Nさんの映画レビュー・感想・評価

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鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.9

監督絶対デヴィッドリンチすき、、。ホテルのロビーがツインピークスインジャパンという感じでとても好み。
でもテンポはタランティーノ味もある。って思ったらキルビルのアニメパートの監督やってた人なのですね。
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

んーー面白かった、でも今なんだかこういう映画に乗り切れない自分がいるな〜…、
ただ、エリーのキャラクター性は前半と後半で別人のように描かれ、エイダンとの関係性も逆転したりとなかなかにキャラ設定が良い。
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キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX(2003年製作の映画)

3.7

自分が働いている状態でみるとまじでエルの精神安定力、優しさ、ピュアさが輝かしすぎる。こうはなれないとひしひしと感じるからこそ羨ましく魅力的だ。
違和感をはっきりとnoと言い自分の芯を貫くエルはもっとロ
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パワーズ・オブ・テン(1968年製作の映画)

4.0

大学の授業で観たの思い出しました。
今でも鮮明に覚えています。この映像の古さと感覚の新しさ。
理解できないにも関わらず宇宙を感じ、神秘を感じる。
どんどんと遠ざかり自分たちの小ささと奇跡に改めて畏れを
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.7

ドラマ見たの何年前だっけ?久々にツインピークス浴びて記憶がぱーーっと蘇った。高揚感と不気味さ意味わからなさ。全て混じって面白かったんですよね。
ドラマでは生きているローラはほとんど出てこなかったけれど
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

自分が4年前(コロナ直前)にフィンランドに行った時の印象とアキカウリスマキの撮るフィンランドは類似性が高いなと思いました。
行く前、かもめ食堂を観たことや、マリメッコのイメージが強すぎたのもあり、キラ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

哀れなるものたちを観た後だったので映像などには関連性を感じましたが、描いていることは依存、嘘、絶望。という黒めなテーマでロブスターを撮った監督だなぁという印象。

真実を言うことこそが愛であると思いま
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

男の手によって創造された無知なベラ。その無知さを崇め、利用しようとする男達を知識欲と自由さで跳ね除ける。

バービーやスワロウなど昨今のフェミニズム映画は良いものが多いと個人的に思っています。哀れなる
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.7

小津リスペクト、シンメトリー画面の多いコゴナダがfirst Christian church のアシンメトリーな建築美を語るシーン。
そう思うと、アフターヤンと比べて初期作だからかシンメトリーにはそこ
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田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

3.6

司祭はまさにイエスキリストさながら迫害され、孤独に死んでゆく。
正直死を絶望ではなく救いとして描く作品は既視感を感じ、とっかかりのようなものは少なかったですが。
信仰心を生業としている彼にとって、祈れ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.1

オープニングのムービー、タイムレスなカッコ良さを感じる。
話のあらすじ的な役割を担っていて、グラフィカルで本編前の高揚感を上げてくれた。

全体的にテンポが良いけれど、フランクの心情は丁寧に描いていて
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

3.7

わかりやすい入れ替え構造映画ではあるけれど、ここまでやりきってくれてありがとうの気持ちばかり。

そもそも男性が暴力性を持つ作品ってたくさんあるのに対し、避けられがちな女性の暴力表現。あっても平手打ち
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.6

結局何かアクションが起こるときは美男or美女なんだよなぁ…と思ってしまって楽しめませんでした。
韓国のコンテンツは好きですが、美しさ至上主義的な部分が観ていて辛い時もある。
(ちなみに友人は韓国のルッ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

悪魔祓い映画ーー!!
時々求めてしまうよね…☺︎
今作はホラーとミステリーとちょいSF?と、ぶっ飛び具合がすごくて、悪魔描写もかなり強強でした。
ただキリスト教の悪の歴史を無理やり正当化(悪魔のせい)
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回路(2000年製作の映画)

3.5

黒沢清ディストピア
この時代の作品は観ていて2000年の作品だとわかる共通点がある。
退廃的で危機的、他人との繋がりが弱くなっていく、ネット社会への警告。
もちろんファッションやインテリアなども当時の
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(2023年製作の映画)

4.1

悪もエロも男たちだけでやってくれていてそれでいいよ〜の気持ちでした。
男のために犠牲になる女性が出てこないと言うだけでかなり観やすい。

あの時代に確かに善人なんていなかったのかもしれない、というか善
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.8

マックスは紛れもない天才、多くのコミュニティに属することができる(そしてその中の幾つかは自分で立ち上げている)その気力とコミュ力と器用さを褒めてあげてくれ誰か…と終始思っていました。

ビルマーレイ、
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牛首村(2022年製作の映画)

3.2

友達からおもろいよと言われ観ました。
Koki泣きと叫びの演技は迫真
後半の村のシーンだけ映像の質感違くない?

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.4

エンドロールが1番好きだったかも
一仕事終えた後のお酒はうまいよな

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.0

Vol.1は任侠映画、
2はカンフー映画要素満載でジャンクフードって感じでサイコ〜な胃もたれ。

エルドライバーとの対峙のシーン!トレーラーをあんなに無駄なく美しく使えるの惚れ惚れします。
目ん玉痛そ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

やっぱり復讐してなんぼ!と思わせてくれるサイコー映画だ。
復讐しても救われませんよという綺麗事なんて無視してぶった斬って斬りまくる。

サイケデリックな日本の描かれ方ははいはいって感じだけど、栗山千明
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.5

今半のシーン、セックスエデュケーション4のジーンとメイブのシーンを思い出しました。

親から頑張った、よくやったよという言葉をかけられることって(親でなくても自分が信頼している人や、自分よりも人生を長
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.1

バビーの異質さ、置かれている状況の異常さはわかりつつも、バビーの取る倫理観のない行動一つ一つは至極当たり前に思えた。

前半部分の淡々と映し出される日常は無機質で気持ち悪く、でもそれしか知らなければ違
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.2

あのラストを描いてくれて本当にありがとう。重荷である、となかなか言えない存在をしっかり重荷として表現してくれた。そしてそれから解放される選択肢を当たり前に描いてくれた優しさに涙が溢れました。

女性ト
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ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年製作の映画)

3.6

結局堤幸彦を浴びれるので意味わからんがサイコー。
虚構の幸せと自分の中にあるトラウマとの対峙。
でもほんとに意味わからん。
エヴァ然り確実にこの時代特有の、みんな一緒にという同調圧力や幻想の永遠みたい
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.3

まさかの前作ネタ取り入れる感じ、ワクワクしちゃう!これはシリーズ追ってしまいますね〜〜
ホラー映画てなぜベッドシーン率多いのでしょうか。
工藤D絶対死ななそうだから安心して見てやれますね。スカイツリー
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海の彼方(2016年製作の映画)

3.6

みんなが当たり前のようにおばあに会いに集まっているのが素敵だと思いつつ、しがらみにも感じてしまった。
この一家で女性が結婚しない、子を産まない選択肢を取るのはなかなかに難しそうだなとか。そういうことを
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劇場版 BLOOD-C The Last Dark(2012年製作の映画)

3.2

中学生の時見た思い出が蘇る!これをおすすめしてきたお兄さんまじで謎センス。
意外と映像綺麗で、でもやっぱりブラッドラストヴァンパイアのかっこよさと刹那的な雰囲気には大負けです。

終盤の文人との再会に
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

4.4

友人にオススメされ友人宅で鑑賞後、家に帰って再度鑑賞。
勿論ワンカットという熱量にも圧倒されましたが、美しい画を浴び続ける快感。

ロシアの歴史に疎いためそれぞれのシーンの時代感がわからなかったのが悔
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

念願でした。アニメでないとできない表現。
実写だったらげっそりトラウマ映画になっていただろうな。

リアリティのあるショットとファンタジー的なふわふわとした怖いショットが入り混じる。これこそアニメ表現
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.5

物理的にいく!終盤のワクワク感よ〜
やっぱりビデオカメラのガサガサした質感て妙に怖いね〜…
あと霊媒師のところに行くシーンで思いましたが田舎の平屋一軒家など、懐かしさを感じるものに恐怖も感じる思考を知
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.8

こういう写真が撮りたいと思わせられる映画、というよりはもはや写真集を見ている感覚でした。
しかしながらストーリー性はあり、未来や過去という時間軸もある。
そして”静”の中に一瞬挟まれる”動”が目を惹く
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.7

これを同じ人間が作っているのかと思うと熱量にゾッとします。
どのシーンも山場で片時も目が離せなかったけれど、やはり冒頭の一つの部屋で次々と進んでいくシークエンスは圧巻でした。壁を侵食していく風景で段々
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(2021年製作の映画)

4.2

い、良い〜…まずフライヤーデザインが最高にイケてる。
あえて古臭く見せるのって意外と難しい気がするけど、前情報あんまし入れなかった私はまんまとファウンドフッテージだと気付きませんでしたよ…。
サインの
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

女性達が子育てや家庭に囚われることなくバリバリと働いていて良かった。仕事をする様を流れとしてではなく丁寧にじっくりと一つ一つの工程を映しているのにもリスペクトを感じた。

ジャニーズの件で、ファン(本
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