にかけの爺2人が病室で出会って残りの人生を謳歌するサッパリした映画。
老人特有の無駄に意地を張るところがなくて好き。
金にモノ言わせて好き勝手できて羨ましい
2024 107